ひとりごちるゆんず 2023年2月
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2023.2.2 木曜
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JASRAC チェック完了 その1

ほぼじゅびふぉ の全曲 JASRAC 再チェック、ついに完了。ぜぇはぁぜぇはぁ。

ちゃんと1作品ごとに JASRAC チェックをしてたつもりが、判断の項目が実は「配信」だったってのがトラブルの元でございました。「出版」で判断してたんだよな。

最初の頃は「『出版』で判断していいのかなぁ大丈夫かなぁ。ちゃんと確かめたほうがいいんじゃないかなぁ」なんて懸念しながら作業してたのに、慣れてしまうともうそれで脳内確定ってやつで。

ええとなんだっけ、「正常化バイアス」とか「逸脱の標準化」とかそこらへんに、自分で見事に引っかかってしまってたと。

んで修正作業したら、誤判断例が出るわ出るわ。けどさ、やっぱアマチュア曲が主体なもんだから、著作権管理団体が「実は JASRAC でした」よりも「実は NexTone でした」のほうが全然多かったですよ。てことで、元歌詞を表示できなくなったのもそれなりにあったけど、表示できるようになったほうがずっと多かったりして。

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2023.2.3 金曜
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JASRAC チェック完了 その2

あとさ、管理団体を乗り換えるとか、野良状態だったのが何らかの管理団体に任せるようにしたとか、そういう変更ってけっこうあるんだなーってのも知ったですよ。

プロ曲の場合は全項目 JASRAC 一択でしょと思ってたら、そうじゃない例もあったりして。RADWIMPS なんかそんな感じ。

きゃりーぱみゅぱみゅの曲は基本的に全項目 JASRAC 委託っつう普通のパターンだけど、『にんじゃりばんばん』の「配信」項目は NexTone 管理だったよ。そこらへん、なんでそうしてるのかは権利者側の判断であって、まぁ利用側が考えてもしょうがないことでして。

そういや小泉今日子の『潮騒のメモリー』はどうなってんだと今思った。調べたら、「配信」含めて全部 JASRAC 委託だったわ。

新曲は管理委託の申し込みや反映にタイムラグがあったりするんで、そこらへんも問題ありそげ。つか新曲じゃなくてもそこらへん、作者側の方針が変わって切り替えるなんてのも考えられるわけで。そこらへんをチェックする仕組みがないってのはちょっと、こっち側の脆弱性ではあるよな。

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2023.2.4 土曜
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GUI 変更 1

Ubuntu のバージョンアップしたら、なんかおかしくなった……。

GUI が変更になったかららしい。なんで余計なことするかな。

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2023.2.5 日曜
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GUI 変更 2

結局 Ubuntu バージョンアップは、データのバックアップを取ってからクリーンインストール。

こういうとこだぞ。

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2023.2.11 土曜
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火星無人都市

前にも書いたかも。けどとりあえず、思い出したというか思いついたんで。

人類が火星移住する前段階として、人が快適に居住できる都市環境を、無人で整えてしまうってのはどうかと。

現地で採れる素材から、作業用ロボットを現地で量産してですな、そいつらに働かせて都市を作っちまうと。宇宙船の発着施設も。

てことで、地球から持っていくものは、作業ロボット量産用のロボットと、現地調達できない素材や部品のみ。探鉱ロボットも作れれば、現地調達できる素材が増えたりもするかも。

無人の何がいいかって、命の危険がないのと、人間ほど多くの資源やエネルギーを食わないってところ。

地球にいるとタダ同然で手に入る空気や気圧、水なんかも、地球外じゃ貴重なものでして。それを日々消費しないと人間は生きてられない。何も働かなくても、消費するものは消費するし、気圧や室温なんかの環境を整えないと、やっぱし生きてられない。

地球の生物は代謝をし続けないといかんから、基本的に「スイッチを切って消費エネルギーをゼロに」ってのはできない。しかも人類は恒温動物なんで、個体の生命維持に必要なエネルギー量が大きい。燃料になる糖分や脂質だけ補給してりゃいいってわけでもなく、体と健康を維持するには多種多様な栄養素が必要。

そのうえメンタルヘルスも大事で、それを保つための装備や資源も必要。現地じゃ節約すればいいって考えもあるけどさ、そんな極限環境ってストレス溜まりまくりじゃないですか。何のための火星移住なのかわかりゃしない。

地球外で地球の生き物が暮らしていくのは、どうしても資源の大量消費とセットになってしまう。無人だとそこらへんまとめていらなくなるわけで。

「初期の開拓者は過酷な環境に耐えるもの」っつう考えもありそうだけど、最初からある程度の、「生きてて当たり前」くらいの快適さは必要なんじゃないかと。

それにまぁ人が生きるのは楽しみを求めるからなわけで。自分が死ぬリスクに毎日毎秒脅えながら、今生きてることそのものだけが楽しみってのはね、どうもやっぱし可哀想すぎるというか。わざわざ火星に引っ越して永住するうえで、北朝鮮の人民の暮らしを再現する意味はないわけで。

やっぱし到着した直後から、ある程度の快適な暮らしをしたいわけですよ。そりゃはじめは色々制限があるだろうけど、人が住み着くようになってからも、作業用ロボットは働き続ける。各種の作業ロボットが製造されては稼働して、主に居住地の外の、地球由来生物にとって致命的に過酷な環境の中で、都市を作り続けていくわけですよ。

住人にとっては、暮らしの快適さが日々改善されて、やれること・やりたいことが日々増えていわけですよ。生きていく楽しみになり得るわけですよ。

そういう形を採らないと、火星に移住したい人ってなかなか出てこないかと思うよ。それには、汎用性が高くて頑丈な作業用ロボットって必須だと思うよ。で、人が行ったら既にある程度の快適さが保証されてる状態ってのは、無人で既に火星都市が建設されて稼働してるってのだと思うよ。

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2023.2.12 日曜
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混雑サッカー

寒うござんすなー。

で、なんかそんな時期の過去の思い出が、なんか蘇ってしまって。

おいらが子供の頃、サッカーはなぜか冬のスポーツってことになってた。てことで中学の体育の時間、女子は体育館でバレーかバスケか何か、男子は校庭でひたすらサッカーっつう感じで。

さて3年生となって。高校受験の日程も終わって、就職組もみんな行き先が決まって。生徒たちのすることといったら卒業式の準備と雑談くらい。で、3年担当の先生たちは考えた。何かスポーツ大会でもしようか、と。女子はどうだったか知らんけど、男子はまさに冬のスポーツといえばコレのサッカー。けど高校サッカーが正月だからってさ、なんでまた厳寒の八戸でも冬サッカーなのかといまだに謎。

そのサッカー大会がもう無茶で。当時は子供が多かったんで、男子だけでも1クラス20人以上。全員参加。1チーム20人以上っつう超過人員。それが6チーム。そして試合3セットを同時に1つの校庭で行うっつうわけわからん仕様。

1試合ずつやると、試合してない連中は体を動かしてないから寒いわけですよ。てなことで、ボール3個並べて同時キックオフ。まー勝ち負けとかどうでもいい暇つぶし行事ではあったから、とりあえず本気出してるやつはいなかった。けど寒かったからみんな走り回ってた。

総勢100人以上が、ボール3個をそれぞれが追っかけてるんですよ。「♪ボールひとつに キリキリ舞いさ」どころの話じゃない。

そりゃもうそこらじゅうで衝突事故が多発。なんだかわけわからんカオスの果てに、ついに足を骨折したやつが出てやっと中止。見守ってた数学の先生が、青ざめて引きつり笑いしてたの覚えてるわ。

体育の授業だと、体育の先生の監視下で安全を確保してたから問題なかったんだろうなぁ。それが、ジャンル外の先生たちが安易に素人企画をした結果がこれ。「三人寄れば文殊の知恵」とは言えど、素人は何人集まってもやっぱし素人集団にしかならんわけで。中には体育の先生もいたけど、人数割りで薄められてしまったかと。

つか、はたから見てても危険なのはわかったろうに。事前に予測できなくても、やってる最中に「ヤバい」ってのは見ててわかったろうに。となると、先生たちの中で危なさに気付いてた向きは内心で「終わるまで事故が起きませんように」と祈ってたんじゃないかと。そんな祈りって、なぜかってほどよく裏切られますな。

複数人で企画していったん始めてしまうと、自分一人の判断で勝手に止めてしまうのは憚られそうだしな。相談したとしても、当時のユルい安全意識だと、「問題ないです大丈夫」と押し切ってしまう人が1人いればもう続行って感じだったかと。

危険を察知して、行為を止める形で未然に防ぐと、必ず「やりすぎだったのでは」「必要なかったのでは」と文句を言う人達って出てくるもんで。それで実際には事故が起きなかった、という事実は、「リスクマネジメントに成功した」でもあり「心配症で神経質で面倒な人に台無しにされた」でもあり。

そして卒業式当日。松葉杖でヒョコヒョコ歩いてたあいつの姿は痛々しかったっけなぁ。

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2023.2.18 土曜
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3D 映画はもう終わりか

すっかり廃れた 3D 映画。

これ、ホラーでいけると思うんだが。『貞子 3D』を観なかったんであれだけど。

おどろおどろしいモノ、気持ち悪いモノ、まがまがしいモノを見て怖がるのがホラーの醍醐味なわけでさ。それを高精細かつ立体視で詳細に感じ取れちゃうと、いやもうすごい体験できそげなような。

あと背景音でさ、単純で機械的な音って効きそうな気がする

ホラーじゃないけど『ロボコップ』(1987)。敵メカの ED-209 が初めて登場する場面。起動とともに鳴り渡る不穏な音。その場の人たちが、とりあえずその音で動揺するんですな。そこは観客としては笑うところなんだけど、確かに不安な気持ちになる音でして。

3D 映画って割高料金を取れるんで、売り手側としては期待が大きかったとは思う。『アバター』なんかで鳴り物入りで登場したのに、ものの3年くらいで既に廃れてた。『アバター』が2009年。その少し前に『カールじいさんの空飛ぶ家』が 3D で公開されてたしな。2012年の『おかえり、はやぶさ』の頃はもう 3D ってのは特に売りになってなかった。やっぱし3年程度しか持たなかった。

どの 3D 映画も、同時公開で 2D 版も出してるってのがね。2D 版を用意するのは、3D 対応してない映画館でも上映してもらうためでもあり、映画館での公開後の DVD 販売や配信で稼ぐためでもあり。なのはわかるけど、そのために 3D 映画は 2D 映画の文法やシネマトグラフィに縛られ続けるわけで。

かつての映画界は、テレビとの差別化のためにワイドスクリーン化を進めたけど、初期はそれを「上手く使う」のに四苦八苦してたそうな。で、かのジェームズ・ディーン初主演の『エデンの東』(1955)がその答えを示して、それがワイドスクリーンでの表現方法の定番になった、らしい。

ワイドスクリーンの構図の認識について、発想の転換をやってのけた。「画面の左右がたっぷり」(被写体が小さくなるし画面がスカスカになるしで、迫力的にどうもキマらない)→「画面の上下を切り取る」(被写体が画面からはみ出すほどでっかく映って、なんだかすごく迫力がある)。ワイドスクリーンの売り文句は「テレビじゃできない大画面をさらに大迫力で」だったんで、それに見合ったアングルを新規開発する必要があったと。

3D 映画も、2D じゃできない体感を提供するのが使命なのに、表現方法が 2D の様式に縛られてるもんで、3D 独自の様式が育たないわけで。んでまぁせっかく割高料金を払って 3D 映画を観ても、そのあと場面を脳内再生すると普通の 2D 映画と変わらなかったり。

もしかしたら 3D 体験ってもともと記憶に残りにくいものなのかもだけど、既出の作品が 3D ならではの体験ってわけじゃないからそうなってしまってる可能性もあるような。

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2023.2.21 火曜
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ロケットマーケティング

H3 ロケットの横っ腹には "JAPAN" と 書いとりますな。H-IIA までの NASDA/JAXA の大型ロケットには "NIPPON"" と書いてあった。

なんでこれ、国際市場を意識してのことらしい。まぁ海外じゃ NIPPON よりも JAPAN のほうが通りがいいからな。

けど H3 って国の基幹ロケットの位置付けとはいえ、最初から三菱重工の商品でもあるんだわな。H-IIA は途中から JAXA から三菱重工に移管されたけど、H3 は JAXA と三菱重工の共同開発の形ではあっても、ブツとしては三菱重工のモノということで。

てことでさ、1私企業の商品に国名を記すってとこに、どうもおいらは違和感を覚えちまって。国旗ならまだしも、という、自分でもよくわからん脳内基準でしかないけど。

でさ、国際市場を意識するんなら、"JAPAN" という単語を使うんなら、どうせなら、

"MADE IN JAPAN" と書いちゃったほうが、より訴求力があるんじゃないかと。単なる JAPAN という単語もまた国際社会で好感を持ってもらえてるかと思うけど、MADE IN JAPAN はもうなんてーか、何物にも代えられないほどの、突き抜けたステイタス感・ブランド感・信頼感があるわけですよ。

本当に日本で作ってる商品なんだから、記述する分には何の問題もないしさ。

衛星打ち上げの国際市場っつうと、なんかこう、巨額になるだけに、顧客の立場を想像するに、主にコストと信頼性の面で、ものすごくシビアかつ客観的な査定の後の末にロケットを決定っつう意メージがある気がする。

けどまぁインフラ整備とかの一般的な巨額の商取引きであっても、発注側はイメージとか雰囲気に流されるケースが多いような気がする。

てことでさ、どうせ横っ腹にでっかく "JAPAN" と書くのなら、「信頼の証」の成句として既に国際的に認知されまくってる "MADE IN JAPAN" がいいんじゃないか、ってので、三菱重工御中、いかがでしょ?

ライバルのスペースX社やアリアンスペース社にはできない、絶対的に有利なマーケティング手法になり得ますですよ。

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2023.2.22 水曜
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踏み間違い

アクセルとブレーキの踏み間違い、初めてやらかしたですよ。

バックの時だったんだけど、後ろに何もない状況でほんとよかった……。

場所は自宅でさ。その瞬間、「おっと踏み間違えたよ」とすぐにブレーキを踏み直せたんだけどさ。

これがもし出先で、周りが他人のクルマやら他人だらけだったらさ、パニックになって、すぐに適切な判断ができないんだろうなぁ。

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2023.2.24 金曜
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左右同率の謎

今日でロシアによるウクライナ侵攻が1年だけど、違うニュースが来た。

小惑星リュウグウのアミノ酸は左右同数 生命誕生「宇宙起源」言えず - 毎日新聞

この結果は意外というか。

小惑星リュウグウにはアミノ酸が豊富にあるだろうとは言われてた。はやぶさ2が持ち帰ったサンプルを調べたら、本当にあった。そこまではいい。で、このリュウグウのアミノ酸の型が左手型に集中してることが示されれば、「地球生命の元となった物質(アミノ酸)は、原始の地球上で自然に合成されたものではなく宇宙から飛んできたもの」という、ここ30年で主流になりつつある説を実証的に補強できる、はずだった。

けどリュウグウサンプルの結果は右手型と左手型が同率。

宇宙空間でのアミノ酸の生成過程ってのはなんでも、超新星爆発の衝撃波を受けて、宇宙空間を漂ってる元素同士が結合してアミノ酸が合成される、のだそうで。

そのとき超新星爆発から来る電磁波が円偏光という状態になってて、それで作られるアミノ酸はほぼすべて左手型になる、ということらしく。まぁこれもまた「有力説」でしかないといえばそうでしかないわけで。

なんでまた左手型だと都合がいいのかというと、地球の生き物はその体を構成するのにタンパク質を使ってるわけで、タンパク質はアミノ酸からできてるわけで、生き物の体内で生成されて使われてるアミノ酸は左手型ばかり。なんでそうなったのかを説明するのに、「超新星爆発の影響で宇宙空間でできたアミノ酸が太鼓の地球に降ってきて、それを材料に生命が誕生した」という仮説の裏付けになるからですな。

生命の材料が宇宙から飛んできた、という仮説が都合がいいのは、これに対立する別の説「原初の地球上で自然に合成されたアミノ酸から生命が生まれた」はどうしても時間がかかりそうなんだそうで。「地球誕生からわずか数億年で生命が発生した」という別種の最有力仮説とはなかなか結びつかないらしく。

そこで、既に「生命の素」が宇宙空間で出来上がってたと考えると、その生成が地球の誕生より前でも矛盾にならないってわけで。例えばラーメンを作るのに、小麦粉や豚の骨なんかを揃えて最初の最初から作るよりも、スーパーで生麺とスープの素を買ってきたほうが手軽に早く作れるってのと似た感じかと。

で、今回見出された事実として、小惑星リュウグウから取ってきたサンプルからアミノ酸が見つかって、左手型と右手型が同率に存在してた。てことで、どうも超新星爆発で生成されたアミノ酸ではないらしいとなったわけで。そこらへん、当てにしてた筋書きが崩壊しちまったんで、また新たな説を組み立てなきゃいかんくなったと。

ただ、小惑星からアミノ酸が見つかったっつう事実自体は大事なんじゃないかと。過去に、地球に落ちた隕石からアミノ酸が検出されたというのもあったそうだけど、剥き出しの状態で地球に落ちたんで、地球にあるアミノ酸で汚染されたんじゃないのか、という疑惑もあったわけで。それが、地球以外の天体にもアミノ酸が存在してることを、実証的にきちんと証明できた。これは大きいと思う。

さてさて、超新星爆発で生命の素が生まれて、それが地球に落ちてきて生命へと……という仮説の信憑性は落ちてしまったけど、地球のアミノ酸が宇宙由来たという説はまだ死んでないどころか全然健在。実際に宇宙にあったんだから。科学者さんたちがまた新たな仮説を練って、それをまた新たな探査や実験で検証して、という流れは今後も続いていきそうだね。

これはこれでワクワクするというか。

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