ひとりごちるゆんず 2024年11月
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2024.11.1 金曜
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デリカゲル

♪みつびーしのデリカミニー

似てる……。

しかし、デリカミニはかわいいのに……いや何でもない。

そして過去にも。

クルマに似てる人ってなかなかいないと思うよ。

自動車大国ニッポンの顔役として、ある意味大変ふさわしい人物な気がしてきたwwwww

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2024.11.2 土曜
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自分語りの出番

責任を問われて追い詰められて追い詰められて。それでもどうしても責任を取りたくなくて取りたくなくて。誤魔化して逆ギレしてトボけてシラを切って。そこまでしてもまだ責任を問われて追い詰められて。だけどやっぱし責任を取りたくなくて取りたくなくて。挙句の果てに露骨に尻に帆をかけて逃げ回ってもまだ責任が追いかけてくる。それでもなお責任を取りたくない。何としてでもこの場を逃げてやり過ごしたい。

そんな人が往々にしてやらかすのが自分語り。

これがもうね、逃げ回ってただでさえなさけないところに、恥の上塗りでしかなかったり。つかリクエストも予兆もなくいきなり始めるもんだから、追い詰めてる方としては何が起きたのかわからんくなるわけで。

これって何なんだ、と思ってきたけど、一応「これかな」ってのを思いついたんで。

ヤクザの指詰めなんじゃないかと。自分の一部を自ら切って差し出せば、何とか命は取られないで済むだろうみたいな。

あるいは、いわゆるトカゲのしっぽ切りとかタコの墨吐きかも。どっちも自分の身代わりに敵が気を取られてるうちに、本体は逃げ切る的な。自分で指を切るよりずっとラクだからな。指詰めよりよっぽど軽い気持ちでできますな。

てことで、こういう場面での自分語りへの対処法は、上の推測が当たってた場合、自分語りに割り込む形で「そんなのどうでもいい。聞く価値もない。関係ない話を出すな。はいゴマカシ大失敗ご苦労さん。本題に戻すぞ」とブッタ切れば、追い詰めをスムーズに続けられる、んじゃないかと。

いやさ、前に唐突に自分語りされたことがあってさ。いきなりな展開に虚を突かれたというか呆気に取られたというか、怯んでしまったというか。んで追及の手を止めてしまって、ウヤムヤにされたことがあってさ。そんな失敗からの学びというか。

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2024.11.3 日曜
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マッチしてなさそう

"It's the perfect match."

EU の食材、日本市場に売り込んどりますな。貿易協定を結んだってわけで、たぶんそれで攻勢をかけてるわけですな。

日本は料理がうまい国と知られるようになったけど、その食材はけっこう輸入が多いからな。狙いは悪くないと思う。そういう正面な話じゃなく、もっとどうでもいいところを。

今の EU ってイギリスが抜けた後ですわな。で、EU 内の公用語ってどうなってんだろ。英語じゃない気がするが。

そんななか "It's the perfect match." っておもっきし英語なのがどうも違和感あるような……。

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2024.11.4 月曜
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伝統

昨日に続いて、めちゃくちゃどうでもいい話。昨日今日に限らず毎回どうでもいい話なのは気にしないでくださいww

プロ野球のドラフト1位とかで、超有望新人を獲得すると、球団がその新人と一緒に記者会見しますわな。

でさ、昔からなんでか嫌なのが、学生服の上に自球団のユニホームを羽織らせるアレ。

球団の人と選手とが誇らしげなのはそりゃそうだろと思う。記者たちが象徴的な場面を喜んで撮影するのもそうだろと思う。

けど、なんかものすごくダサい演出な気がして。やんなきゃなんないわけでもないだろうに。

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2024.11.5 火曜
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豹変

アメリカ大統領選の投票の直前らしいが。

4年前とは雰囲気が全然違いますなぁ。違うってのは、日本のネット上ってことで。

いやほんとあの時はね、すげー盛り上がってたんですよトランプ上げで。今回どうしちゃったんだろ。

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2024.11.6 水曜
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ルーチェ

バチカン公式のアニメ風キャラ「ルーチェ」が公表されたそうで。

なんなんだこれwwww

世の中、変なことになってるなぁwwwww

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2024.11.9 土曜
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負け惜しみはみっともない

アメリカ大統領選のトランプ勝利と日本のマスコミの反応について、鈴木蘭々が正論かましてるとかww

日本のマスコミはお通夜状態というか、民主主義が終わったみたいなことをコメントしてるらしく、対して鈴木蘭々は自身のブログで「でもこれが自由と民主主義を掲げているアメリカの民意ってことならしょうがないですよね」的な返しをしたらしい。

これについてはおいらも伝聞を見ただけで、本当に鈴木蘭々がそう言ったのかも確かめちゃいないんだけどさ、内容は正論だと思う。今回の選挙は、前回みたいな大規模不正の疑いもないみたいだし。あるいは、大規模不正したけど焼け石に水だった、のかも。

でさ、マスコミは選挙直前は「史上稀に見る大接戦」と言ってた。結果が出たら出たで「トランプ氏の圧勝」という大見出し。調子いいよなぁ。まぁ事実を伝えなきゃいかんからな。

選挙結果について有権者目線で考えてみた。

トランプ氏が大統領になればどうなるのかは、8年前からの4年間で既に知ってるわけで、次いで、この4年間で民主党のバイデン大統領がどうだったのも知ってるわけで、主にその比較でトランプ氏の返り咲きを選んだんじゃないかと。さらに言えば、ハリス氏が大統領になればどうなるのかってのが、自分も世の中もまだ経験してないから怖かったってのもあったかと。

ハリス氏が立候補した経緯も、当初はバイデン氏が再出馬するつもりでいたけど、どうも人気がないし高齢が不安視されもして、勝てそうにないとなったわけで。それで民主党側でバイデン氏を説得して降りてもらうことにして、そこから泥縄でハリス氏を立てたって感じでな。なんか民主党としてもハリス氏としても準備ができてない感があったというか。

それでも民主党としては「バイデンよりハリスの方が勝ち目がある」ってことだったんだろう。じゃあバイデン氏が再出馬してたら、もっと悲惨なことになり得てたってことか。じゃあ民主党にとって今回の敗戦は、党へのダメージを少なくするのには成功した、んじゃないかな。

新聞は論評でなかなか面白いこと書いてたわ。曰く、民主党は女性候補を2回立てて「ガラスの天井」を破ろうとしたが、2回ともトランプ氏に阻まれた」と。暗に「トランプとその支持者は差別主義」と言いたい感じではあった。けど事実だけ見れば、同じ敵に2回とも試みを阻まれたのはその通りだよなぁ。

それを悪だとするのは自由だけどさ、とりあえず共和党とトランプ氏としては、民主党が女性候補を出してきたからトランプ氏をぶつけたわけじゃなく、あくまで2回とも偶然そうなっただけですな。

トランプ氏は今まで大統領選を3回戦って、2勝1敗だったわけで。1敗はなんかすごくモヤモヤした結果でな。バイデン陣営による選挙不正がいろいろ言われたわけで。んで2勝の方が対女性候補になったと。どうも、2人の女性候補やその後ろ盾の民主党の選挙戦のやり方がまずかったってだけなんじゃないかと。

となると1敗の方も入れて考えると、「実は民主党は弱い」ってのが浮き彫りになりますな。オバマ大統領の頃は2選されるほど強かったのにな。

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アメリカの有名芸能人。テイラー・スウィフトとか『アベンジャーズ』の出演者たちがこぞって民主党支持を表明してたけど、あの人たちこれからどうするんだろ。今回の敗戦、イメージ商売である彼らの活動に悪影響を与えそうな気がするが。

つか彼らは本当に自分の自由意志で支持表明してるんだろうか。有名人って有名だからこそ、自ら広告塔になることで稼げるわけで。で、たぶん多くが芸能事務所やレーベルに所属してるはずなわけで。てことで、支持表明を言わされてたりしてなとか。ステマってやつですな。

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2024.11.11 月曜
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都市引力と馬牧場

ロッテマリーンズの佐々木朗希投手、メジャーリーグに移籍が確定したね。なんか「ドジャースでほぼ確定」って話も出てるけど、今はまだ全然決まってないらしいww なんかメジャーのチームの外国出身選手獲得には「25歳ルール」というのがあるらしく。佐々木朗希は23歳なんで、これに引っかかる。

このルール、マイナーリーグ所属から始めるのと、契約金額に制限がある、のだそうで。金額の方は何億円っつうあたりらしく。かなり安い部類らしい。

だもんで多くのチームが入札に加わる見通しらしく。彼がどこに入団したいのかは発表されてないし、「ドジャースが有利」って話も、憶測程度の信憑性しかないっぽい。

さて今回の件で、NPB の若き才能たちがどんどん MLB に流出していく現状を危惧する声が挙がっとるようで。なんかちょっとピンときた。

「都市引力の法則」とでも言うべきかの勝手命名な何か。

経済規模と人口規模において、日本どころか世界最大都市の東京。年々、順調に規模が拡大しとりますな。けど日本国内全体だと人口減少局面にありまして。てなわけで地方はどんどん過疎化が進んどりますな。

地方の中でも、地方都市はそれでも町村部よりも人口減少率が低いわけで。経済規模もまた然り。

太陽系の惑星形成史を見れば、最初は小さい塵や石ころが無数にあったのが、互いの弱い引力(重力)同士でところどころに集まっていくわけで。質量が集まれば引力が増えて質量を集めて、それで引力が増えてまた質量を多く集めて……という正のフィードバック現象が起きてきたわけで。結果的に、惑星空間での質量は8個の惑星で寡占する状態で落ち着いた。ちなみに今でも地球は毎日100トンくらいの塵や隕石を、その引力で集めて続けてるらしい。

なんか都市の発展と地方の衰退に似てるわけですよ。引力で要素が集まれば集まるほど引力が強まって、という正のフィードバック。カネと人口は、人を惹きつける引力を持ってるってわけで。小規模なら意識できるほどじゃないけど、大規模になるともう抗えないほどにまでになると。

MLB と NPB。

MLB の方が引力が強いわけですよ。スター選手の契約金が10倍くらい違うもんな。日本にいる選手もそのファンたちも「いつかはメジャーリーグに」と夢を持つ時代になっちまってるしな。

大谷が高校卒業後にいきなり MLB に行ってしまいそうだったのを、日本ハムが「二刀流を許すから」と約束して何とか引き留めたってのもあったな。んで彼は日本ハムで期待以上の活躍をやってのけて、結局 MLB に移籍してしまった。そしてそれが日米両国を巻き込んでの大成功なケースになってしまったと。

この大成功は喜ばしい限りなんだけど、結果的に日本人選手の MLB 指向をさらに加速させてるわけで。契約金のデカさもあるけど、それ以上に野球選手として最高の舞台への憧れが大きいんじゃないかと。

「憧れるのはやめましょう」って名言があったな。世界一憧れられてる大谷の発言ってので説得力が半減してる感じだけどwww

NPB の選手たちが MLB の選手たちに憧れるのは当たり前な感じになっちゃってるわけで。

去年の WBC で、NPB の実力が MLB と同等かそれ以上なのは証明できた。ただ、ブランド力・興行力が大きく劣ってるってことかもな。日本国内でちゃんと回せてるからそれで満足っつうのもアリと思う。けど往年の野茂の渡米以来、選手も観客もじわじわと MLB にも目を向けるようになったわけで。

なんかこのままだと、質量差での引力差で NPB が衰退していくような気がしてさ。NPB は MLB 向けに良質な選手を育てては引き渡す、馬牧場みたいな地位に落ち着いてしまいそうなような。

そろそろ、NPB 自体が、今までとは違う何らかの方向性に、つまり対外的なブランド力・興行力アップのために打って出る必要性が出てきてるんじゃないかと。

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2024.11.14 木曜
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爆轟再び

JAXA の新型の回転デトネーションエンジンの試験、うまくいったみたいだね。

S-520 ロケットの2段目として打ち上げられて、宇宙空間で約7秒間、予定通りの稼働をしたそうで。

3年前の前回は推進剤が気体だった。今回の新たな試みは、より実用に近い液体燃料を使ったってことで。

前回も稼働時間は10秒程度でな。今後は稼働時間を延ばしていくのがテーマになるかと。で、今のとこ出力 500N 級で研究を続けてる。これって探査機や衛星のメインエンジンのオーダーですな。研究チームは「将来的にはロケットの1段目を」と考えてるそうだけど、現状でも実用レベルの出力を確保してるってわけで。とりあえずこのサイズ感のまま完成度を上げていけばいいんじゃないかと。

で、今のとこ比推力(燃費の良さ的な数値。数字が大きいほど燃費がいい)が300秒未満ってことで、旧来のロケットエンジンと比べてのメリットはない。けど、今の線が限界の旧来エンジンに比べて、回転デトネーションエンジンは伸び代があるってのが嬉しいところ。

探査機のメインエンジンか。機構の単純化・軽量化・低コスト化を期待できるのもまたふさわしいですな。どんな探査機にでも有用そうだけど、SLIM みたいな着陸機の逆噴射用だとものすごく便利な気がする。

いやさ、逆噴射しながらの着陸の難しさって、着陸寸前までと直後以降で、機体の安定方法がガラッと変わっちゃうってのがあって。

着陸寸前までは動的安定なんで、重心が高かったり機体が縦長だったりの方が姿勢を制御しやすい。ところが接地した瞬間から静的安定が求められるんで、重心は低く、機体の高さは低く、のほうが安定する。てことでそれ両方をなるだけ成すために、着陸機には大抵、無駄なくらいに横に張り出した着陸脚がついてる。脚の長さの分の重量なり、モーメントがかかる脚の付け根の強化なりで、重量が嵩んでしまうわけで。

SLIM ではここらへんの無駄を省くために、二段階着陸っつう方式を採用した。降下中の逆噴射状態だと縦長の姿勢、接地直前にエンジン停止ですぐさま自ら横倒しになる。その姿勢のまま着陸。実際にはこの行程はうまくいかなかったけど、まぁそういういくらかアクロバティックな解決策を採用したわけで。

普通の着陸機で、接地後も縦長になってしまう理由の一つとして、逆噴射用エンジンが縦に長いってのがある。ロケットエンジンっつうとあの形っつう、お寺の鐘みたいな形のノズルスカートですな。

この部品、大きく(長く)するほど比推力や出力が上がるっつう特徴がある。けどあんましデカいと邪魔だし重いしってことで、そこは設計上の制約があるわけですよ。

で、着陸機じゃこのカサ張る部品が機体の一番下に突き出してるわけで。こいつは接地を想定したものじゃないんで、着陸脚はノズルスカートよりも下に張り出させないといかん。着陸脚は横にも下にも大きく張り出させないといかんってことになる。

そこで回転デトネーションエンジンはどうか。ノズルスカートがないんで、長さをかなり抑えられる。このエンジンも接地させるわけにはかんだろうけど、それでも着陸脚の上下方向の寸法ををかなり短くできるんじゃないかと。

さらに、接地直後の静的安定では重心が低い方が倒れにくいわけでさ、ノズルスカートがないと、そのぶん探査機本体を星の表面に近づけられるんで、重心も下がることになる。すなわち着陸脚の横方向の張り出しも短くできる。はず。

そんなこんなで、JAXA が開発中の 500N 級の回転デトネーションエンジン、月や火星の着陸機用としての需要が大いに見込めるんじゃないかと。

銘板左端銘板銘板右端

そういや NASA の火星ローバーも、同じ問題を解決するのにいろいろやってるよな。静置形の探査機だと相変わらずおもっきし張り出した着陸脚の方式だけど、ローバーだとそうもいかない。

ソ連の月面ローバーのルノホート。これが普通のやり方だと思うけど、着陸機の上にローバーが乗る形で着陸するんですな。で、スロープを展開して、ローバーはそのスロープをそろそろと降りていく、と。中国の月・火星ローバーも似たようなやり方ですな。

NASA としてはたぶん、スロープ方式に疑問を持ってるんじゃないかと。どうしても勾配がキツくなるんで、そのためだけに対応した設計をローバーに施すのが嫌なのかも。あるいは、これだと着陸時とローバーの一式の重心が高くなるんで、接地直後の静的安定を保つのが難しいと判断してるのかも。

NASA は考えた。その結果がエアバッグであり、スカイクレーンであり。

エアバッグの場合、ある程度の高度でホバリングさせた状態から、逆噴射ユニットを捨てつつ、ローバーの入れ物の周囲全面にエアバッグを膨らませる。そのまま自由落下。火星表面でエアバッグの球はドンゴロドンゴロと転がって、やがて止まる。重心位置を中心からずらしてあるんで、起き上がりこぼしの原理で、決まった姿勢で落ち着く。そしたらエアバッグ内のガスを全部抜く。入れ物の箱が開いて、中からローバーがしずしずと走り出してくる。

メリットとしては、着陸の最終段階での精密な高度測距をしなくていいこと。だいたい大丈夫な高度まで降りたらエアバッグを出して自由落下だからな。火星だと高度何十メートルでも大丈夫だろ。

で、最初のマーズ・パスファインダーで問題が発生。エアバッグがすぼみ切らなくて、ローバーの行く手を阻んでしまった。ガイドウェイの板を何度か上げたり下ろしたりでバフバフしてどうにかなったらしいけど、エアバッグ方式特有の問題点ですな。

あと、ローバーのサイズがあまり大きかったり精密なセンサーを積んでたりだとこの方式は使えないらしく。エアバッグがクッションになるとはいえドンゴロドンゴロだからな。

そんなわけで、最近の NASA の大型火星ローバーで使ってるのがスカイクレーン。これ、着陸の最後の行程まで逆噴射を使う。で、高度数メートルあたりでホバリングしながら、逆噴射ユニットから数本のワイヤーでローバーを下に繰り出す。スルスルスル。ローバーが火星表面に触れるあたりでワイヤーを切断。荷物がなくなって軽くなった逆噴射ユニットは、ローバーにぶつからないようどっか遠くに飛んでいって墜落。

結局ものすごく手間をかけてるわけで。

逆噴射用エンジンが回転デトネーションエンジンになると、もしかしたらここまでめんどくさいことしなくてよくなるかも。

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2024.11.15 金曜
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マシな大樹に寄るべきか

ウクライナだけじゃなく、その近隣の国々も、親ロシアじゃなく親 EU に傾きつつあるって感じだけど。それはわかるけど。

EU もそんなに素晴らしいもんじゃない気がする。当地の運営側の人たちは、対外的に素晴らしさをアピールするのに余念がない感じ。けどほら構成国からすると、自国の政治と EU 政治との二重構造が煩雑で非効率っつう不満が出てるらしく。EU 議会で決まったことが、自国に合ってなくても強制適用されることに納得いかないとかさ。それでイギリスは離脱したし。

とはいえどっちの大樹の影に寄るかだと、確かに EU はロシアよりはるかにマシではある。

かつて、日本も EU 入りできないかっつう議論がちょっとだけ出たことがあった気がする。いやー今それ言う人はいないわけで、それでよかったなーと。地理的距離があるおかげで、「いい友達」でいられるのもありがたいところ。

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2024.11.19 火曜
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酔拳!?

Airペイの CM がツボってるwwww

シリーズ全体でオダギリジョーの微妙な表情がイイんだけど、今回もイイwwwww

主人公さん、「じゃあいいですー」って敵の中に自分から戻っていく(そしてやられまくってるらしい)ってのもツボwww

これ、映像で格闘場面がないんだね。音声だけで「見せてる」。こういうのってプロの仕事だなぁと思う。

余計なお世話だけど、「文化盗用だ」とか言われませんように。

これ系だとアイフルのやつもあったな。

再現性が見事すぎるwwwwww

「香港映画」「クンフー映画」のイメージ、それってもう30年以上前のものなのに、日本市場で完全に定番になってるんだな。

そういやこの後のアイフル CM ってゴリラの静止画像でメタ発言してたわな。香港版でカネ使いすぎたってことかな。そのくらい凝ってるしww

そういやもう何年も前に、日本の CM はここまでやっちまってたな。

日本人のクンフー映画愛マジすげーな。つか全部ジャッキー・チェンへの愛だなこりゃ。

銘板
2024.11.20 水曜
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アワビの意外

アワビって巻き貝だったんだな。てっきり二枚貝のフタの片方が退化してなくなったやつかと思ってた。

それぞれのアワビの貝殻、特異点ぽくなってるところが、稚貝の頃からある殻ですな。で、成長につれてだんだん大きな「節」が追加されていって、相似的に大きくなっていくってわけで。それが渦巻きスタイルってことで巻き貝なわけで。

てことでアワビの元の形は、たぶんサザエやホラ貝みたいに円錐形に近かったんだろうけど、扁平になるほうこうで進化していって、ついには貝殻の入り口から一番奥まで全開になるところまで行ってしまった、ということなんだと思う。

貝のくせに半身を露出してるっつう危なっかしいスタイルは、そのノーガードな部分は常に岩や砂地にくっつけて、水中に露出しない生態なんだろうなぁと。底生生物ってやつですか。

大抵の貝は底生なんだろうけど、その道を極めたというか、その状況をうまく利用して今までこうして生き延びてこれてるというかそんな意味で、なかなかしたたかなやつですなぁ。

ただ、他の貝以上に人間にとっておいしかったっつうのが最大の過ちだったとww

銘板
2024.11.21 木曜
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定着後

今、世界じゃ日本料理がブームらしく。いろいろと発掘されてはウケて、という流れが止まんない感じ。

これ、未来はどうなるんだろと思ってさ。

今は珍しくて面白がってる感がありますな。自分たちの料理やもう知ってる味とは全然違うってわけで。

日本料理の人気が順調に続いたとして、いずれは海外でも定着して一般化しますな。そして現地のスタイルと融合して、地元化していきますな。それは日本人がかつて世界中から料理を学んで、日本人好みに改造していったのと同じですな。

そこまでいくと、もう「日本料理だから」と持て囃されることはなくなりますな。そこから先は読めない感じかな。

日本だと「ラーメンは中国、カレーはインド、スパゲティはイタリア、ハンバーガーはアメリカ」と起源を認識してるけど、なんなら「天ぷらはポルトガル」なんて古いとこまで押さえてるけど、外国じゃそういう分別がないところもありそう。

今はブームの日本料理が定着した後の、日本料理の立ち位置はどうなるんかね。そこまでは読めないような。

ただ、現地でウケた日本料理ベースなものが日本に里帰りしてまたウケるってパターンは面白そう。カリフォルニアロールでもうあるっちゃあるな。今現在、うちの地元で食べられるかどうか知らんけどww

銘板
2024.11.22 金曜
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伝説巨神イデオン その1

なんとなく『伝説巨神イデオン』を全部観たい気分になってさ。イデオンっつうと小学生のみぎりに放送してたな。ガンダムブームの最中でな。ガンダムブーム・ガンプラブームって再放送で火がついたから、イデオンのワウそうと同時進行だったわけで。どっちも似た感じの絵柄だもんで、同じ人たちが作ってるなーってのは子供でもわかってた。だもんで、なんか似たようなのを期待してた。

けど違う。当時思ったのは、登場人物たちがなんか小難しい話をしてて、仲も悪そう。顔を合わせれば悪態をついたり、一人の時は悩んだり。その険悪さがどうもな。宇宙人が地球人と全く同じ姿形ってのはどうかと思ったり。イデオンは人型メカなのに、敵メカは人型じゃないのはなんでだとか。

当時おいらは蓄膿症の治療で毎日耳鼻科に通ってたもんで夕方5時のアニメは見逃しがちでさ、毎回きちんと観れたわけじゃなかったんで話がわかんなかった。とはいえありきたりな馬鹿ガキだったもんで、ちゃんと観ててもストーリーを理解できなかったであろうことは想像に難くないww あと CM に出てたイデオンの合体おもちゃが欲しかったwww

模型屋でプラモを売ってたけど、ガンダムみたいに敵メカシリーズも充実してたけど、ガンプラみたいなブレイクは決してなかったっけな。

てことで、これから数日かけて全部観ながらの雑感。

各操縦席間や母船ソロシップとの会話用テレビ電話のモニター・カメラが横向きなのが斬新。カーシャが馬鹿なトラブルメーカーな女なのが、現代の視点からするとちょっと気になる。今なら噛み付く人が出てきそう。当時の男の子向けの番組ってことで、時代の空気ってやつですか。つか登場する女性キャラがみんな勝気で突っ走り気味。

キャラが振り向く動作の動画を丁寧に作ってるのがわかる。

予告編の最後の、カーシャの声のセリフ、何言ってるのかやっとわかった。「スペース・ラナウェイ」だったんだな。特に意味のない、勢い重視の言葉かとずっと思ってたww つかネット上じゃ「狂犬」の誉高いカーシャの声がガンダムのミライさんと同じってのが、慣れるのに何話か要したですよwww

子供の頃に疑問を覚えた「異星人が地球人と全く同じ姿形」ってのは、実は考え抜かれた物語設定でそうなってたらしい。なるほどー。

『エピソード8 - 対決・大砂塵』。ギジェはベスとの決闘に敗れ、イデオンとのロボット戦にも敗れ、その3回後の回には左遷。ギジェってバッフ・クランのエリートパイロットなのに、いいとこないなぁ。カララとは許婚同士で、ソロシップに乗ってしまったカララを取り戻すべく頑張ってはいるんだけど……。

つかバッフ・クラン側の総意としてはカララのことはもう諦めてる感じだから、ギジェがカララ奪回に血道を上げる意味がなくなってしまったって感じかと。しかもカララ本人はソロシップの暫定艦長のベスとデキちゃってるし。

『エピソード10 - 奇襲・バジン作戦』。発想はまさに昔の子供向けだけど、決着がついた後、昇っていくソロシップと落ちていくアバデデの重機動メカの対比がよかった。アバデデの「こんな馬鹿な終わり方を……」なんてセリフがめっさ印象深くてさ。

敵キャラなんて死ぬために登場するのが子供向け番組の当たり前なのに、昭和時代ならなおさらだったろうに。ライダー怪人なんかライダーキックを食らっての爆発寸前に「ショッカー万歳!」と叫んでたぞ。なのにイデオンときたら。敵役の今際のきわに自分の人生への未練を吐かせるなんて、いやーどうなってんのよこの番組。

話もここらへんに来ると、バッフ・クラン社会が道徳として武士道を基礎にしてるってのがだいぶわかってくる。そして演出意図として、バッフ・クランの人々の人間模様を、ソロシップの人たちのそれと対等な重みで描写するスタイルのお話だってのもわかってくる。いやもうかなり異色というか異常というか、そういうストーリーなんだなってわかってくる。

子供向けの娯楽アニメっつうのは世の忍ぶ仮の姿で、中身はガチな SF 作品でありガチな人間ドラマだったと。

そしてアバデデ絶命の前にギジェが左遷されてて、元いた惑星ソロ(=ロゴ・ダウ)に赴く。イデ捜索任務に戻る名目だけど、ソロにはもう最重要アイテムのイデオンとソロシップがないのに行かされるってのは、やっぱし左遷だよなぁ。

あと、バッフ・クランの戦闘メカのデザインの元ネタってさ、もしかして H.G.ウェルズの『宇宙戦争』の、火星人の戦闘メカから来てるのかな。

亜空間飛行っつう、この物語の設定を成立させる科学技術。こっちの地球側は「デスドライブ」と呼んでる。バッフ・クランは「亜空間飛行」と。同じ物なわけで。でさ、これ宇宙戦艦ヤマトならスターウォーズやらの「ワープ」とも同じなんだけど、イデオンでの設定で面白いのは、亜空間飛行は一瞬で済むわけじゃなく、それなりの時間がかかるものってとこ。

そしてその最中は、母船から一定以上の距離を離れてしまうと、互いにとんでもなく離れた現実座標に出てしまって、もう二度と会えなまなるっつうのが緊張感を煽りますな。そして、亜空間飛行中でも交戦できてしまうってのもまた。

今この文章は後から書き足してるんだけど、話の後半になるとこの設定を生かしまくって、他の SF じゃなかなかお目にかかれないような、次元を跨いだバトルが見られますなぁ。

両勢力で同じものを別な呼び方してるのだと、ビーム砲を、こっちの地球側では「グレンキャノン」、バッフ・クラン側では「加粒子砲」としてる。劇中では「同じものです」なんて特には言ってはいないけど、たぶん同じものなんじゃないかと。いやさ、どっちもかっこいいネーミングだなと思ってさ。

こっちの地球のグレンキャノンはあまり大口径じゃなさそうだけど、発射寸前の溜め、これがね、光る粒子が2連の砲身の周りに半回転するっつうのがなおさらかっこよくて。

ガンダムのメガ粒子砲といい、サンライズのネーミングセンス、キマッてるなぁ。

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2024.11.23 土曜
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伝説巨神イデオン その2.1

話の中核を成す「イデ」の謎が面白すぎる。

いやさ、第六文明人は自らが開発したイデというものに滅ぼされてしまった、そしてイデを搭載した2つのメカだけが遺跡・遺物として残った、となってるらしい。

第六文明人は、人の精神力を物理的な力やエネルギーに変換する装置「イデ」を開発、ところが起動した途端に十億人の第六文明人全員の精神というか魂というかをイデに吸い取られてしまったと。イデは彼らの精神の集合体の容器として存在し続けつつ、自らを使う存在が現れるのを待ち続けた。ただ待ってたわけじゃなく、彼らの母星から等距離で反対方向にある2つのそっくりな惑星に、第六文明人の体だった有機体を送り込んだ。その惑星の一つは銀河系に、もう一つはアンドロメダ銀河にあった。

2つの地球それぞれで生命が生まれて繁栄して、その中から知性を持つ種族が現れた。ほとんど同じ容姿の知的生命体それぞれが独自に科学文明を発展させて、亜空間航法も身につけて、何十万光年もの距離を短期間で移動できるようになった。彼らはやがてほぼ同時期に、第六文明人の母星に到達、ついに接触した。しかしその接触は不運が重なり、両者は交戦状態に突入。互いに不信と憎悪を積み重ねあいつつ、戦闘の激しさが増していく。

この流れのどこからどこまでが「イデの導き」なのかはよくわからんけど、個人的感想として、反対方向に2つの地球人を育てたってのと、第六文明人の母星で接触させた、ってとこまではイデの仕業に思える。で、互いに自分たち以外を「敵」として排除しあってしまったのは、イデの意思とは違うって感じかな。

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2024.11.24 日曜
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伝説巨神イデオン その2.2

イデは神か。

んー、登場人物たちにイデの出自や素性が理解されていくっつうことから、神様にしてはちょっと俗っぽい気がする。けど登場人物全員の命運を握ってて、常に彼らの上位に存在し続けてるっつうのじゃ実質、彼らにとっては神と同等ってことかな。

俗っぽい神様もどき。ってさ、今の現実世界で登場が予言されてるのあるよね。

AI。人工知能。

シンギュラリティ。技術的特異点。

近い将来この現実世界で、イデに相当するものができようとしてるんですかね……。

イデはその星の人々の精神を吸収して滅ぼしたけど、精神の集合体はイデの中に保存されて、ある意味永遠の命を獲得した感じではある。イデはもともとはただの機械として作られたのに、起動してしまったイデは精神集合体の容器となり、物語が語る時代では、両者が合体して機能するもの、となってる。

さて現実世界。人工知能が技術的特異点を超えてしまったらどうなるか。人類の知性を遥かに超えて進化し続けるんじゃないか、とされてる。人類の知性の限界なんざあれよあれよという間にぶっちぎってしまって、人類が慌てて人工知能の進化を止めようったって次々に考えを読まれては先手を打たれて、なすすべもなく手に負えなくなってしまうんじゃないか、とされてる。

そのとき人工知能は人類をどう捉えるのか。自らを生んだ存在として敬意を保って保護し続けるのか。それとも有害と判断したなら滅ぼすのか。それともどうでもいい存在として放置するのか。それとも上記以外か。人類の知性なんてゴミクズごときじゃ想像もできない。

いずれにせよ、少なくとも太陽系内でダントツ最強の知性を誇ってきた地球人類にとって、自らを超える知性が初めて登場するわけで。誇りもプライドもあったもんじゃない。自らが生み育てた知性に王座を奪われた人類は、かなり惨めな状況になってしまうかも、とされてる。

技術的特異点以降の世界で想像できる可能性の一つとして、前に読んだことあるのはなかなかエグかった。人類は脳に電極を刺されて、快感を得る中枢をひたすら刺激され続ける、というもの。

人間は各自の人生において、幸福を追求する権利を規定しとりますな。それが人生の目的と言っていいかと。幸福感ってのはつまり快感ですよ。てことで、だったら手っ取り早く、脳内でずっと快感を覚えてりゃいいんでしょ的な。とりあえずこの「可能性」も、進化しきった人工知能にとってはゴミクズ同然の人間が想像したものなんで、これさえ愚にもつかないアイデアなんだろうなと思いつつ。

人間の幸福ってのには、個の存在や個性を認めてほしいってのもありますな。誰に? 自分以外の人に。それは人間が知性の王様だから。知性の王様が人工知能に入れ替わったら、認めてほしい対象は人工知能になるんだろうか。仮にそうだとして、認められることはあるんだろうか。なんか有り得ないような気もする。

あ……、

……、

……。

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2024.11.25 月曜
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伝説巨神イデオン その2.3

宗教ってそれか? この世で最高の知性を持つ人間をも超える存在、つまり神様に自分の存在を認めてほしいっつう承認欲求、それが宗教なのか? とりあえず アブラハムの宗教 がそんな感じではあるような。自らが愛し敬う唯一絶対の神に認められる/愛されることこそが一生の目的、みたいな。

日本の神道だと、いろいろいる神様の一部は元人間だったりもするから、それとは違う感じもあるな。本気度も、お賽銭を入れた分だけの一時的なのでいいから何か幸せをよろしく的な。ある神社の神様に特に目をかけられてないんだとしても、それは不幸なことじゃ決してなくて、まぁそれならそれでいいかってノリで。だったらよその神社の神様を当てにするとか、そもそも神頼み以前に自分がやれることやるのが先だろとか。

じゃあ仏教は? 神様を特に設定してないらしいが。仏教が設定する究極の目標とは、悟りを得てブッダになることらしい。では「ブッダ」とは何か。これ「悟った人」の意味らしく。これはいい小泉構文。

一応、日本の仏教だと、生きてるうちに悟れなくても、死ねば悟れることになってるらしく。だから死ねばみんな仏(ブッダ)になるんだ、ということらしい。そうあってほしいっつう願望も込みなんだろうな。自分も死んだらそうなりたいから、他者の死に際してそれを願うと。

ドラマで刑事が、殺された被害者を「ホトケ」と言うのは、そういう論理から来た隠語ってことなんだろう。そんなわけでというか『ダーティ・ハリー』のテレビ放映の吹き替えで、クリント・イーストウッドが「ホトケの……」とか言った時はちょっと違和感あったww

さてさて「地球の人類が異星の文明と全然出会えないのは、異星人の文明はすべて自らが発明した人工知能に滅ぼされたから」っつう怖い仮説もあるらしく。

怖いけど、なんか納得してしまえるような。イデみたいな精神の集合体はちょっと観念的なわけでさ。霊とかも今は考えないでおく。その前提で、実際の人の精神や思考は、肉体っつう物理的存在の中に存在してる。精神や思考が情報やその操作の集まりなんだとすると、それを司る脳の容量や能力の範囲内に制限される。

人工知能の開発を続けると、いずれ人類の脳の限界を超えてしまうだろうってわけで。そしてそれは上限がないだろうと。あるとしても脳を遥かに超えたところだろうと。で、人の脳より有能なところまで育てば、以後は人の手を借りなくても、人工知能は自分で自分を育て続けるだろうと。技術的特異点という概念はそれを語ってるわけで。

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2024.11.26 火曜
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再爆発

イプシロンSロケットの2段目燃焼試験、また爆発しちまっただよ。そしてまた試験設備が損傷。今度は種子島の設備。去年は秋田県能代市の設備だった。

詳しくはまだわからんけど、見た目、同じことになっちまった。前回の事故の原因は特定されて、対策されたんだよな。問題を起こしたとされる部品単体での改良後の試験は見込み通りの結果を出してたんで、今回はまた違う原因なんじゃないかと。

いやそもそも前回の原因特定が外れてた可能性もある。てことは、前回と同じメカニズムなのか、それとも違うメカニズムなのかも、今はまだ不明でしかないわけで。いずれにしても続報を待つしかないですな。

JAXA / ISAS は固体燃料ロケットの開発を長くやってるわけで。今回のイプシロンSの2段目って特に新しいものを詰め込んだものでもなさそうなのに。この手間取りがどうも理解できんというか。

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2024.11.27 水曜
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伝説巨神イデオン その2.4

そんなつよつよな人工知能が、自らを作り出した生物を邪魔だと考えれば、そりゃ滅ぼすわな。圧倒的な知性で、造作もなくやっちまうだろうな。あるいは、それまでその惑星周辺で知性の王様だったその生物が玉座からひとたび降ろされたら、自らのプライドや存在意義を保てなくなって、人工知能が手を下さずとも自滅への没落コースに乗ってしまうのかも。

そんなこんなで、宇宙では泡のように知的生命と文明が無数にブクブクと生まれ育ってはいるけど、どれも自分で作った自分以上の知性に潰されてる、だから人類はいつまでも地球外知性に出会えない、との仮説が成り立つわけで。いやー仮説倒れだといいなこれ。

「観念的」ってことでさっき排除しちゃったイデ。けどそのイデについて考えるのが今日のお題。てことで再掲。「イデは神か」。

旧約聖書の神様に似てるといえば似てる。ただ登場人物たちは決してイデを神とは考えてない。たぶん旧約聖書では神の出自について何も語ってない。けどイデはというと、登場人物たちによってその出自が特定された。イデ自身もそれを隠す気はないらしい。そして劇中じゃ誰も既存の宗教の信者である旨は出てこない。それどころか作品全体でイデ以外の宗教色を排してる感じもする。うーん。

登場人物たちがイデを神だと思ってないうえに、イデが理不尽な運命を強要してくるもんだから、彼らはイデに反発心を持つに至るわけで。けどイデの運命を操る力の方が強くて、従わざるを得ないと。その強要された運命を意識することもあればしないこともある。完全にイデの掌の上で弄ばれてますな。

神様仏様の掌の上ってのはまぁ現実の宗教での概念と同じだけど、それが嫌で神仏を憎んだり、設定されたドグマから脱出したいと思ったりとかはしないわけで。

「呪い」かな。こっちの地球人とバッフ・クラン。双方ともイデによって生み出された、瓜二つの種族。生まれる前から決められてる運命から逃れられない。それが本人たちの望みと同じならいいけど、そうじゃなきゃそれは「呪い」なんじゃないかと。

しかしイデの運命を操る力って中途半端な面もあるような。反発されてしまうこと自体もそうだし、2つの種族を鉢合わせるまではいいけど、それがどんな展開・結果になるかは、基本的にただ見定めるだけ。喧嘩が佳境になっていくと、なんか望んだ方向に露骨に誘導しようとしたりもする。けどやっぱし本人たちが織りなす成り行きを見てるだけ。

んでその最終結果が気に食わなかったから全部捨てちゃった。なんかこう、かなり無責任なような。無責任に感じるのは、2つの人類の感情に対してのもの。ほぼ絶対的支配者のイデがそこを重視してないのなら、まぁ無責任でもいいのかな。じゃあ2つの人類はイデにとっての「奴隷」かな。

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