(前回は 2023.10.26)
Wikipedia「ブードゥー教」にはところどころ、白人から弾圧されたという記述があるね。「20世紀の初頭にハイチを占領したアメリカは、ハリウッド映画などでゾンビを面白おかしく題材にし、ブードゥーのイメージダウンを行った」というのも。いやーなんか悪い意味でアメリカ的。
アメリカ社会っていまだに、けっこう普通の感覚で中南米の途上国を見下すところがあったり。「バナナ共和国」という、近隣の途上国を露骨に蔑む言葉がよく知れ渡ってるほどで。
んでまぁブードゥー教についても当然の権利とばかりにぶっ叩いてきたのかなと。
対ドルイド教もまたハリウッドが悪いイメージを強調してますな。
映画『ウィッカーマン』(1973)
おいらは未見だけど、記事中のあらすじを読めば、製作側のそういう意向がしっかり出てるのがわかる。
ハリウッドってロサンジェルスにある場所でさ。ロスっつうと民主党支持者が多い、リベラル寄りな風土らしいんだわ。けどけっこう時代時代で国内政治の意向を読み取って、「アメリカの敵」を設定してぶっ叩くんだよな。それって基本的に外国を見下してるからってのがありそうで。
(次回は 2023.11.4)
ちょ、イスラエル、何てこと言うんだよ……。

すげー不愉快なんだけども。
(前回は 2023.11.2)
1980年代は日本が叩かれまくった。
アメリカ政府が国内で叩くように仕向けて、ネットもない時代だから市民はその雰囲気に流されて、ハリウッド映画もその線で日本を馬鹿にしてた。なぜか当時の日本人はそういう映画をカネ払って観ては大ウケしてたwwww
日本叩きの次はイスラム叩き。『トゥルー・ライズ』(1994)がその嚆矢だったっけ。「イスラム=テロ」という印象を世界中に植え付けてしまった。その次はロシア叩き。この流れならその次は中国叩きになるかと思いきや、対中国は露骨な揉み手戦略に変更w ヘタレやがったww ダッサwww
「アニミズム」の日本語訳は「精霊信仰」らしい。Wikipedia で「精霊信仰」と打ったら「アニミズム」のページが出てきたから間違いないw
八百万の神々ですな。たぶんブードゥー教もドルイド教も神道も精霊信仰。で、キリスト教の信者からするとたぶん、ブードゥー教とドルイド教は不気味な「呪いの宗教」。
神道も藁人形がどーたらとか悪霊がうんたらとかあるんで、呪いの要素が確かにあると思うけど、海外のキリスト教徒からすると、特に不気味とか不潔とかは思われてないらしく、ってなわけで。
(次回は 2023.11.9)
中国の物事の進め方の雑さに、一定の法則みたいなのが見えてきたような。
AIIB とか一帯一路とか EV 政策とか、時期を逸したゼロコロナ政策とか、かつての高速鉄道事故での、事故車両をその場の土に埋めるっつう意味不明な対応とか。
「上役の顔色しか見てない」これだと思う。
現場がこうなってしまうのは、その人達の上役が「とにかく自分を見ろ。他は何も見るな」だから。んで、ご丁寧に「もしそうしなかったら、こうだからな!」もセット。
この手の上役は部下を自分に従わせることだけに集中してしまってて、従わせる内容が本当に正解なのかどうかは考えも確かめもしない。自分の考えや判断はいつでも正しい、というを前提として信じ切ってる。無謬 というやつ。
パワハラの構図そのもの。パワハラの常として、やってる本人に自覚がない。自分は正しいことをしてると信じてるから、「アウト。それパワハラ」と判定されてもまったく受け入れない。だもんで、その現状を正常化させるのは至難の技。そんなところかな。
月面基地の中での料理作りって、ちょっと地球と勝手が違うだろうなと。
大気圧は、月面基地の中全体を地球と同じにするなり、そうできなけりゃ圧力鍋を使うなりでどうにかできそう。けど重力が問題。地球の6分の1しかない。これなかなか再現できない。遠心力でどうにかできそうだけど、料理用でそこまではやらんだろ。
重力が少ないことで問題になるのが、対流が弱くなるってこと。鍋料理に影響が出ますな。
カレー。日本式のカレー。地球でハウスバーモントカレーを作る場合、野菜と肉を炒めてから、水をぶち込んで加熱して、沸騰したらそのまま15分間ですな。次はいったん火を止めてルーを割り入れてから、さらに煮ること10分間で完成。
でさ、はじめの煮込みはかき混ぜなくていいけど、次の煮込みはときどきかきまぜないといかんですな。
これ、はじめのときは対流が効くんで、熱が鍋全体に行き渡りやすい。次のときはカレールーの粘度のせいで対流があまり効かない。これだと鍋底が焦げ付きやすい。鍋底に具がこびりつきやすい。てことで、ルー投入後は手作業で強制対流させるってわけで。
月面だと対流が最初から弱い。はじめの煮込みからいきなり強制対流が要るかも。そしたら次の煮込みはもうひっきりなしにかき混ぜてないと、すぐに焦げ付き・こびりつきですよ。そんだけ手間がかかりますな。
とりあえず今のとこ思いついたのはこれだけなんだけどさ。おいらができる料理がカレー・シチューだけってのが大きいがww
これきっと、現地でいろんな料理を作ってみて初めて気付いた問題点とか続出しそうだな。
揚げ物も炭火焼き鳥も、どんな問題が出るか全く想像できんwww
火星表面での重力はだいたい地球の4割くらい。こっちも月面ほどじゃないだろうけど、料理は地球と勝手が違いそう。
月面基地でのチャーハン作りも、たぶんこれ現地でやってみないとどうなるかわかんないかも。
問題はあのシャカシャカ工程ですわ。重力は地球の6分の1。慣性力は地球と同じ。中華鍋と具材との摩擦力は重力に比例だから6分の1。けど油を引いてるから摩擦力は無視できるかもしんないけど無視できないかもしんない。ここらへんが総合的にどうなるのかは、中華鍋をいろいろと振ってみないと会得できないんじゃないかと。
そして必須条件として、作ったチャーハンは地球上だろうと月面だろうと、おいしくなければならない。
月面料理人の腕前の如何って地球の料理人と互換性なくなりそうだな。
(前回は 2023.11.5)
「清め」が重視されてるから清潔感があるわけで、それが目立ってて好感度を上げてるのかもな。デロデロおどろおどろの面もあるんだけど、まぁ都合よくそこは見てくれてないっぽい。いやでも世界で人気を博したジャパニーズホラー映画で、そっち方面の日本宗教風味な暗部をこれでもかと出しているんだがww
つか、上の文章でなんとなく「神道」じゃなく「日本宗教」と書いたけど、なんで書き分けたのか、事後だけど考えてみた。ってジャパニーズホラーでの不気味要素って神道オンリーってわけじゃなく、日本の伝統的な宗教観の総合なんだよな。日本仏教とか修験道とか、そういうのも入ってるっぽいような。
あまり有名にならなかったけど、『ノロイ』(2005)はマジ怖かったなぁ。
修験道 って、神仏混淆の結果に出てきた宗教というか、流派というかだと思う。山伏ですな。おお、
「修験道は、森羅万象に命や神霊が宿るとして神奈備(かむなび)や磐座(いわくら)を信仰の対象とした古神道に、それらを包括する山岳信仰と仏教が習合し、密教などの要素も加味されて確立した」
そういうことか。「そういうことか」って、こんな短いダイジェスト文で理解しきれるとは思わないけど、すごく超大まかにはわかった。と思う。古神道+密教ってので、日本の神道・仏教から来てはいるものの、どっちもメインストリームからってわけではないんだな。
山伏って独特な格好ですな。天狗って山伏の格好してるんで、修験道由来の神様/妖怪なんだろうな。
あと山伏とか修験道って、どうもイスラエルが国家ぐるみで「それ古代ユダヤ教がルーツ」「ていうかそれユダヤ教そのもの」と信じちゃってるっぽい。けどなんかいろいろアレなんで、ここではその話はほじくらない。
話をアニミズムとかに戻すよ。アニミズムってキリスト教の視点だと「呪い」が主体と見られがちな気がする。けど、「呪い」は本質的に「願掛け」と同じものですわな。違いはブラックマジック的かホワイトマジック的かってだけで。
「願掛け」は「祈り」とほぼ同じものですわな。違いは、願掛けの方がより「自分や近しい人の現世利益偏重」で世俗的って感じかな。
アニミズムも 世界宗教 も含めて、どの宗教もだいたい「祈り」が不可欠じゃないですか。そうなると、呪い・願掛け・祈りっつう本質的に同じものをやってるわけで。
けどどうも、やっぱし当事者にとってはそこは十把一絡げにされたくない気持ちもあるようで。
1980年代か90年代に読んだ新聞記事(アバウトすぎてすみません)。ある東南アジアの国にローマ教皇が来訪することになって。現地じゃ「とても尊いお方がわざわざいらっしゃるのだから」と地元の祈祷師が雨よけの祈りの儀式をしたんだそうな。したら教皇はその事実を知ってお怒りになったとか。キリスト教的に、そういう土着の呪術はタブーだったらしい。
件の祈祷師さんは善意と歓迎の気持ちで祈ったろうに。なかなか難しいもんですな。
ブチギレられる、嫌味を言われ続ける、なんてのの理由のひとつがわかった気がする。
責任転嫁。なすりつけ。
ほかにもありそげだけど、行動原理の中にこれが入ってるときがあるなーと。まぁあとは、状況からこれだと判断できた場合、こっちはその線で攻めればいいやと。
昔何かで読んだやつで、どこかの島にリクガメが繁栄してたところがあってですな、そこに人類がやってきたら、ついにはリクガメを全部平らげてしまった、というのがあってですな。
その時の亀狩りの想定が、ターゲットのでっかいリクガメをみんなして「よっしょー!」とばかりにひっくり返してから仕留めた、とか書いてあった。
で、そのとき疑問を持ったわけです。別に仕留めるのにわざわざひっくり返さなくても良くね?と。
亀って攻撃されると、頭と四肢を甲羅に引っ込めて防御体制になるけど、その出し入れするための穴にフタはないわけですよ。じゃあ、ターゲットの甲羅でも棒でぶっ叩いて防御体制に入ったら、頭を引っ込めた穴にその棒をズボズボ突っ込めば簡単に仕留められるだろと。
仕留めたターゲットを解体するには、たぶん腹側からのが効率良さげなんで、仕留めた後にでもひっくり返せばいいだろうし、なんだったらひっくり返さなくても、頑張って甲羅を割れば……とかも考えた。
けど今になって、やっぱし最初にひっくり返した方がいいのかなと。鮮度保持を考えると、死んでから解体までは早いほうがいい。
まず狩る人みんなして「よっしょー!」と生きたままリクガメをひっくり返す。リクガメの甲羅は高くて丸っこいから、甲羅の周りに石をいくつかつっかえさせて、揺れないように固定する。
で、頭を引っ込めてある穴に棒を突っ込むなんて面倒なことはしないで、そのまま腹側の甲羅を割って生け造り状態で解体すると。腹側と背中側の境目が狙いどころかな。
これで少しでも鮮度のいい状態の肉が手に入る、という感じかと。
こんな、マジどうでもいいことずっと考えてた今日wwww
スマホの画面ってなんでガラス製なんだろ。割れちまうだろ。
っておいらの iPhone も割れてるんだこれが。それでも問題なく使えてるから、いいっちゃいいけどさ、割っちまったときはショックでかくてな。
アクリル製とかになんないもんなんだろうか。それだとガラスより軽くもなるだろうし。スワイプとかがうまくできないとかそういうのかな。
つか画面がガラス製なのって、単に Apple の好みなんじゃねのとも思ったり。iMac の画面って一貫してガラスだよな。
ガラスにこだわるんなら、強化ガラスにしてくんないかなとも。それとも既に強化ガラスなのかな。
だいぶ昔の話。大相撲で「技のデパート」と呼ばれた舞の海関。その中でも、今まで見たことない新技を披露してくれたことがあった。
その夜に大相撲協会が緊急会議を開いて、技名が決まった。
それがかの有名な「八艘跳び」。これをニュースで聞いた国民も、きっとほとんどが感心・納得したかと思う。
しかし技名を決定した緊急会議、きっと楽しかったろうなぁ。想像するだに、いまだにこっちまでニヤニヤしちまう。
呆気に取られた発言、というのを思い出して。
「私ほど寛大な人はなかなかいないでしょう」
いやーこれって……。そういうのってさ、自分で言うもんじゃないでしょうと。
なんかリムジンを自分で運転して威張ってる感じがしてしまって。リムジンは自分で持ってても別にいいと思うけど、基本的に運転手という他人に運転させるから格好がつくもんでして。
まーこの発言が出たのって、言い訳なんだけどね。その人が無茶苦茶なことをやらかしてさ。こっちは大迷惑・大ダメージだったわけでさ。そのことで喧嘩になっちまって。あくまで責任を取らずに逃げ回る相手を追い詰めた挙句に、相手がどうしても非を認めたくなくて出してきた、自分をプライドを守るためでしかないやつ。
あまりにも突飛だったんで言葉を失ってしまって、その隙にまんまと逃げられてしまった。
後日、別な場面でまた衝突しまして。相手はマウントを取るべく「自分は寛大」発言をまたしてきた。結局また呆気に取られてるうちに押し切られた。
本人はうまくいったと思ってるんだろうな。だから繰り返しやってる。ついでに本人としては本気で自分は寛大だと自信を持ってるんだろうな。
いや、たぶん本当に寛大な人って自分のことを寛大だとは露ほどにも考えてないと思うんだ。それに寛大な人って自分の非を認められる人だと思うんだ。そこからもう矛盾してる。
そういうことをいつかこの相手にバーンとかまして思い知らせてやれば気分がスッとするんだろうけどさ。とりあえずそのチャンスを窺ってる状態ではあるんだけどさ。
たぶんバーンとかましたいその内容。上に書いた内容。これ相手にとってはあまりにもぶっ飛びすぎてて理解できないだろうなぁ。おいらが呆気に取られたのと同じことにしかなんなさそうだなぁ。空振りの空回りで終わる気しかしない。
なんか思い出した映画。『ゲッタウェイ』。いや観てないんだけど。
もとは1972年の作品。Wikipedia 記事はコチラ。監督はかのサム・ペキンパーですな。映画付き界隈では昔から有名な巨匠。そんな巨匠なら、とおいらはとりあえず代表作の一つの『ワイルドバンチ』(1969)をレンダルビデオで観たらば、あんましおいらの琴線に触れなくてな。以降、彼の作品は観てなかったりする。
けど今回話題にするのは 1994年のリメイク版。こっちの監督はええと、ロジャー・ドナルドソン。誰? うん、まぁ、作品リストを見るに、当時売れてた人なんだね。
いやさ、このリメイクをおいらは観なかったっつうのがネタでさ。当時すごい話題になってたのに、なんで観なかったのか。
作品自体が話題になってたのはいいとして、その日本向け版に関する話がね、なんか引っ掛かって。
「アメリカ本国版よりも濡れ場を多くしてある。特にハードな濡れ場を追加した」。そういう触れ込みで売り出してて。
なんか当時のハリウッドでは「日本で売るなら濡れ場とエロを増やせ」と言われてたらしく。いやーなんか足元を見られて商売されてる感がどうも気に食わなくて。あと単純に、そんなエロエロさを売りにした映画なんか恥ずかしくて観に行けなかったというのもあり。
この作品の前に、エロさで話題沸騰だった『氷の微笑』(1992)というのがありまして。これは観に行ったわwww そしたら触れ込みどおり主演のシャロン・ストーンがまーまーエロくて。これがですな、日本でも大ヒットした理由がそこらへんだったと分析されてですな。ついでに日本じゃ映画表現の年齢制限がアメリカよりユルい、というのがハリウッドでも知られるようになってですな、という流れの末の『ゲッタウェイ』だったわけで。
そういやおいらが愛する『ロボコップ』(1987)ってさ、エロくはないけどグロい場面があってですな。アメリカじゃX指定(18才未満お断り)を喰らっちまったけど、日本じゃ誰でも観れるザル状態でして。
おいらはその意味じゃアメリカ規格だとアウトだったけどフツーに入場できたしな。グロ場面に「うっぷ」と目を伏せながらも、この作品が持つ映画そのものの面白さにハマりまくったですよ。
『ロボコップ』で世界にその名を知らしめたオランダ出身の鬼才 ポール・バーホーベン 監督は、その次にアーノルド・シュワルツェネッガー主演の超大作『トータル・リコール』(1990)の監督も務め上げ、きっちり大ヒットさせたってことで本格的に腕を買われて、鳴物入りでリリースしたのが『氷の微笑』だった。『トータル・リコール』のヒロイン役がシャロン・ストーン。そのツテでってことだったかも。
この女優、がんばってもがんばってもなかなか芽が出ずにいたところに『トータル・リコール』に大抜擢で、一躍スターになったわけで。そのまま『氷の微笑』で不動のスーパースターの地位に上り詰めたと。ポール・バーホーベンの上昇気流にうまく同乗させてもらえた形だったですな。芸能界ってほんと運も実力のうちなんだな。
ああそうだ、おいらの初シャロン・ストーンは『ロマンシング・アドベンチャー/キング・ソロモンの秘宝』(1985)だったな。楽しい作品だったけど、B級だからちょっとテキトーなところがあったりして。
アフリカの奥地に実は、世界の誰にも知られぬままの、隔絶されたままの文明社会があった、という設定だったんですわ。そんな現地人たちはみんな白い服を着てるんだけどさ、女の人たちはその白い服にブラジャーが透けて見えてた。そこらの詰めの甘さがB級なんだわな。きっと撮影現場でスタッフはそれに気付いたと思うんだけど、「直す予算ないしそのまま撮るよ」となったんだろうな。
ということで、せっかくヒロインとして出演したシャロン・ストーンも、この作品で発掘されるってことは特にはなかった。
そんなシャロン・ストーンが『トータル・リコール』でついに名を売ってから満を持して主演した『氷の微笑』。上に書いたとおり、作品も彼女自身もエロさで大ブレイク。これで思った。結局ポール・バーホーベン監督って変態なんだなとwwwww 前々からそういうニオイはプンプンしてたけど、これはかなりキてますわと。
彼の名誉のために言うと、彼の特徴的な性向は幼少時代にあるらしく。第二次対戦中、ナチスドイツに攻撃されて死体だらけになった地元の街の惨状を目の当たりにしたトラウマが、彼に独特な感性を与えたらしく。
そして、ハリウッド自体でエロい場面が売りの映画が流行ってた中で、もろにその路線で売り出したのが『ゲッタウェイ』。この映画が日本で大ヒットしたのかどうかは知らん。興味もない。けど週刊誌なんかで、その濡れ場がいかに激しいかを語って煽る記事が出まくってたのは覚えてる。
あの時代はまだ80年代以来のノリで、ハリウッド映画は日本を小馬鹿にするのが流行っててさ。小馬鹿にしても日本ではそれが話題になってよく売れるっつう時代でさ。ナメられきってたわけでさ。けど1994年っつうとさすがにね、そろそろ日本人も飽きてきたというか、「それおかしいんじゃね?」的な雰囲気もで始めてた頃だった。
『ロボコップ3』(1993)公開の時点で、もうハリウッド映画の日本下げ演出はそろそろ時代遅れな感じになってたっけ。てことで、その次の年の『ゲッタウェイ』での日本人をナメたマーケティングはさらにハズした感じになってたんじゃないかなと。
『氷の微笑』は日米ともにエロさメインで話題になって大ヒットだったんだけど、それだけじゃなく監督の独特な変態的センスとの合わせ技で、だったと信じてる。
けどそれが短絡的に「日本じゃエロが売れる。じゃあ日本仕様はエロと濡れ場を大盛りで。ついでにそれを宣伝に使おう」と解釈されてしまった、ような気がする。
同年公開の『トゥルー・ライズ』(1994)だともう日本は一切登場しなかった。そして次なるハリウッドトレンド「イスラム下げ」という新時代の到来を高らかに宣言しとったしな。その次はロシア下げ。その次は中国上げ(下げじゃなく)。中国で売るにはこうだったんだろう。中国を下げるとあの国の人たちは必要以上にマジギレしそうだしな。
そしてそろそろ日本の出番だなーまた下げられるのかなーもうそういう時代じゃないと思うがなーと思ってたらの日本上げ。
アメリカ国内外のトータルで収益最大化を図るためとはいえ、節操なさすぎだろハリウッド。
どうも日本上げの風潮もそろそろ落ち着いたっぽい。単純に飽きられた頃合いかと。今はネットで抗議活動を手軽にできるんで、もう映画内で異文化を下げるのはアウトってのもあるらしい。
日本下げ演出でダントツに古いので、『ティファニーで朝食を』(1958)というのもありまして。主演のオードリー・ヘプバーンの魅力がメインの作品なんで、日本文化に対する意地悪な演出もまぁ日本人は我慢できる程度かと思う。けどアメリカじゃ今頃になって問題視されてるらしく。
日本人の風呂好きぶりの揶揄なんで、だったら日本側からの回答として『テルマエ・ロマエ』をぶつけてやれば、平和的に中和できるんじゃないかとも思うw
ロシアのプーチン大統領ってさ、もしかして一人 NIH 症候群 か?
NIH 症候群って企業病・組織病なんだけど、個人でも発生し得る気がして。彼の言動を見てると、すごくそんな気がして。
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