ひとりごちるゆんず 2019年7月
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2019.7.1 月曜
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カッコ直し

この日記の、直そう直そうとずっと思ってたこと、ついに決心して着手したですよ。

小さいといえば小さい間違いでさ。カギカッコの使い分け。「」(カギカッコ)か『』(二重カギカッコ)か、というやつ。

作品タイトルなんかは『』を使うものらしく。細かいルールは知らんけど、文学系の論文なんかだとかなり厳密に決まってるらしく。論文の内容以前に、カギカッコの使い方がいい加減だとあんまし信頼されない感じらしい。もう10年以上前に、そっち系の大学の卒業生さんにそう教わりまして。

この日記は別にユルく書くからもう基本的に作品タイトルも「」でいいやと押し通してきたけど、ずっと気になってたことでもあったり。気になるなら直したほうがいいだろうと思いつつ、モタモタする間に、ログがどんどん積み増していくわけで。どんどんめんどくさくなってもきたわけでw けどもうやる。ほんとにやる。やれればいいな。明日から本気出すww

といういつもの展開に嫌気も差してきたあたり。今やっとります。

しかし最古が2001年6月だもんな。どんだけかかるんだべ。

とりあえず降順で進めてるけど、全然はかどらん。

いやさ、開きカッコはコピーしたやつ貼ればいいんだけど、閉じカッコは打ち込んで変換しなきゃなんないから。だんだんそこがめんどくなってきて。

JavaScript で作ろうかなと。開きカッコを検知して、対応する閉じカッコを自動で置き換えるやつ。

大した省力化にはなんないけど、過去ログが膨大なもんで、それ考えるとやる意味あるかなと。

けど自動化の開発に難航したらあんまし意味ないわけで。

そこら悩みつつ、とりあえず手書きで続行中ですよ。

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2019.7.2 火曜
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コレジャナイホログラム2019

またホログラム的なものが出てきてるけど、きっとまたペッパーズゴーストなんだべと。

“俺の嫁”召喚装置「Gatebox」30万円で発売 嫁とのリアルな1日に溺れてきた(動画あり) - ITmedia NEWS

つか3年も前の記事だった。

んで結論は、今回もホログラムじゃなかった。けどペッパーズゴーストでもなく、リアプロジェクションというものだそうで。要は、スクリーンの後ろから映像を投影するってやつ。

スクリーンは透明だけど、材料を選んでるらしく、投影されたものがその後ろに光って現れると。後方散乱するツブツブが、ガラスなりアクリルなりに練り込まれてるのかな。透明なスクリーンに表示されるんで、像が空中に出現してるかのように見えるという仕組み。

結局は 2D 投影なんで、斜めのきつい角度で見ると像がツブれる感じかと。

いわゆる「レイア姫のホログラム」の実現にはまだまだですなぁ。つかたぶんあれ、実現の手がかりさえない状態なんじゃないかと。

一方「デススターのホログラム」は筋道がついてて、完成は時間の問題かと。今は粗いドット描画しかできてないけど、解像度を上げていくだけでワイヤーフレーム 3DCG を空中に投影できるようになりそう。

あとは、今は白色だけみたいだけど、色表現ができるようにもなってくれないかな。

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2019.7.3 水曜
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カッコ直し半自動化

カッコ直しの JavaScript できますた。2時間くらいでできますた。

ここに出してもこれまたあんまし意味ないんだけど、ドヤってことで(コチラ

開きカッコだけ次々と直してって、1枚(1カ月ぶん)終わったら丸ごとコピーして、JavaScript の左上のボックスにショートカットで貼り付けると、その右のボックスに修正済みが出力されると。

正直、ほとんどラクになった気がしない……。

ちゃんと閉じカッコも直したかを気にしなくていいってのは気分的にラクだけど。

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2019.7.4 木曜
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億年筆跡

火星探査機 のぞみ 打ち上げからもう……(数えてる)……21年だよ。

ISAS の のぞみ 公式 PV、今になって初めて観たかも。

のぞみ〜火星へ〜(火星探査機「のぞみ」)1998年打上げ【宇宙科学研究所の歩み 044】
 
『のぞみ』と惑星探査【宇宙科学研究所の歩み 055】

上の動画(044)は のぞみ に関するいろいろを詳しく紹介してる。下の動画(055)は、海外を含む他の探査計画も紹介してる。内容は重複が結構あるね。いつ公開されたのかは不明だけど、どうも両方とも、追加の地球スイングバイ(2002年12月と2003年6月)が決まったけど実行前の段階っぽい。

松浦晋也著『恐るべき旅路』によると、1998年12月の地球スイングバイ失敗の後、ISAS は箝口令を敷いて のぞみ 関連情報を一切出さないようにした。世間やマスコミの攻撃から のぞみ チームを守ることにしたわけで。『恐るべき旅路』じゃこのことを「道義的責任から逃げた」と批判的に書いてたけど、当時はしょうがないことだったかもな。

けどおいらは のぞみ に名前を載せてた。情報が出てこなくてやきもきしたっけな。

知り得たのは、1998年12月の地球パワードスイングバイ時にエンジンの推進剤バルブのトラブルで速度不足に陥ったこと。急いでエンジンを再点火して速度を稼いだものの、今度は火星周回軌道に投入する分の推進剤が足りなくなったこと。追加で地球スイングバイを2回行って推進剤を節約して、4年遅れで火星探査を始めること。まさに今日紹介した動画で言ってることそのまま。

箝口令はその後、ISAS 内でもいろいろ意見や考えが出たらしく。その次の はやぶさ のときはインターネットが普及してきたこともあって、徹底的に情報公開する方針になったんだよな。

はやぶさ でも致命的トラブルがいろいろ出たけど、情報はほぼリアルタイムで公開され続けた。でも通信途絶から回復(2006年1月23日)してからしばらくは、通信回復の件は伏せられてた。状況が安定した後の3月7日にその事実が公表されたんだよな。やっぱしあまりにもヤバい状態だと箝口令なんだな。当然とも思えるけど。

さてさて今回発掘した のぞみ 公式 PV での収穫といえば、055の最後の方での、応募者の名前を載せたプレートの画像。初めて見たわ。ここにキャプって出したかったけど、もろに個人名が出てるんで控えますですよ。ちなみにおいらの名前は見当たらなかったww

最近の名前載せ企画はネットで募集なもんだから、たぶん活字で刻まれてるんだよな。つか IKAROS のときは CD-ROM にデジタルデータとして記載されたし。

元祖のアメリカの名前載せは1990年代から既にデジタルデータ形式だった気がした。

のぞみ の名前載せは、アメリカの土星探査機カッシーニが世界で初めてやったのをそのままいただいた形だけど、いいことやってくれたと思う。

んで のぞみ の時代にもインターネットはもうあったけど、公募があった1997年時点じゃ普及しきってたわけじゃなく(おいらが自宅でインターネットを始めたのは1998年の暮れだった)。てことで、ハガキでの募集だった。

○cm × △ cm と指定された枠を自分で線を引いて、その中に名前を手で書く形で。指定は普通ハガキだったんで、「受け取りました」とかの証明は特になし。自分が送ったかどうかは、本人の記憶だけが頼り。ちなみに今はネット応募で、送信フォームに記載したメアドに、受け取った旨の返信が来るようになってる。

名前を刻んだプレートの複製はきっと ISAS にあるだろうけど、ランダムで並んでるだろうから、27万人もの応募者から自分の名前を探し出すのは至難の技かと。

文字データじゃないから検索もできんだろうし。そういや読み仮名の登録も特になかったな。

手書きの名前をハガキから切り出して、並べて縮小コピー取ってそれをまた並べていって(たぶんこの工程まで手作業)、画像データとしてプレートに刻印したらしく。今回の動画でその刻印を確かめられた。確かに応募者の手書きの筆跡がそのまま載ってた。

今のネット応募は、名前載せ企画は文字データか、あるいは1種類の活字でしか載せられないわけで。でも のぞみ に載った名前は違う。手書きだよ。これから何億年か何十億年かは宇宙を飛び続ける のぞみ。載ってる名前は、みんな本人が自筆したり、知人が手で代筆したものだよ。

生活環境や医学の進歩とともに人類の平均寿命がどんどん伸びてるとはいえ、これから100年も経てば、27万人の のぞみ 乗組員たちはほとんどこの世にはいないだろ。1997年の応募から122年後だもんな。おいらも確実に他界してる。けど自筆の署名は今後何億年も残る。

億年単位だと、人類全体がこの世にいないかもな。環境の激変についていけなくて滅亡ってのは、今まで地球でよくあった話。あるいは進化して、もはや今の人類とはかなり違う生き物になってたりもしてな。機械を体にして、生物でさえなくなってたりしてな。

そんな中で、筆跡なんつう地球人類独特の個性の、そのまた個人の個性なんつうものが残り続けるわけで。のぞみ に応募した人だけの特典なのかもな。

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2019.7.5 金曜
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半自動化の恩知らず

カッコ直し、思ったより全然進まない……。

半自動化で進むと思ったんだけど。今までの経験上、半自動化ってやっても気分的にはそんなにラクになった気がしないのよな。今回もそんな感じ。

なんでって、今まであったものがなくなるってのは案外印象が薄いもんでして。

作業手順がいくらか消滅したって、「おおーっ!」とwktkするのは最初だけなんだよな。親しい人がいなくなったり、好きなものがなくなったりとは違って、特に気にかけてないものがなくなる場合、すぐに新しい状態に慣れちゃってな。残った作業手順を「あーめんどくせ」と、手順を削る前と同じ強度で思ってしまうもんでして。

自動化した部分は間違いがなくなるのもメリットなんだけど、あんまし実感できるものじゃないしな。

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2019.7.6 土曜
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ミンキーミート

回転寿司に行ったらミンククジラが出てたんで、早速食ってみたよ。

クジラ肉っておいらはあんまし好きじゃないんだわ。臭みがどうも。

けどまあ IWC 脱退記念の商業捕鯨再開記念ってことで、とりあえず食ってみた。

味しない……。

ほんと清々しいほどに無味だった。なんぞこれ。

昔食った臭いクジラ肉って、もっと白っぽかった。今回のはおもっきし赤身。

昔のはミンククジラじゃなかったのか、それとも部位が違ったのか。

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2019.7.7 日曜
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スペースオペラ

半端でも科学の知識を持ってると、宇宙ものの映画が時々、とんでもない噴飯物に見えてきたりする。

例えば『スター・ウォーズ』シリーズだと、登場する様々な宇宙人がきっちり共通の善悪観を持ってることに違和感を覚えたり。異なる環境で進化してきた知的生命は、きっと善悪観(≒常識観)がそれぞれバラバラになるはずなわけで。

あと、ロケーションが砂漠の惑星・氷の惑星・森の惑星とかいろいろ出てくるけど、人類と全く同じ姿形の生き物(メインの登場人物のこと)がどこでも普通に生きて呼吸できてるとか。太陽系内の惑星でさえ、地球以外は人類が生身で生きられる星はないのにな。

けど、じゃあそういうところがあるから『スター・ウォーズ』は駄作なのかっつうと決してそうじゃなく、最高に楽しくて感動できる名作だとおいらも思う。

自分の中で、この矛盾は何なのかと思ってはいたけどさ、たぶん「スペースオペラ」という概念が、矛盾するはずの両者をうまく取り持ってるんじゃないかと。

1980年代初めには、スペースオペラは「宇宙を舞台とした冒険活劇」と再定義され、『スター・ウォーズシリーズ』などの有名な大衆文化作品がスペースオペラと呼ばれるようになった

言葉としての「スペースオペラ」の定義は時代とともに変わっていったわけで。んでまぁ今はそのスタイルはぶっちゃけ「面白けりゃいいんだよ」「こまけぇこたぁいいんだよ」で通ってしまってると。

ルーカス・スピルバーグ系はけっこうそんな感じだよね。『スター・ウォーズ』じゃ宇宙での戦闘場面で音が出る。そこをツッコまれたジョージ・ルーカスは『俺の宇宙じゃ音がするんだよ』とサックリ答えたそうな。

宇宙が舞台じゃないけど『ジュラシック・パーク』はシリーズ1作目の公開が1993年。最新作が去年。その間に恐竜学が急激に進んで、どうも結構な種類の恐竜が羽毛を持ってたらしいとわかってきたけど、製作側はそこは完全無視で、シリーズとして一貫性を持たせる方向らしい。

そういう科学的な細かいツッコミなんかどうでもよくなるくらいの圧倒的な面白さで押していこうってわけで。

日本だと『宇宙戦艦ヤマト』『銀河鉄道999』とかの松本零士作品が、その意味でスペースオペラ的ですわな。

まーそれで言ったら『アルマゲドン』もスペースオペラとして楽しめばいいんだけどさ。いやなんかこうおいら的には、ハード SF とスペースオペラとのどっちつかずの半端さというか。

小惑星表面での物体の挙動が皆の目に明らかになったのって、今からほんの5カ月前だからな。はやぶさ2のサンプル採取映像で。ちなみに下の映像は5倍速。

離陸中、画面の下の方で、白っぽい大岩がドンゴロドンゴロとゆっくり転がってるね。超小さい重力下での物体の挙動ってわけで。動画は5倍速だから、実際はもっとゆーっくり転がってたはずで。

そういや はやぶさ2が持ってったローバーのミネルバ II-1 は、脱出速度に達しないようソーッとジャンプしたけど、それでも10分くらい滞空してたんだよな。

『アルマゲドン』の小惑星有人ローバー。地球上でグリグリ走り回ってたあの装甲車。小惑星上でも同じノリで走り回ってたなぁ。まあ表面重力はリュウグウの何百倍も大きそうだけどさ、けど、スペースオペラフィルタを通してもやっぱし無理があるような。つか機関砲を装備する意味はどこにあったのかと。

『スター・ウォーズ』シリーズの、個人的に勝手に想像してる設定。主な登場人物の容姿が地球の人類そのものなのって、それは「観客に合わせて置き換えている」というやつで解釈すると納得できるような。

てことで、例えばアルファケンタウリ星人相手にこの映画を上映するとなると、主な登場人物たちはアルファケンタウリ星人の姿をしてるってことで(そういう星人が実在するとして、たぶん地球人とは常識観が全然違うだろうから、作品がウケるかどうかわからんけど。ウケるにしても、ツボどころが全く違うんだろうな)

銘板
2019.7.8 月曜
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会話音楽

カッコ直しの作業用 BGMはいつもの EFD じゃなく、久しぶりにディープ・パープルの昔買ったアルバム聴いてたり。

「年を取るに従い、特定の曲しか聴かなくなる」ってのはある程度本当かも。まぁおいらは EFD を漁ったりしてるけどさ、普通のプロの楽曲ってほんと昔買ったやつしか聴かんもんな。

って若い頃から、新曲チェックもしないし未知のジャンル開拓もほとんどしない、範囲が超狭い人だったww

でさ、いやなんかこう、耳タコ曲ってときどき、変な錯覚を感じる時があって。

インストが、何やら言葉をしゃべってるような感じがして。

ディープ・パープルの名曲 "Lazy" 聴いてたら、「あーどっかの時点の昔、この部分でそう感じたなーまたそんな感じするなー」と。

ギターとかドラムとか「そこでこう入ってこう引っ張ってそう来るんだよな」なんて感じで、実際の音と記憶とを脳内でシンクロさせてると、サウンドがなにがしか意味のある言葉を語ってるような気がして。

脳内の聴覚の処理回路が何らかの勘違いを起こしてるだけなんだろうけど、これはこれで楽しいというか。

もっともっと聴き込めば、いつかその「言葉」がわかるようになったらいいなとか。

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2019.7.9 火曜
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デルタブルース

今の今まで、デルタブルースって3連符のブルースだと思ってたw

デルタ・ブルース

全然違うww

銘板
2019.7.10 水曜
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忘却の全とっかえ

依然、作品タイトルとしての「」を『』に入れ替え中。

だんだんペースが落ちてきてて。

降順で直してるんだけど、あんまし昔のやつって書いた記憶がないとか、そういう風に書いてたっけ?とか、今基準じゃまずいとかじゃんじゃか出てくるんですわ。今までも気づくたびに修正・部分的削除・部分的入れ替えしてきたけど、全部サーベイなんてやったことなかったもんだから、古くなればなるほど出てくる出てくる。

そこらへんアップデートしながらなもんで、ペース落ちるわすごい疲れるわ。

そんで、あまりにもヤバいネタは全とっかえしてるんですわ。そしたら不思議なことに気づいた。全とっかえして36時間もすると、ヤバかったネタが何だったのか思い出せないっつう、いやー人間の脳って本当に自分に都合よくできてるんだなww

銘板
2019.7.11 木曜
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はやぶさ2の今後はヨユーか 1

はやぶさ2、2回目の着陸成功ですな。

今のとこ CAM-H の画像3枚だけ公表されてるけど、今回もまたうまく試料採取できた感じ。

きっと今回もまた、マゾヒスティックなまでに意地悪な「もしも」を考えてずらっと並べて、ひとつひとつ事前に対処してきたんだろうな。そして、成功はその成果なんだろうな。

そういや今回は予告してた定刻に着陸したみたいだけど、1回目は予定より40分も早く終わってしまってな。管制室のすぐ外の実況席で、NASA のお客様のお話を伺ってて、これがけっこう長いコメントでな。通訳が始まるかってタイミングで管制室で拍手が沸き起こり、NASA コメント途中でぶん投げてしまってたww

(2019.8.30 補足: 着陸オペレーションの事前想定には時間の幅があって、1回目2回目とも同じく、そのうちの最速時刻のあたりで着陸したらしい。1回目の事前発表では、その時間幅の中間の時刻を着陸予定時刻としたせいで、外の人にとっては「想定外に早い着陸」となってしまったらしい。おいらもそれでネット生中継に寝坊してしまったしなww 2回目はその改善として、事前公表じゃピンポイントな予定時刻は出さず、想定した時間幅そのままを出した、ということらしい)

1回目でぶった切られてしまった NASA コメント内容も、ブライアン・メイ(クイーンのギタリストかつ天体物理学者。はやぶさ2プロジェクトを応援してくれてる)からのコメントに対する感想だったからな。まぁいいかwwww

あれがもしオサイリス・レックス計画と はやぶさ2計画との連携の話題とかだったら、中断はアレだったろうけど。

さてさて今回の着陸直後の時点で はやぶさ2の機体に問題ないっぽいし、あとはミネルバ II-2 ミッションと地球帰還のみですな。未踏の挑戦項目は全部こなしたんで、おいらは早々とヨユーモード。

とりあえず以後は、トラブルが出てもどうにでもできるでしょ。

とはいえトラブルっていつも全く予想できないところに出るからな。日本の探査機ってまだまだ経験が足りんところがあるから、まだ油断はできんか。にわかに不安になってきたぞなもし。

ああ、あれだ。来年末だから1年以上先の話だけど、再突入カプセルの分離。

初代の時は、正規の姿勢制御系がほぼ全滅っつうひどすぎる状況で命中精度を確保しなきゃいかんかったんで、かなり地球に寄った位置でカプセルを分離した。結果、本体までもが再突入から逃れられなくなってしまった。

けど当初計画じゃ、もし再突入マヌーバ時に機体が健常なら、月軌道よりも外側でカプセルを分離。はやぶさ本体はその後に軌道修正して地球近くの宇宙空間を通過。別な対象天体への新たな探査に向かうことになってた。

初代の当初計画は叶わなかった。けど はやぶさ2は今のところそれができそう。

てことで順調に行けば、はやぶさ2は再突入カプセルを、月軌道の外側から地球の特定の地域めがけて放ることになる。初代の時は再突入の2時間前に分離したんで、地球との相対速度を秒速 12km として計算すると 86,400km となる。当初計画を 400,000km とすると、その 22% 程度まで地球に接近してから分離したことになる。まぁ4分の1か5分の1か。いや実際はもしかしたら6分の1以下だったかも。

かなり遠いわけで。

はやぶさ2のカプセルの着陸地点は南半球のどこかってことになってる。たぶん今回もオーストラリアのウーメラ砂漠なんじゃないかな。だとして。

赤い丸で囲った場所がウーメラ砂漠。下の画像だと、地球の右側にかすかに赤くなってるところがそれ。地球サイズで見ても超ちっちゃい領域なのに、月よりも向こうからの超長距離射程でこの的の内側に当てなきゃなんない。まぁ初代でさえ「やれる」っつう判断だったんで、2代目ならなおさらやれるとは思うけど、それにしてもなんかこう、感覚からかけ離れた超高精度な気がして。

ちなみに再突入カプセルに推進・姿勢制御の装備はないんで、放出以後の飛翔経路は、自らの慣性と地球重力と大気圏内の空気抵抗っつう外部要因のみで決まる。

はやぶさ2は初代と同じく、行きがけの地球スイングバイで誤差わずか 1km 程度っつう頭おかしいレベル(褒め言葉です)の超高精度を出してる。てことで、その実績もあって大丈夫なんだろうとは思うが。

……やっぱし取り越し苦労っぽい。初代の最後の軌道修正(TCM-4)って地球までの距離 1,900,000km だったわ(公式資料)。再突入の4日と9時間前のこと。地球ー月の距離(約 380,000km)のちょうど5倍。カプセル放出時の22倍の距離。月軌道どころか地球の引力圏の外側にいる時点で、軌道はもうガッチリと決まってたってことで。

てことは初代で、再突入カプセルを放出するタイミングを地球にギリギリに近づいてからにした理由は、軌道の誤差じゃなく、カプセル放出方向の誤差を抑えるためだったんだな。機体の姿勢制御系(特にリアクションホイール)が健全なら、月より向こうからカプセルを分離しても、きちんとウーメラ砂漠に命中させられるんだな。それにしてもやっぱし無茶にも思える超高精度だわ。まさに変態技術www

てことで はやぶさ2は、あとは大きなトラブルがなけりゃ大丈夫でしょうってことで。

銘板左端銘板銘板右端

世の中わからんもんで。

初代 はやぶさ の地球帰還で本体まで再突入した理由は上に簡単に書いたけど、そういう悲劇的な運命が事前に知られたこともあって、はやぶさ の地球帰還は大きな前評判を呼んだわけで(最も前評判を呼び込んだのは『変態力』動画だったけど)。そのうえ実際に撮影された複数の再突入映像がまたインパクトありまくりで、これがまたものすごく注目を浴びたわけで(当時の皇后さまが歌に詠まれたほど)

トラブル出しまくり故障しまくりってのは本当はあるべきじゃないんだけど、それもまた世間に「健気」と共感してもらえてな。さらに、トラブルに対してジョジョばりの奇想天外な対処が「こんなこともあろうかと」と次から次へと繰り出される痛快さもウケたし。

SF 作家・野尻抱介は、初代 はやぶさ の運用ぶりを元ネタにストーリーを着想したそうだけど、途中でやめてしまったらしい。「フィクションが現実についていけない」とのこと。はやぶさ という現実の展開が非現実的すぎて、わざわざフィクションにする理由がなくなってしまったらしいw

悲劇的運命を迎える直前に はやぶさ が撮影した地球、いわゆるラストショットも話題を提供したね。壮絶な生き様・死に様と引き換えに計画成功の果実をもぎり取ったっつう英雄っぽさもまた、人々の琴線に触れたりもして。

工学的にはあんましよろしくない状況が、熱血感動の泣ける根性物語として世間に肯定的に捉えられてしまった。そしてその影響で、それまで冷遇されてたはやぶさ2計画に、国民の興奮と熱狂が押しまくる形でやっと開発予算が盛られることになった。世の中、何が幸いするかわからんもんですな。

けど当時の政権は何が何だかよくわかってなかったらしく、要求の何分の1っつう中途半端な予算付けをしてしまってな。

満額じゃなきゃ打ち上げタイミング(地球と対象天体との位置関係による)までに機体を完成させられないだろってのに。もし2014年の打ち上げを逃してたら、次はその10年後になってたぞ。アメリカがライバル計画(オサイレス・レックス)を予算承認して既に動かし始めてたってのもあって、かなりヤバい状況だったし。

はやぶさ2がここまでの成功をおさめられてるのって、初代チームの若手さんたちが、今は中心メンバーになってるからってのがあるわけで。もし10年遅れてたら、初代での技術と経験がかなり失伝してしまうとこでもあった。

んで結局、足りない分は JAXA 内の自由裁量分の予算から、理事長権限で捻出したらしい。そのぶん恐らくほかの将来計画にしわ寄せが行ったんじゃないかと。

やっぱしというか、何党とは言わんけど当時の政権はアレだったよな。科学関係の公共事業への投資を無茶苦茶な理屈で削ってたのに(「装置が国内にないなら外国から買ってくればいい」には開いた口が塞がらんかったよ。その発想が正しいのは発展途上国の場合なんじゃないかと)、はやぶさ 帰還がブームになったら途端に手のひら返ししたもんな。無視し通すよりましだったけど、全然足りない額でヨシとするわけわかめぶりがすごかった。

あーでも当時の政府のフォローも一応しとくか。当時開発中だったスーパーコンピュータ『京』。この仕様はほとんど世界ランキング1位奪取に特化したものだったらしいけど、事業仕分けでツッコまれた(「2位じゃだめですか?」のアレ)結果、政府側の意見も取り入れて、実用性を考慮した仕様に変更したそうな。

東日本大震災の後、京には、地震が起きた時にいち早く津波の精密なシミュレーションをする役目が与えられた。各地への津波情報は早いほうがいいもんな。それ以外にも、IT 創薬、計算機天文学、超電導現象の解明、気象研究、新素材の開発とか、いろいろな用途に使われてるらしい。

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2019.7.12 金曜
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はやぶさ2の今後はヨユーか 2

つか大学間で共同開発したミネルバ II-2 な。

今まで はやぶさ2の本業ミッションが大変だったんで、たぶん はやぶさ2チームに放っとかれたかと思う。んでまぁ今回の着陸ミッション関係だと、はやぶさ2チームは今は、取得データのダウンリンクと処理・解析に大わらわだろうな。そこが落ち着いたら、ようやくミネルバ II-2 チームと一緒に、どうやってミネルバ II-2 のトラブルを克服するかっつう話になると思う。

とはいえ今から はやぶさ2チーム + ミネルバ II-2 チームができることって限られてるわけで。なんせブツが誰の手にも届かないところにあるからして。

たぶん、いろいろな場合を想定して、それぞれでパターンを分岐させつつ、それぞれのパターンに沿ってスケジュールを組むとか、くらいなんじゃないかと。

ミネルバ II-2 の目的とトラブル内容の記事を出しとくか。

「はやぶさ2」の小型機「MINERVA-II2」に不具合 - AstroArts

2014年12月の打ち上げ直後からこれまで3回にわたって、「はやぶさ2」の機上で「MINERVA-II2」の動作チェックが行われており、「はやぶさ2」と「MINERVA-II2」の間の通信は正常に行えることがわかっている。しかし、「MINERVA-II2」の中で各種のデータ処理を行うコンピュータの初期化が正しくできず、ローバーの状態を把握したり、カメラを含めた搭載機器を制御したりすることができない状況だという。

ミネルバ II-2 は はやぶさ2と通信はできるけど、ミッションに関係する意味のあるデータを扱えない状態らしく。各大学が開発したホップ機能を作動させるのも難しいのかな。山形大学のホップ機構は電源を使わないんで、放ったらかしとくだけで動作するはずなんだけど、そのデータをミネルバ II-2 は自力で取得できないし、はやぶさ2本体に送信もできないってわけで。

この山大ホップを確かめるには、はやぶさ2本体が「目視」する、という形が実現性が高いのかな。

けどこれはこれでむずいかも。

ミネルバはちっさいからな。まずは投下した後にどこで静止したのかを確定できなきゃなんない。はやぶさ2はそれなりの低空にまで降りなきゃなんない。ターゲットマーカーみたいに光り輝くわけじゃないし、岩・石・ツブテだらけの表面の画像から、人が目で探すわけで。考えただけでほんと大変そう。

ミネルバ II-2 を画像から効率よく探すには、ミネルバ II-2 の着陸点の誤差を減らさなきゃなんない。着陸点の誤差を減らすには、はやぶさ2本体が着陸しちゃうくらいまで降ろさなきゃなんないわけで。

無事にすぐにミネルバ II-2 が画像上で見つかったとして。

そのままミネルバ II-2 を越夜させると温度変化でホップしてるはずで、ちゃんと移動したかどうかをまた写真判定と。

はやぶさ2チームとしては、もうそんな低空まで機体を降ろしたくないだろと。

小惑星リュウグウの自転周期は7.6時間ってことで、低空で7時間もホバリングさせとくってのもまたけっこう推進剤を消費しちゃうだろと。MASCOT 運用で2ソル以上にわたって低空ホバリングしてたけど、ミネルバ II-2 を目視するんならもっと近くだろうし。

あのイビツな星で何時間も超低空ホバリングっつうと、星が自転するにつれて はやぶさ2が受ける重力が変動するだろ。位置精度が悪くなるわけで。そしてイビツな星ゆえに、位置精度をよく掴めずに機体が変なところへと流れていくと、表面のデコボコに機体の横っ面をぶっ叩かれるリスクも出てくるだろと。

てことは、7.6時間周期で近づいては離れ、を繰り返さなきゃなんない。

ミネルバ II-2 で得られる成果の予定って、現状じゃ微々たるものなわけで。はやぶさ2本体が危険を冒してそこまでやるのかっつう疑問があったり。

つか希望として、問題が出てる搭載コンピュータ、電源が太陽電池に切り替われば、もしかして直るかもっつうのもあるらしく。これは確かめなきゃなんないですわな。

これってタイミングは分離直後に、ミネルバ II-2 が はやぶさ2の影から出きったところからかと。たぶん着地するまでの間に、再起動とか試すんじゃないかなと。さらに、着陸するともしかして、リュウグウ表面とミネルバ II-2 で静電気の電位差があったりすると、ミネルバ II-2 の機体全体に電気がパリッと流れちゃうわけで。

これが起きたとして、それで問題のコンピュータが覚醒してくれるか、それともそのせいでますますおかしくなってしまうか。あるいは影響なしか。とりあえずミネルバ II-1 のときは静電気の放電現象は特には起きなかったっぽいんで、ミネルバ II-2 でも何も起きない公算が強そうだけど。

銘板
2019.7.13 土曜
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はやぶさ2の今後はヨユーか 3

お、マイナビニュースで記者会見の様子が詳しく出てる。

「100点満点で1000点」 - はやぶさ2津田プロマネが第2回タッチダウンを総括 - マイナビニュース

いやもうなんか、おいらが関連記事を読むのは、チームの皆さんの晴れがましいお顔を拝見するのが目的になっちまってるさ。

特にプロジェクトサイエンティストの渡邊誠一郎先生が、毎回のイベントの成功と、持ち帰ったサンプルの研究での期待をワクワクと語るのがね、もうね。

はやぶさ2計画は立ち上げ段階でかなり迷走してたらしく。初代は工学試験機だったんで、科学観測はあくまでおまけの位置付けだった。2はガチの科学探査機なんで、観測こそが本業。そこを JAXA は初代とほぼ同じ仕様で行こうとしたわけで。そのジャンルの科学者さんたちとしては、せっかくの観測の意義や計画をしっかり立てて、搭載するセンサー類ももっと次の対象に特化したものにして、とかヤキモキさせてしまったらしく。

しかも JAXA 内の科学者だけが優先的に恩恵を受けるんじゃないかってので、主に JAXA 外の小惑星科学者から批判を浴びてたらしい。まぁ科学探査機なのに相変わらず工学優越の身内優先な状況と見られて、不信感を募らせてしまったらしく。けど批判を聞くと、それはごもっともだけど、探査機の基本仕様や日本の宇宙機開発の工学的な限界、切羽詰まった開発スケジュールの関係から、そこまで全部の話は聞いてられない状況でもあり。

当時の はやぶさ2計画批判派の急先鋒が、名古屋大学に所属の渡邊先生だったそうで。んで当時の はやぶさ2プロジェクトマネージャにして科学側の責任者だった吉川真先生が、なんと渡邊先生に計画参加を打診っつう荒技を繰り出した。そして渡邊先生は見事に受けて立った。渡邊先生は はやぶさ2チームに入った後、そう簡単な話じゃなかったと実感したことを素直に吐露されてる。

そして今、チームの中心メンバーのお一人としてご活躍されてる。

渡邊先生は科学者なんで、はやぶさ2がリュウグウに滞在してる今が一番お忙しい頃合いなんだろうな。往復の航行中はあまり大きな仕事はなさそうかな。あ、いやいや、往路と違ってこれからの復路の間は、現地で取った科学データがもっさりあるからな。その整理と解析と、現時点で出せる論文の作成・発表(これを世界中が待ってる)と、サンプル受け入れの準備で大わらわだろうな。

吉川先生もな。はやぶさ2の初代プロジェクトマネージャだったのが、工学系の國中均先生と交代になってしまってな。けどこれはジンクス的にというか、いい判断だったんじゃないかと。

ISAS の衛星・探査機のミッションって、プロマネが工学系の人のほうがうまくいってる感じでな。たぶん日本の宇宙技術がまだまだ成熟してないのが原因かと。科学的成果をあげるのが目的ではあるけど、それを成すには機体の運用・管理をうまくできないといかんわけで。科学系の人は目的そのものに責任を持てるものの、機体の製作や運用はどうもあまり得意ではなさそうで。突発的にヤバい状況になったときに対処できる腕前がまだまだ必要とされてる状況ってことで。

X線天文衛星 ひとみ 全損事故って、製造段階から図らずも事故のタネがいくつも仕込まれてしまっててな。それを事故発生までに誰も見抜けなかったのが敗因だったわけで。プロマネが工学系の人だったら、もしかしてどうにかなってたんじゃないかとか考えちゃったり。

んでまぁ ISAS の衛星・探査機のプロマネって大抵、工学メインのミッションなら工学系から、科学メインのミッションなら科学系から選出されることになってるわけで。初代 はやぶさ は工学実証機だったんで、工学系の川口淳一郎先生がプロマネになった。

はやぶさ2はガチの科学探査計画なんで、プロマネは科学系になるはずだった。のが。あれー? 二代目プロマネの國中先生は確かに初代 はやぶさ の中心メンバーだったけど、工学系だよね。あれー? とか思ってたら、ほどなく津田雄一先生にバトンタッチ。同じく工学系。たぶんこの交代は、國中先生が ISAS 所長になるってあたりでのことだったかと。けど吉川先生に戻すということではなく。ひとみ の事故もあったし、これからはプロマネは工学系優先になるのかもな。

じゃあ吉川先生は? と思ったら、はやぶさ2のミッションマネージャーとなった。科学側、工学側の両方に目を配る、プロマネの補佐役らしい。てことで実際は、工学側の津田先生と理学側の吉川先生のツートップ体制ってことらしい。

科学側の実質のリーダーは渡邊先生だけど、所属は ISAS じゃなく名古屋大学なんで、対外的な折衝・交渉は吉川先生が担ってるそうで。科学側の内部としては、こう分業するということで渡邊先生を口説いたらしい。ていうか津田プロマネも はやぶさ2の運用に専念してるっぽいんで、外部とのコミュニケーションはもう科学・工学を問わず吉川先生ががんばってくれてるっぽい。

って吉川先生の肩書きを調べたら、資格は理学博士(天体物理学)でありつつ、宇宙科学研究所 (ISAS) 宇宙機応用工学研究系准教授でもある。科学・工学の両方いける稀な人だった。探査機計画の中心人物をやるための人って感じさえしてきた。

んでまぁ はやぶさ2チーム内の吉川先生って、国内のファンから見ると具体的に何やってる人なのかイマイチよく見えてこない感じがしちゃうけど、NASA や ESA からの信頼がものすごく厚いらしく。

NASA は今、オサイリス・レックスを運用中ですな。同じく小惑星サンプルリターンミッションで、とりあえず両機の打ち上げ前に、将来持ち帰るサンプルをお互いに交換する協定を交わした。んで、それぞれの目標天体がある程度似てるうえにはやぶさ2のほうが運用スケジュールが若干早めなもんだから、NASA は はやぶさ2の動向を大いに参考にしてる。オサレクのサンプル採取は来年を予定。はやぶさ2はおととい完了した。

で、はやぶさ2の1回目のサンプル採取成功の時点で、NASA は来年のオサレクのサンプル採取のアドバイザーとして、吉川先生をご指名で招待すると決めたらしく。招待は恐らく儀礼的なものじゃなく、先輩からのアドバイスを本当に当てにされてると思われ。オサレクチームは今、サンプル採取でマジ悩んでるだろうから。

オサレクチームは対象小惑星ベンヌについて、地上からの事前観測での「砂や小石で覆われている」っつう予測を信じた。オサレクチームはそれに合わせたサンプル採取機能を開発して機体に搭載した。けど現地に行ってみたら大外れ。リュウグウみたいに岩だらけのガレ場しかないっつう有様で。んで、リュウグウでサンプル採取に見事成功した はやぶさ2チームの知見がどうしても欲しいらしく。ていうかベンヌはむしろリュウグウよりもガレまくってる感じだけど。

2020年中は、はやぶさ2は復路行程に入ってる。チームの科学側は上に書いたように、世界待望の論文の準備・作成・発表で大わらわだろうけど、渡邊先生がリーダーとして頑張ってくれそう。てことで吉川先生は、出張先の NASA で心おきなく大活躍されるんじゃないかと。

あと ESA というか、はやぶさ2はドイツ・フランス共同で開発した着陸機 MASCOT を運用したね。ここでの折衝も吉川先生が担当。彼らが吉川先生に絶大な信頼を寄せてるっつう情報が出てたな。

そんなわけで海外での吉川先生人気を扱った記事は以下。MASCOT チームの人のコメントも載ってるよ。

「はやぶさ2」プロジェクトの吉川 真 准教授が "The 2018 Nature's 10"に選出 - JAXA/ISAS

吉川は、いくつもの異なる研究機関同士が、それぞれの主張で衝突せずに協力関係を結ばせるという稀有な才能を持っている、フランス国立宇宙研究センター(CNES)でMASCOTランダーの共同プロジェクトマネージャを努めたオーレリー・ムーシは言う。「一緒に働いたことがあるサイエンティストの中で、彼ほど親切な人はいません」。

とのこと。はやぶさ2計画の元・批判派で今 はやぶさ2チーム内で大車輪の活躍中の渡邊先生といい(「科学者として至福の瞬間を味わっている」ってコメントもあったっけな)、はやぶさ2との共同計画の MASCOT の中の人といい、ライバルをご指名で招待の NASA といい。吉川先生って、みんな集めて面白くしてしまう才能に富んだ人なんじゃないかと。

お、吉川先生のミッションマネージャとしての仕事内容の記事見つけた。

JAXA「はやぶさ2」の成功を支えたチームワーク――異なる才能が一つになれるカギは「テーマへの共感」にあり - ITmedia ビジネス ONLINE

プロジェクトの国際調整・国際協力を維持・推進したり、国内外のメンバー間のコミュニケーションを円滑にしたり、チーム内外への情報の周知を徹底したりすることが、主たる任務

あーやっぱりって感じ。映画でいうとプロデューサーの役割なのかもな。吉川先生の仕事内容はイマイチよくわからん感じだったけど、そういうことだったのか。

つかもう渡邊先生がミッションのヤマ場を越すごとに見せてくれる嬉しそうな表情がね。もうね。吉川先生がいなかったらここまで素敵なことにはなってなかったろうなってのがね。

銘板
2019.7.14 日曜
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カッコ直しの今さら

この日記内の作品タイトルとしての「」を『』にするやつでさ、JavaScript で半自動化してるんだけどさ、

……、

……、

……。

バグってた orz 2004年6月まで作業して発覚。このせいで修正が途中で止まってしまってるケースが多いってことに、今さら気づいた。

バグ取りが案外簡単だったのは幸いだったけど、半自動化部分、全部やり直し。

いやさ、CGI とかで書類を次々と入れ替えて全部やるんならいいんだけど、おいらの普通の JavaScript しか作れんもんで、書類1枚につき半自動化処理1回なわけで。

いやーもうやりましたですよ。その時点での作業済み15年ぶん、全部やりましたですよ。

何やってんだか。

銘板
2019.7.15 月曜
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地味な史上初から、もっといけるか考えてみた

初代 はやぶさ の史上初は、同じ地球外天体に同じ探査機で複数回着陸したのもまたそうだと思う。特に誰も言ってなさそうだけど。はやぶさ2はまたそれをやろうって話で。んで本当は3回で記録更新できそうでもあるけど、新記録よりも探査機の安全性の確保が優先かつ、科学側としても3回もやる意味があんまりないらしく。

個人的には、赤道地域と中緯度地域と極地域との違いを知りたいけど、はやぶさシリーズの設計とリュウグウの自転軸の関係上、赤道近くの地域からしかサンプルを取れんしな。

はやぶさ2がリュウグウ近辺で観測を始めるまでは、リュウグウは自転軸が横倒しの可能性があった。これだと、着陸の時期を選べば異なる緯度でのサンプル採取ができたはずだったけど、実際の自転軸の傾きはほとんどなかった。これはこれで、リモートセンシングでさっさと全球観測ができて好都合なことが多かったのと、そのリモセン全球観測の結果、全体的に均質ってこともさっさと判明。つまりサンプル採取はやれるところだけでやればオールオッケーとなった。

あとは、素で採取したのと SCI で表面爆破したところから採取したのとで違いを見るのが重要ってことで。これで納得できるんだけど、自転軸がほぼ直立ってことは、太陽に炙られる度合いが緯度によって違うってことでもあって。そのまま何億年も経ってるってことは、状態も違ってるところがあるんじゃないかって気がする。リモセンで見つからない違いが、サンプルの地上研究では……なんて考えちゃったり。現実は、リュウグウの自転軸の傾きと はやぶさシリーズの構造の関係で無理なのが確定したけど。

対してアメリカの小惑星探査機オサイリス・レックスの構造は、あんまし緯度に縛られずにサンプル採取できる形になってる。けどサンプル容器が1個しかないんで、複数箇所から採取すると混ざってしまう。

複数箇所からのサンプル採取は、はやぶさ2で成功すれば史上初なのかな。いやいや初代も2回着陸して、それぞれの回で微粒子を採取してるか。2室あるサンプルコンテナの両方からイトカワ微粒子が見つかったからな。けどそれぞれ着陸地点を厳密に特定できてなさそうだし、2回ともだいたい同じ場所を的にしたから、「異なる複数の場所から」とは言い切れてないかも。

初代の功績の後を追うのだと、地球の引力圏を離れて、複数の天体で離着陸ってのもまだあるね(地球発ー小惑星着、小惑星発ー地球着)

今までのサンプルリターン計画だと、アポロ計画とルナ計画はともにお月様が対象(地球の引力圏内)。ジェネシスは太陽ー地球のラグランジュ点 L1 に滞在して太陽風の物質を採取(対象天体は太陽で、もちろん離着陸なし)。スターダストは彗星の尾の中を通り過ぎざまに、尾の物質を採取(離着陸なし)

初代 はやぶさ がそれを初めて成した。はやぶさ2とオサレクが予定通りに成功すれば、それぞれ2番目、3番目となる。

ここまではサンプルリターンなんで、全部が目標天体と地球との往復ってことでもある。いやさ、地球を発って、地球以外の複数の星を渡り歩いて次々と着陸っつう探査計画ってないもんかなと思って。今のところないと思う。離着陸に使うエネルギーを考えると、小惑星・彗星並みの、微小重力の小天体がターゲットってことになる。けど微小重力ゆえに、ブレーキに使える大気もなく。てことはそれぞれの星の軌道にきちんと乗り換えてランデブーってことになる。これはこれで多大なエネルギーが必要ですな。

ここらへんもしかしたらできそうかもなーってのが、どっちも日本の計画・構想だけど、まずは火星衛星サンプルリターンの MMX。火星の2つの衛星フォボス、ダイモスのどっちかからサンプルを取ることになってて。けど両方の線はないらしい。必要な軌道変換エネルギーが多くなりすぎってことらしく。

もうひとつは、木星トロヤ群小惑星に行くオケアノス計画。はやぶさシリーズのイオンエンジンと IKAROS のソーラー電力セイルを組み合わせる。これで太陽ー木星のラグランジュ点 L4 か L5 の小惑星を探査する。今のとこサンプルリターンを計画に含めてて、ミッション期間30年っつう超大型プロジェクトってことになってる。

これだと太陽ー木星のラグランジュ点近くに吹き溜まってる小惑星同士の相対速度はそんなでもないはず。いろいろ渡り歩いて濡れ手に泡で観測しまくったり、複数の星からサンプルを取ったりとかできそうなような。

ていうか30年も稼働してる日本の宇宙機ってそんなにないと思うが。そこがちょっと怖いというか。GEOTAIL がもうすぐ27周年か。

とりあえず、長持ちさせるならスピン安定型ってことで、その意味じゃオケアノスは理に適ってはいる。ただ GEOTAIL はデスパンアンテナさえないから、可動部品の磨耗がなくて長持ちしてるってのもあって。姿勢制御系は、推進剤をとっくに使い切ってるから当てにもしてない状態。

あとは太陽電池や電子機器の劣化か。コンピュータ関係は古いんで内部配線が太いはず。宇宙線での劣化がほとんど進んでないかも。じゃあ逝くとしたら、太陽電池の出力低下ですかね。

オケアノスはイオンエンジンを積む関係で、デスパン機能が必須になる。さらに本当にサンプルリターンするなら、はやぶさ シリーズと違って子機を着陸させてサンプル採取、離陸して本体に戻って、サンプルコンテナを再突入カプセルに渡す形になると思う。となるとドッキングポートもデスパンが必要かと。

自転軸ぴったりにドッキングボートを配置して、子機が同期自転して、の『2001年宇宙の旅』形式ならドッキングポートはデスパンしなくてよさそう。でもそれはそれで現実世界じゃ初の機能ってことで、難しい面もあるかと。

なんかもう最小限の構成でさえ実現できるかできないかの野心的なミッションになりそげなんで、それ考えると複数の小惑星を渡り歩いて着陸して、というのはきついかなぁ。

つかオケアノスの場合、30年計画で運用してるうちに、技術の進歩で、同じ内容でもっともっと早く簡単にできるやつが出てきはしまいかと、むしろそこが心配だったりして。

銘板
2019.7.16 火曜
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ヒトゲノムとロケット

そういや宇宙分野じゃないけど、ヒトゲノム計画 というのがある。ヒトの遺伝子情報を全て明らかにするっつう国際計画で、何をするにもまず必要な、DNA のデータ取得に膨大な予算と期間が見込まれてた(予定期間は1990ー2005年の15年間)。んでこれが、進めるごとにより効率的な手法が開発されて、2000年に大筋の解読終了。詳細版は2年前倒しの2003年に完成した。

ヒトゲノム計画自体はまだ続いてて、2003年はまず必要な DNA データの取得っつう山場が終わったってこと。

たった2年早まっただけとも言えるけど、野心的な超大型プロジェクトはけっこう遅延・頓挫するもんなんで、それが前倒しで完了ってのが衝撃的だったわけで。

これ、途中から1私企業のセレラ・ジェノミクス社が恐ろしく画期的な方法を引っさげてライバル参戦して、競争状態になったのが効いたらしく。企業なんで経営的に元を取らなきゃなんない。どうやったかっつうと、解読済みデータを次々と特許申請したらしく。

これで特許を取れれば、製薬業界に使ってもらって莫大な投資分を回収できるっつう読みで。けどヒトゲノム計画側としては、これは国家間プロジェクトで、成果は全人類が等しく利用できるようにするつもりなわけで。

途中で二者が協定を結んで混乱は避けられたけど、一番いいのは、ヒトゲノム計画側が常にセレラに先行してデータを公開していくことなわけで。セレラが当て馬になるのがいいわけで。けどセレラだってドバッと事前投資してる以上、せめてそのぶんは回収しなきゃいかんわけで。協定ではたぶんその補償も折り合いがついたんだろ。

ヒトゲノム計画が始まった時分には、1企業どころか1国家でさえとてもできなくて国家間プロジェクトになったほど遠大な計画だった。完成した成果を多くの研究所や企業が利用する、という形でしか考えてなかったはず。なもんで、まさか途中から1企業が爆速で追い上げてくるとは思ってもなかったろ。

ヒトゲノム計画の当初の解読期間は15年間だった。企業がライバル参入して2年早まった。

オケアノス計画は30年。

うーん。

ヒトゲノムの方で扱うのは情報そのもの。1990〜2005年っつうと、コンピュータの性能がすさまじい勢いで上がりつつ、加速度的な普及で値段がバンバカ下がってった時期でもある。DNA の現物からのデータ採取技術の開発と IT 革命のタイミングがうまく合った結果とも言えるか。

オケアノス計画の場合、情報処理が高速化・高度化していっても、計画全体に与えるインパクトはそんなには強くなさそう。今だと AI がどう絡んでいくかってのがその分野のカギかもだけど、宇宙探査って宇宙空間の航法なり天体なりっつう現物が相手だからな。データの扱いを工夫できたにしても、もともと宇宙機に積んでるコンピュータの能力は貧弱だからな。むしろ通信の容量をできるだけ確保して、データの高度な解析は主に地上で処理する感じ。

宇宙機の運用自体はそれで間に合ってるんで、あとはまさかのトラブル発生時の原因推定と解決法を手早く正確に割り出す、ってなあたりに AI の出番があるかも。

お金の面だと、地球から飛び出すのにすごいお金がかってる。この四半世紀でロケットは安くなってきてはいるけど、日本の場合だと3分の1に下がるかどうかっつう程度。かつてアメリカはスペースシャトルで価格破壊を目指したけど、かえって高くついてしまった。それもあって、ロケット業界は保守的な抜本改革が主流なわけで。つか衛星軌道や惑星間軌道に行く手段はいまだにロケットしかない。

ロケット以外の劇的なコストダウンのアイデアはあるにはあるけどどれも生煮えで、そう近い将来に出せるものじゃなかったりする。現状は「ロケットのライバルはロケット」だからコストダウンが遅い、とも言えるかと。ヒトゲノム計画に対するセレラ社の画期的新方式、という構図にはなってないわけで。

遺伝子情報の読み取りもまた現物の DNA が相手だけど、たった4種類の信号で構成されるデジタル情報が膨大にあるものを読み取っていくわけで。単純作業をどれだけ効率的に進められるかっつうやつで。アイデア次第で劇的な効率化を成しやすいというか。

とりあえずオケアノスの30年計画、ライバル出現で運用中に陳腐化っつうのはあんまし考えにくいかもな。

いやでも ルナ9号 の月面軟着陸から今年で53年。今は民間プロジェクトや私企業が月着陸を目指す時代でもあるね。

イスラエルの月探査機ベレシート(イスラエルの民間団体「スペースIL」とイスラエル・エアロスペース・インダストリーズによる共同プロジェクト)は今年4月、残念ながら着陸に失敗したけどかなりいいところまで行った。

日本の iSpace 社は2021年半ばに月面着陸する予定。ちなみにこのままだと JAXA/ISAS の SLIM 計画に微妙に先んじてしまいそう。さあ日本初の月面軟着陸は、民の iSpace が取るか官の JAXA が取るか。

ロケットでいうと、ベレシートも iSpace も SpaceX 社のファルコン9なんだよな。ファルコン9が比較的安くて便利ってことで。民間企業の商品だから交渉も速いだろうし。

三菱重工の H-IIA も民間の商品だけど、割高で民間打ち上げの経験がまだ少ないうえ、会社自体が官寄りなイメージだし。とはいえ成功率と定時打ち上げ率が高いのが売り。民間ユーザー目線じゃ高級品すぎて手を出しにくいイメージかな。

来年デビュー予定の H3 ロケットはかなりお手頃なお値段になりそうだけど、四半世紀前に初打ち上げした日本初の大型ロケット H-II に比べて3分の1の目標価格は、「たったの3分の1」なのか「まだ3分の1にしかなっていない」なのか。

とかなんとかとりとめのない放言のまま、今日の話題は強引におひらきにすべ。収拾つけられそうにないんで。

銘板
2019.7.17 水曜
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ソルティプール

いやさ、どうでもいいアイデアというか。

水泳プールの水ってさ、鼻に入ると結構大変なことになるじゃないですか。

普通の水でも大変なのに、たぶん塩素がさらに効いてしまってるんじゃないかと。

でさ、そこらへん改善するのにですね……、

生理食塩水にしてしまってはどうかとwwwww

塩素は消毒に必要として、さらに容量重量 0.9% になるよう食塩を添加するってのは。

鼻うがいって生理食塩水でやるとツラくないっていうじゃないですか。やったことないけど。

てことで、プールの水が鼻に入ってしまった時の苦痛がそれなりに減るんじゃないかと。

さらに利点として、水の比重が大きくなるぶん体がちょっとだけ浮きやすくなるぞ。

程度にもよるけど、間違えて飲むとかえって熱中症対策にもなるぞww

とりあえず季節柄の話題として。

銘板
2019.7.18 木曜
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他人の趣味をけなすのは野暮

個人的な感想というか。

なんか韓国好きの人が叩かれる風潮みたいだね。

世相的にそうなるわなーってのはわかるけど、個人の趣味をけなすのって野暮じゃね?

日韓関係で荒れてるのは政治・経済の場なわけでさ。個人レベルで代理戦争ってのはどうもね。

ていうか向こうの国じゃ今、一般人と政府とマスコミが一丸になって、日本に八つ当たりしてるっぽいじゃないの。

向こうと同じ野暮してどうするよ。

「あの人の趣味が理解できない」ってのは、その人の趣味に関して自分は無知な素人ってことだからね。その趣味を自分がやるつもりないのなら放っとくに限るですよ。

ただまぁ韓国政府が今すごく日本政府に追い詰められてるのは、自業自得だと思うよ。

銘板
2019.7.19 金曜
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カッコ直し 完結篇

ついに終わった。「」→『』作業。ひいはあ。マジひいはあ。

これ本当にここまでする意味あったんだろうか。とかまた今さら。

いやさ、新聞記事だと作品タイトルとかも「」なんだよな。だから「」でも間違いではないってことで。けど新聞のみで許されてる表現かもしんないしな。

さらにさ、「」と『』の区別は文学系の研究論文上だと厳密に区別されるものだそうなんだけど、この日記ってそこまでのもんでもないだろっつうヘタレな考えもあったり。

つかその厳密性をろくにチェックしないまま今回の修正作業を始めて、そのまま完了しちまったわけで。てことは、その厳密ルールに照らすとかなり勘違いしてるところも多々あるんじゃないかと。

でももうやっちまった。

再チェック・再修正の予定は今はナシ。もうこれでいいや。うん。

銘板
2019.7.20 土曜
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そういう商品

ここしばらくまとめサイトの広告に、鳥か何かの動物の死骸にしか見えん写真が出ててさ。すげー気になってたんだわ。

あんまし気になって気になって仕方ないもんだから、ついにその広告をクリックしてみたんですわ。

ようやく理解したですよ。商品名『ペルドロー』。これでさらに検索しまして。

食材でしたわ。鳥の丸ごとのスタイルの。

氷点熟成後、液体凍結していますから、解凍した時の状態でお使い頂けます。
解凍後に羽の処理をして下さい。

漫画『おいしい関係』で、主人公が取材の人の目の前で、食材の丸ごとの鳥を扱う場面があったのを思い出したよ。鳥の食材はこういう形でも流通してるんだなー。

しかし、いやーしかし、それが何かわからん状態で画像だけ表示って。グルメ方面でもないまとめサイトに出すものとして、いささかアレな気がするがww

銘板
2019.7.21 日曜
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そういう組織化

昔の職場であったこと。

同じフロアの別部署で、一人が急に昏倒してしまって。その部署の人たちはもう心配で気が気じゃなくなって、作業を放り出して推移を見守ってた。幸い看護師資格を持つ人がいたんで対応がテキパキと進んでいったんだけど、正直ほとんどの人たちは野次馬状態。邪魔な上に本来の作業が勝手に止まってしまってる。

んで、こっちの部署の人たちも浮き足立って、作業が止まってしまってた。つか同僚たちも現場に駆けつけてしまった。これって組織としてどうなのかと。

と思い、おいらは自分の作業を続けた。おいらまで野次馬しに行ったらなおさら邪魔でしかないしさ。組織行動だったら、そんな時でも関係ない部署は稼働してなきゃなんないはずだしさ。

けど、そんな中で一人作業してるのってかなり後ろめたかった。

あれってどう対処したもんなのかねぇ。

銘板
2019.7.22 月曜
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『ばさらの時代』

YouTube 上で、面白げな教育映画シリーズを見つけてしまったですよ。今回はそのうちの一つ、『ばさらの時代』をご紹介しようかと。

「婆娑羅(ばさら)」って言葉は知ってたけど(シューティングゲームにそういうのがあったような)、なんのことか全くわからんかった。

んでこの教育映画によると、14世紀の南北朝時代の風潮のことらしく。身分不相応な華美な衣装・奇異な衣装を着る者たちや、なんか特定の生き様の人たちを「ばさら」と呼んだらしい。アウトローと近いかも。

それって、安土桃山時代の「傾奇者(かぶきもの)」と発想は同じじゃないのかと。『花の慶次』のアレ。

ただ、傾奇者と違って、ばさら は社会にかなりの影響を与えたんですな。鎌倉幕府 vs 朝廷の争いに影響したってんだからな。ていうか後醍醐天皇は ばさら勢力に対抗すべく、自ら ばさら化したっつうのが衝撃で。

詳しくは動画でどうぞ。いやーなんかもう、学校で習う歴史ってまぁ基礎知識を暗記するスタイルじゃないですか。そのあともっと細かいところを楽しむための元ネタを植え付けるっつうか。

なもんで、その段階でつまんない感じがして遠ざけちまうんだわな。けどその基礎がなんぼかでもあれば、こういうのをさらに楽しめるってことで。

おいらはそんなわけで、遠ざけちまった人なわけで。けどこの教育映画が面白くてさ。だったらだったら、もっと日本史を知ってる人なら、「ばさら」という視点で歴史を見てるこの映画をもっと楽しめちゃうんじゃないかと。

つか鎌倉時代って、社会階級の上でも下でも、文化やら意識やらがより自由を求める方向へと激変した時代だったんだな。その軸になったのが「ばさら」だったと。

昔の、強い人・偉い人が全てを握る世の中ってつまんなかったろうなーとか思ってたもんだけど、そう単純なもんでもなかったんだな。んで結局、ばさら な風潮の中から茶道・華道・歌舞伎なんかのベースが生まれたってのもまた、初めて知って意外というか新鮮というか。

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2019.7.23 火曜
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人体射出 1

教育映画じゃないけど、すげー気持ちいい動画を見つけてしまって。

最後はみんなコーフンして駆け出しちゃってまー。そりゃそうだわな。おいらも見てるだけでコーフンしたですよ。

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2019.7.24 水曜
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人体射出 2

おおーそうか、パルクールのノリのトランポリンなんだ。

競技会場(?)の様子からすると、スポーツだけど競技じゃないみたいだね。みんな格好がストリート系なのも合わせて、そこらへんパルクールっぽい感じ。野郎ばっかなとこもww

人が宙を舞うってのはもうね、なんかね、いいもんですなー。

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2019.7.25 木曜
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はやぶさ2が白ぇっつったら黒ぇもんも白ぇんだ

はやぶさ2の着陸動画第2弾キターーーーーーーーーーー!!

今回もまた同じ CAM-H だからアングルは同じだけど、日光が差し込む角度が違ってるね。てことで、前回はサンプラーホーンのフランジ部は機体の影に入って真っ黒だったのが、今回は白い。

カメラの設定で、あのもともと真っ黒なサンプラーホーンのフランジが真っ白に写ってる。リュウグウ表面はそれより多少暗い色。リュウグウどんだけ黒い星なんだよ。

んで、前回に比べると飛び散るツブテが少ないよね。これは何を意味してるんだろ。接地や離陸の仕方が違ってるのかな。

んー、前回の動画は5倍速。今回は10倍速。てことは今回の接地はゆっくりした行程だったのかな。てことは、サンプラーホーン内部でのツブテの挙動がけっこう落ち着いてから離陸したんだろうか。

あるいは、前回は、ある程度硬いと思われるナマの表面を砕いたわけで。今回は SCI で作ったクレーターの噴出物が積もった場所を狙ったんで、既に砕けた砂やツブテが積もってる場所だったわけで。今回はそういうことで、弾丸の衝撃が吸収されちゃったかな。

今回「もしかしたら」とちょっと期待してたことがあったけど、そうはいかなかったな。

期待ってのは、離陸時にちょっと後ずさり気味に上昇すると、カメラの視界に、弾丸を撃ち込んだ場所が入るなーと思ってたんさ。そこにちっさいクレーターが写ってるだろうなー、どんな形なんだろうなーと。見れなかったか orz

しかしこれで動画2本目ゲットなわけで。1本目の時点で、リュウグウ表面に挙動について、渡邊先生が興奮気味にいろいろ語られてたのが印象的で。そこからさらにいろいろ解明できる研究ネタが見つかったらしく。探査機の側から対象天体の状態に影響を及ぼす、いわゆる破壊検査ってなかなかできないことらしく(軌道周回機じゃほとんど無理だし、はやぶさ2が持ち込んだ着陸機とローバーでもできなかったもんな)

さてさてその破壊検査。SCI での表面爆破もそうだし、サンプル採取の動画は2本も撮れて比較できそうだし。

リュウグウについて、いろいろ面白いことが判明しそうですなー。

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2019.7.26 金曜
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『わたしのアール』など

ほぼじゅびふぉ 久々の入荷は4作品。

「次やろう」な入荷予定作品をこれでもかと溜め込んだまま、ずっと放置しとりますた。

3月には新規入荷作品が多すぎて、トップページのリストがなんだかわけわかんない有様だったのに、気がつけば新規の紹介が1作品だけに(新規作品リストからは入荷から90日で消える設定なんで)

そんな未作業な入荷予定作品のうち、作業する寸前まで行ってたやつからってことで、『わたしのアール」ですわ。歌詞のオチがいささかアレだけど、軽妙な曲調で人気の作品らしく。ほかの歌い手さんの EFD を探して入荷していこうかなと。

"trick art!" は、歌い手さんで選んだ曲。『ワンルーム・オール・ザット・ジャズ』で starri (✩ り) さんのあざとい歌唱にやられっちまったおいらとしては外せないww

けど "trick art!" のほうはそんなにあざといわけじゃなく。正統派の美ボーカルを聞かせてくれますよ。いやでもやっぱしちょっとあざといかな。

つか公開から1年半以上なのに、なぜか再生数を全然稼げてない。

つか『ワンルーム……』も足りてない。どっちも3桁って何なんだよ。実力的にどう考えても5桁6桁は行かなきゃおかしいでしょう。starri (✩ り) さんなんでこんなに知られてないんだ。まったく納得いかねぇ……。

今日のトリは Juby さんの『心做し』。サビが、泣き叫ぶみたいな切ない高音が魅力の逸品ですよ。

Juby さんの作品リスト、だいたい古い順に入れてはいるものの、気分で新し目のやつも入れてきてるわけで。そしたら『心做し』を飛ばしてしまってたのが発覚ってわけで。あー埋まるとこ埋まってすっきりした。いやいやまだ抜けあるなー。

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2019.7.27 土曜
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『心做し』など

ほぼじゅびふぉ の続けての入荷は8作品。今日はまったく新規な曲はナシ。昨日が全部新規曲だったからってわけでもないけど。

『ガラスの壁』。作者ご本人によるリミックスですな。海外ボカロPの中で、GHPZ さんって有名Pだからな。今は海外ボカロPの数は多くはないけど、いつかたぶん、多彩な才能たちがたくさんひしめき合うようになると思う。そのとき GHPZ さんはレジェンドとして扱われるんだろうな。そんな GHPZ さんの代表作。おいらときどき、rockleetist 版をカーステで聞き惚れてるよ。

『ラズベリー*モンスター』『マトリョシカ』はもう入荷しないと言いつつ入荷しちゃった。やっぱし皆さんこの2曲が大好きなんだよな。Tenshinyan さんを発掘できたのも嬉しかった。

『心做し』は昨日 Juby 版を作業したばかりだったんで、記憶が新しいうちに Tenshinyan 版も。歌詞の設定とか微妙に謎な部分がある曲なんで、複数の英訳詞家さんの作品を読み比べると、いろいろわかってくることがあるかも。

『ルカルカ★ナイトフィーバー』。Juby さんのおととしの作品だね。やっぱし Juby 作品の反訳はムズいww なんでムズいかっつうと、英語詞としての完成度が高いから。とにかく韻を踏みまくるというやつで。日本語反訳でもそこを再現できればいいんだけど、全然できてないというアレで。

Kiseki さんの『誰でもいいから付き合いたい』はやっぱりというか、英訳詞が Juby 版だったww Juby さんってなんかフラれ歌の訳詞が妙に得意なんだよなw

Lollia さんの『ローリンガール』破壊力ありすぎ。新しいこれまたキョーレツなインスト来てるなーと思ったら、どうも共演の Master Andross さんがインストを作ったらしい。どうも海外の人らしい。んで、Andross さんの YouTube の動画リストに『ローリンガール』が見当たらない。Lollia さん専用で作ったのかも。そして Lollia さんそれに見事に応えたっつうことじゃないかと。

しかしインストのすごい作り手が現れたなぁ。今も海外 EFD 界隈じゃ日本から曲とオケを持ってくる形が主流かと思うけど、腕利きの人たちが育ってきて内製化率が上がりつつある……そんな状態だといいな。

はや10年もの歴史を築いた EFD。諸先輩がたに憧れての凄腕新人ってときどき出てくるからな。Lollia さんもまた後発組の実力派だったっけな。そして歌い手・英訳詞家だけじゃなく、サウンドの人材もじわじわ埋まってきてるような。5年前はまだ、その方向は人材がまばらだったのにな。

Hiro Muse さんの『いろは唄』。なんか英訳詞にほだされて、ノリノリで反訳しちまった。

アナタが先に 火照るよな口づけで
今更思い出しても どうでもいいの

そんな感じでw

日本じゃ最近というかもう平成通して30年もの間、演歌・歌謡曲って人気がイマイチだったじゃないですか。がんばってきた氷川きよしも路線変更らしいし。つか今、路線変えた氷川きよしの動画を初めて見たけどさ、なんかこれから言おうと思ってたこともうやってたwww

いやさ、このジャンルは和風のバタ臭さ(語源的にすごい変な表現になってしまった)を薄めてもいいんでないのかと。んで、流行りのロック調ポップを取り込んでもいいんでないのかと。

氷川さんこれでかなり巻き返してるみたいだし、演歌界・歌謡界はとりあえず、ボカロ界隈に『いろは唄』っつう既成曲があるから、これで攻めるってのもいいんではないかと。

歌詞の内容もそっちなテイストだしさ。つか演歌・歌謡曲って美しく上品な歌い方だからあんまし気になんないけど、扇情的な歌詞がけっこうあるよな。『いろは唄』を作業してて、そこ強く感じたわ。んでこれがまた気分をノリノリにさせてくれるもんなんだな。

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2019.7.28 日曜
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『ぼくのほそ道』など

ほぼじゅびふぉ の入荷は6作品。

『心做し』3つ目。原曲に、説明してない設定を思わせる何かがあるぶんだけ、三者三様のとりどりな日本語反訳ができましたですよ。

『ぼくのほそ道』。みきとPってほんとバリエーション豊富だよな。音も題材も。こういう系統もいけるのか。それを安定の Sara Beat さんの歌唱で聴けるってのもまたオツなもんで。

"No Logic"。かなり前に NUS さん版を入荷したことあったけど、どんな曲だったか完璧に忘れてたww ああ、ジミーサムPか。だったらよし(何がだ)。まさにジミーサムP世界な歌詞を、Sara Beat さんが、ご自身のセンスと言葉で綺麗に英語にしてくれましたですよ。

『上を向いて歩こう』。プロ曲はあんまし扱わないつもりなんだけど、これはもう世界のレジェンド曲なんでww んで、原曲動画の欄はなぜかベン・E・キング版w あの『スタンド・バイ・ミー』の人。坂本九版の公式扱いの動画は YouTube に出てないらしく。いろいろ探して諦めかけてたら、ベン・E・キング公式の『上を向いて歩こう』動画が出てきた。日本語で歌ってた。てなことで。Sara さん、その時代っぽい歌い方で見事に対応しとりますよ。

Jayn さんの『うらみのワルツ』。Jayn さんってさ、ほぼじゅびふぉ でかつて『マトリョシカ』入荷祭りしてた時に見つけた方でさ。素敵な歌い手さん見つけたなーと思いつつも、なんでかあんまし入荷できずにいた方でさ。ずーっと気にしてたんですわ。んであらためて動画リストを見たらば、ものすげーあるの。最近はオリジナル曲も出してる。どうしよっかな。とりあえずボカロ曲 EFD は行くとして、これからオリジナル曲も扱おうかなどうしようかな。

そんでなんでまたタイトルからして不穏なこの曲の入荷を決めたのかっつうと、ページを何となく開いて曲情報をサラッと見たら "Kikuo" の文字。『しかばねの踊り』の、きくおさんだ!! これはもう作業せずばなるまいて。作風からしてというか、きくおさんのお名前を拝見するごとにキクワタを思い出してしまうおいらだった。Jayn さんの強く甘い歌声。心躍るようなワルツの調べ。そういう歌詞。似合いすぎだろ……。

"Heart Beats" は JoyDreamer さん。Jayn さんと同じく、「是非やらなきゃなー」が謎のセルフプレッシャーになっちまって、なかなか進められなくなっとりまして。けど進めたぞ。よっしゃー。まだ2015年のはじめのあたりだけど。

じょいどりさんの英訳詞は、内容や表現は原曲に忠実なんだけど、けっこう辞書や検索で調べる場面が多くてな。単語や言い回しであんまし見慣れないのがけっこうあって。Utaite Wiki によるとデンマークの人だしな。ただ、よく調べると、ビシッと「その意味」ってのもまたけっこうあったりしてな。英語に慣れてないんじゃ決してないってことで。几帳面なお方なのかもな。

銘板左端銘板銘板右端

昨日 Juby さんの動画リスト見てて、「あーそういや昔」って感じの作品を見つけて。

"Butterfly" / SMiLE.dk

昔のゲーセンでよく、妙に和風メロディなサビが鳴り響いてたっけな。DDR の人気曲ね。おととしあたり、急にこの曲の詳細を知りたくなって。けど曲名も知らず、「アイヤイヤ」で検索したらけっこうすぐ出たっけなww

ネット検索ってホント便利だなー。インターネットがない時代を知る身としては、こういう、「別に後回しでいいしぶっちゃけどうでもいい」系の情報でさえお気軽に探せる時代になって久しいわけですよ。

今気づいた。"Butterfly" のサビってさ、ジャッキー・チェンの『拳精』の主題歌に似てるな。

和風っつうか東洋風ってことでひとつ。

そこから関心がちょいと『拳精』に移ってしまい。クライマックスを観直したら、やっぱし今でも竜蛇虎鶴豹の五獣の拳精たち面白すぎるwwww 連中キモかわいいな。

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2019.7.29 月曜
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『チャイナガール』

ジャッキー・チェン「拳精」のテーマソング「China Girl」について。 - YAHOO! 知恵袋

ベストアンサーに歌詞が載ってた。おいらにそれ見せるってことはあんた……、

チャイナガール チャイナガール
君のために歌うよ
気に入ったら聴いてよね
さあ一緒に歌おうよ
毎日いつでも みんな踊りたいんだ
みんな踊りたいんだ 気楽になりたいんだ
僕ら愛し合ってもいいんじゃない?
さあ一緒に夜通し踊ろうよ
チャイナガール チャイナガール
この愛を捧げたいよ
君からも欲しいな 大好きなんだもん
一緒でいたいんだもん

めっさカンタン英語ww ものの10分で翻訳できたww

あの少林寺が舞台の格闘アクション映画の主題歌なのに、なんで主題歌これなんだよwwww

そして、これがまた映画にぴったり合っちゃってる謎www あーなるほど。拳精たちのノリの軽さとシンクロしてるんだな。

つかその発想、日本じゃなかなか考えられないかも。日本でこういうのやるんなら『剣精』になるのかな。んー、コミカルな演出もありとは思うけど、やっばし威厳とか怖さを帯びてなきゃいかん気がする。

『拳精』のあの白塗り赤オカッパ連中は、そういう重みがまったくない。クライマックスでジャッキーに味方するのはわかるけど、勝負としちゃ明らかにズルだろwwwwww そこらへんも連中はテキトーなわけで。日本にはない発想がまた面白い映画だよなぁ。

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2019.7.30 火曜
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『ぼうけんのしょがきえました!』など

ほぼじゅびふぉ の入荷は7作品。

『愛Dee』は前に入荷した作品があったけど、かなり前でもう覚えてなくてw 新規入荷の気分で作業しましたわ。あんまし難しい内容じゃなくてよかったw

『プラネッター~planeter~』。おおお Sara Beat & Usachii ってあんたこのコラボは外せんぞ! とノリノリで。あーよかった。あーーーほんとよかった。ちなみに今日はコラボ作品が多いけど、たまたまそうなっただけ。

『ぼうけんのしょがきえました!』は Sara Beat & Akane Sasu Sora 版を作業しようと思ったら、英訳詞は Jefferz x Angela 版がオリジナルってことで、まず Jefferz x Angela 版から取り掛かったですよ。『しんでしまうとはなさけない!』の続編ですな。リンレン王様下僕コンビ、今回もはっちゃけとります。

続けて Sara Beat & Akane Sasu Sora 版やってみたら、歌詞の細かいところがいろいろ違っててさ。大意は同じだけど。そこらへんちと気を配ってみますた。

Sara さん集中はそろそろ置いとくかーとかなんとなくな気分で、関連動画に出てた Lizz Robinett さんの『ロストワンの号哭』はピアノバラード版。この曲って元はサウンドも歌詞も攻撃的なんだけど、ピアノにすると丸くおとなしくなる、んだろうなーと思いきや。おとなしくなったものの、存外に寂寥感たっぷり。こうなるんだなー。

Lollia feat. Lizz Robinett 版の "magnet" は3月頃から目をつけてた。ようやく入荷できたですよ。いやさ、Lollia さん + Lizz さんのコラボもまた、Sara Beat さん + Usachii さんとはまた違った方向で夢の共演じゃないですかと。完全に俺得状態ww

歌唱が美女系とカワイイ系。こんなお得なパッケージなかなかないよ。

んでまたなんてーか、この曲の内容って女性の同性愛なんですわ。おいら女でも同性愛でもないんで、深く理解できる立場じゃないんだけどさ、流麗な曲調と激情の歌詞がね、すごくイイんですわ。朝を迎える場面、おいらも泣いたですよ。

元の日本語詞も Lollia さんの英訳詞も、エグいテーマなのに品があるんですわ。反訳でもそこは気をつけたつもり。

恋路に狂ってなんもかんもかなぐり捨ててしまうってのは『いろは唄』もだね。おいらそういう曲が案外好みなのかもなーとも思ったり。

『いーあるふぁんくらぶ』は初登場 Cammie Mile さんと、Froggie(Frog)さんとのコラボ。この曲の EFD 探してたんだわー。やっと見つかって確保したですよ。楽しすぎる逸品。つか知らないうちに GigaP がアレンジ出してたんだな。今回の作品はその GigaP 版のオケと PV を使用。PV の登場人物3人、めっさガラ悪いwwww けどムスカメガネってなんで中国っぽい感じがするんだろwww つか女子高生のみかちゃん一番ガラ悪いww

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2019.7.31 水曜
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かのフィンランド曲の進化史

たまたま見つけた動画。"evolution of levan polkka (1952-2019)"(Ievan polukka の進化)

1952年。最初はフツーにフィンランド民謡だったのにな。

1998年。編集者の好みか、世界的に知られることになったロイツマの映像は「使う気しない」とのこと。日本のアニメを勝手に使ったいわゆる「リークスピン」も近い時期に発祥なのかな。ていうか "levan polkka" をいじって遊ぶ流れは、この路線の中で完結するはずだった。

2007年。Otomania さん、たまごさんによる動画『VOCALOID2 初音ミクに「Ievan Polkka」を歌わせてみた』。これがもうその後の流れを決めてしまった気がする。

2018年。動画によると「幾百ものリミックスとゴミクズ」www

なんかもう「リークスピン」以降、この曲に関するネット上での実質的権利は日本が強奪してしまった感じのような。

うちの国の連中がほんとすんませんとかとりあえず謝ってみる。

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