IT やら AI やらで自動化が進むと、その結果人間がする仕事がなくなっていく、とまぁよく言われますな。
日本は今は人手不足モードだもんで、その方向をどんどん進めていくといいんじゃねとは思うけど、もっと先には、その少なくなった労働人口をさらに下回る仕事不足になりそげでもあるような。
とはいえ、自動化での労働削減って思ったより進んでないようにも見える。たぶん目立たないところで進んではいるんだろうなってことで。
そもそも人間が今やってる労働って人間向けな形をしてるわけで。コンピュータやロボットがすぐに取って代わるってわけにもいかないんだろうと。
現状は、労働はまだ機械に向いてないのが多くて、機械の側も都合よく人間の労働力と交代できるところまで作り込めてない、というあたりかと。
となると、「今は機械ができる範囲内での自動化を進めている」となるわけで。
となると、「ここを急ぎで/重点的に自動化してほしい」という世の中からの要望は二の次となるわけで。
ミスマッチが出まくりってわけで。
もう20年くらい前からの傾向ではあるけど、自動化は人の仕事を奪うというより、人の仕事を横で手助けして効率化するという、助手の役割にとどまったままって感じ。
ネット上には完全自動なサービスが溢れてるけど、インターネットという場それ自体が、30年ほど前っつう比較的最近から形成され始めたものでもあって。旧来の仕事の場に爆発的な革命を起こしてるかっつうと、間接的な影響で止まってるというか。手助けのレベルだよな。
いやさ、『バック・トゥ・ザ・フューチャー Part 2』で描かれた2015年の様子って、1990年の映画なもんだから、現実の2024年になってもいろいろそうなってないのはいいとして、せめて映画に倣って、ガソリンスタンドの給油作業の自動化くらいしてくれてもいいのにな、とかさ。思い出すたびにそう考えちゃって。
セルフスタンドでもセルフじゃないスタンドでも、人が手でノズルを給油口に入れてトリガーを引くというのがね、なんで今の時代になっても昔ながらの人手作業なんだろうと。
おいらがバッテリー電気自動車にあんまし興味が湧かないのは、ガソリンよりもチャージの頻度が高いくせに、いちいち手でプラグを差さなきゃいかんっつうめんどさ。これ。なんで自動化の機運さえ出ないのかと。そりゃまぁ今の技術水準と消費者の手が届くコストを考えると、無理に機械化するより持ち主がいちいち手間かける方が安くて確実ってことでして。
そこを考えると、機械での労働力の置き換えって、今はある程度の限界に達してるのかもなと。
半世紀以上前、掃除機・洗濯機・炊飯器あたりで、白物家電が革命を起こした時期があった。これで主に主婦層が恩恵を受けて、共働きが増えるなり、専業主婦としてもいろいろ他のことができるようにもなり。一人暮らしがしやすくもなったり。
20年くらい遅れて電子レンジも充分に普及して、それ対応の冷凍食品も普及して、さらに暮らしがラクに快適になったり。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー Part 2』だと、手のひらサイズの「ピザの素」っぽいのを電子レンジ風の箱型機械に入れてスイッチを押すと、一瞬でフルサイズのピザができあがるっつう場面があった。現実もそれにいくらか近い状態にはなったかな。
そういう劇的な事例に比べると、どうも今の自動化・省力化って、話題にこそなっても実際はそこまででもないような。思ったより進み方が遅いというか。
IT や AI ってあくまでもコンピュータの中での話で、物理的な直接行動をするものではないんだよな。てことで、どうもロボット技術の発達の遅れ具合が、期待外れ感の元になってるんではないかなと。
ドローンが民間でも輸送用に活用され始めてるね。これ『バック・トゥ・ザ・フューチャー Part 2』には出てこなかったけど、昔の子供向けの「未来はこうなっている」なんて絵本には常連で登場してたわな。郵便配達をしてた気がする。けどまだこれだけじゃ、世の中の便利さにインパクトを与えるほどの自動化ってほどでもないかな。
バッテリー電気自動車(BEV)のデメリットっていろいろ問題に上がってるけど、中古車価格もそうなんだな。海外じゃ最近まで BEV バブルってのがあったらしく、BEV の台数がバフッと増えたらしく。当然海外の中古車市場に BEV が多く出回ってるらしい。それで、BEV の下取り価格がめっさ低いらしく。だもんで中古車価格も安いらしく。
安い理由がバッテリーのヘタレだそうで。んー確かにそれじゃ安くても中古で買うのはあんまし気が進まんなぁ。バッテリー交換代で何十万円もかかるっぽいし。つかテスラだと300万円らしい。これはさすがにボッタクリ。
そりゃ日本じゃテスラが売れないわけだわ。
義理チョコをくださった方々、どうもありがとー。
そしてそれとは関係なくww
日本国内でも日産リーフの中古は激安らしい。各種の状態によるんだろうけど、やっぱり主な原因はバッテリーらしく。蓄電容量がですね、表示 50km の実質 30km とかそんなもんらしく。これは微妙。しかも乗るたびにそこからどんどん減ってく一方なわけで……。
中古リーフを買うと同時にバッテリーを新品に交換っつうセット価格で、普通の中古車の値段になるって感じですかねぇ。
中古バッテリーの再生加工なんつうのが安くできれば、せめて新品の80%に復活なんてできればいいのに。そしたらBEV の価値も上がるし、リーフのコンセプトの「環境に優しい」に説得力が出ると思うんなんだけど、どんなもんなんですかね。
BEV の問題点って何もかも、いまだにバッテリー起因なんだよなぁ。バッテリーの技術革新のペース、ほんと遅い。
ガソリンってさ、
「ガ」と「リン」にアクセントを置くとカワイイぞ。それで「ガーソリン」といえばなお良し。
最近「土星の衛星ミマスにも内部海がありそう」ってことになったっぽい。土星の衛星だと既にエンケラドゥスがもうその方向でほぼ確定。木星の衛星だと、エウロパが確定、ガニメデが「たぶんある」って感じじゃなかったかな。
んでこの衛星の内部海、「もしかしたら生命が生えてるんじゃないか」と期待されてもいますな。
ところがどんな生き物かっつうと、「せいぜい単細胞の微生物くらいじゃないのか」っつうのが大方の予想っぽい。だってなぁ、昔々は「火星には高度な機能を持つ多細胞生物がいるのでは?」と想像されてたのに、いざ現地を探査してみたら、目に見えるほど大きな生き物や生態系はナシ。
今も各種探査が続いてるけど、いまだに微生物1匹たりとも見つかってない。つか同じ状況は地球以外の太陽系全体に当てはまってる。
さらにかつては、「金星の分厚い雲の下には、白亜紀みたいな世界が広がってて、恐竜っぽい動物が歩き回ってるんじゃないか」とか考える人もいたらしい。で、実際はとてもとても生き物なんて存在し得る環境じゃなかった。
数年前、「金星の上層大気中に漂う形で微生物がいるかも」っつう学術発表も出た。けどどうも根拠のデータが誤りだった可能性が指摘されてる。
てことで、木星や土星の衛星に内部海があったからって、肉眼で見えるほどのでっかい生き物なんて、ましてや知性を持つ生き物なんて、って感じかと。
けど対象は、氷の球殻に閉じ込められた、外からは見えない世界でして。中がどうなってるのか、今のとこ誰にもわからんわけで。
いやさ、実は文明があったりしたら面白いなと。なさそうではあるけど、人間の肉眼では見えないほどの微細な文明とかさ。
アルミ溶かし、やっちまった。久々のスキレット底抜け。
今の新型溶解炉にしてから約1年間、ずっと使えてきたのに。
鋳鉄製の深型スキレットの底を五徳で支える形にしてたんですがね、スチール製の五徳が曲がってきてて。そのまま使ったけど、どうもそのせいでスキレットの底をきちんと受け止められずに、一部分に応力が集中したらしく。
そのうえ欲張って原料を盛り盛りにしたもんだから、重量が嵩んでもいた。ここしばらくは、以前に取り出した不純物の塊を再溶解してアルミを取り出してるんだわ。腕前がまだまだだった頃の不純物って、純アルミがいっぱいくっついてるもんで。
今日もどんどこ溶かして、純粋な不純物(?)と純アルミを分別しようってわけでがんばったんだけど、いやさ、いくら溶かしても溶かしても、出てくるのは不純物ばかり。そこに溜まっていってるはずの液体アルミのカサが全然増えない。つか最初の頃には順調に溜まってたのが、ある時点から明らかに量が減ってしまって。
液体アルミがどんどん酸化しちまって、どんどん不純物(酸化アルミ)に変わってしまってるのかなとか思ったりして。
そう思いつつもトングで不純物を取り除いてたら、鍋底から直接見える赤い炎。そのくらいでっかい穴が空いてまして。お目当ての液体アルミは、その穴から炉の中に流出しまくってたっつうオチ。
今の炉は冷却中。熾火が消えて冷え切ってから、溜まった灰をかき出せば、そこにはアルミがテキトーに固まったブツがあるはず。既に熱いうちにトングでほじくれたものもある。しかしこれ、炉の底にくっついてるとめどくさいな。
炉はブリキのバケツから作ってるんだわ。そこに五徳を組んで立ててる。五徳は上下の2段構成。炉の底にスチール板の十字で突っ張りつつ、中央にステンレス製のパイプを立てて、上にもスチール板の十字を組んでる。4つの端は、バケツの内側にステンレス製のステイ4個をねじ止めして、それで受け止めてある。これでスキレットの底、特に底抜けしやすい中心部を支えるっつう仕組み。
で、五徳の上の方の十字が、今までの作業での熱と、固体燃料投入のたびにスキレットをズリズリとずらしてきた力でひん曲がってるわけでさ、これで半径方向の支えがイマイチになってて。けど中心が押さえられてりゃいいかとタカをくくってた。中心からずれたところに大穴が空いてやんの。
で、流出した純アルミがですな、ブリキバケツの底なり五徳の下のスチール十字なりにくっついちまってるじゃないかってのが心配で。んーだとしても、トンカチで叩けば剥がれてくれるかな。そうだといいけど。
深型スキレットは、こんなこともあろうかと2個買いしてあるんで、今後はもう一個を使えばそれでよし。で、あとは五徳だな。作るのちょっと面倒で。つかこないだ、五徳の中央部のステンレス柱を作ったんですわ。前回のアルミ溶かしの直後にポキッと折れたもんだから。あれと同じ程度の手間と思えばそんなでもないかな。そう思うことにしよっと。
あーそういえばブリキバケツも横っちょに穴が空いてるんだよな。たぶんポリプロピレンブースターの火力でそうなったかと。これは放置でいいか。
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