日本でクライメイトゲート事件があまり大きく報じられなかったのって、たぶんスポンサーの関係かなと思ってるよ。どうも温暖化論者とかその「証拠」を示す研究機関とかって、特定の業界や企業から献金を受け取ってるっぽくてな。まー CO2 削減を旗印にしてるところですな。原発業界とかエコカーのメーカーとか。んでスポンサー様方の意向に沿ったデータと研究成果を発表してると。
データ自体はウソじゃなくてもさ、その利用方法が理に適っててもさ、都合のいいデータだけを選んで使っうっつうやり方もありまして。まーそんな感じで、本物のデータと納得できる解析手法を使ってウソの結論を導くってのはいくらでもやれるわけで。結論を最初から設定してる研究だとそういうことをしがちなわけで。
んでまぁおいら、クライメイトゲート事件以前は、人為的な CO2 濃度上昇による地球温暖化を信じてたんだけどさ、以降は懐疑的なわけで。とはいえ反対論者というわけでもなく。それが本当かどうか不明っつう状態で。そういう状況で、原発業界によるステマと思われる新聞社説も見つけたしな。
クライメイトゲート事件で怪しかったのは、むしろほとぼりが醒めてから。その後の IPCC によるチェックで、多くのデータや個別の結論が「誤りだった」となったのに、世の中じゃものの1年ほどでまた「地球温暖化防止には CO2 削減」の論調が威勢よくなったってあたり。
早すぎるだろ。
誤りの中には、データを全部取り直さなきゃなんないものもあったろうに。そしたら取得データの年周期の変動のブレを丸めるのに5年はかかるだろうに。
何らかの意図とステマを感じずにはいられんわけで。つかもうそこらへんの発表元って、路線が規定なんだなってのがわかった。「地球温暖化は事実で、その防止には排出 CO2 の削減が必要」っつう出来レースな結論を保持するのが存在意義っつう研究団体なんだなと。
仮にこの前提が崩れると立ち行かなくなる組織なんだなと。
最初から自己目的化してる組織なんだなと。
そしたら自らを維持するには、「人為的な CO2 排出の増加により地球温暖化は進行している」論はどんどん強化していかないといけないわけで。既成事実として世の中に定着させなきゃいかんわけで。んでまあときどきそれで勇み足したりするってことなんじゃないかと。
けどさ、地球温暖化ってのは地球全体の話なわけですよ。その地球全体の大気が対象なわけですよ。膨大なスケールなわけですよ。
素朴な疑問。
地球環境に対するあるアクションに対するリアクション(応答)って、数十年とか数百年とか、そんな短いスパンで返ってくるもんなのか?
超短いスパンで応答があるのだと太陽活動ですな。気温がもろに太陽の影響を受けてるのは明白なんで。日の出とともに気温が上がる、夕方から太陽光が弱まると気温が下がり始めて、夜から次の日の出まで下がり続けるっつうのでわかり切っちゃうわけで。
対して、地球の大気中の CO2 濃度を人間がここ200年くらいでじわじわ上げてきた影響って、気温上昇っつう出力としてそんなすぐに応答するもんなのか?
地球全体の大気ってのは膨大な量なわけで。はっきり結論できる応答を得るには、かなり長い歳月がかかりそうな気がするが。
それに Wikipedia「空気#成分」から、CO2 は体積比で4番目に多いんだけど、割合は 0.039% 程度でしかない。Wikipedia からがめてきた円グラフで、その少なさが一目でわかる。
なんかなぁ。素人考えだけど、例えば現状から3倍に増えても 0.12% でしかないのってさ、目くじら立てるほどの違いじゃない気がするが。ちなみに Wikipedia「二酸化炭素#毒性」から、人体に影響が出る濃度は 3〜4% から上だそうな。空気中の含有率の100倍だな。2桁増で健康被害が出始める。
「CO2 には温暖化効果がある」っつうのは正しいと思う。金星はそのせいで平均地表温度が460°C。水星よりも高い。太陽系惑星最強の灼熱ぶりだったりする。
んでまぁ金星の大気に CO2 が多いからそうなってるわけで、じゃあどのくらい多いのかっつうと、含有割合で 96.5% だそうな。地球の2474倍。大気ほとんど全部 CO2 っつうエクストリームぶり。
てことで、地球の大気の CO2 濃度が数倍オーダーで上がったとかでウンヌンってのは、実はそんな大した応答がないんじゃないのかって気がする。
つか地球の大気って CO2 よりアルゴンの方が2.3倍も多いんだな。だったらむしろアルゴンの方がいろいろ影響力が大きそうだが。
アルゴンは不活性ガスなんで、あってもなくても生物の呼吸・代謝には影響なさそうだね。けど不活性かどうかは化学の話であって、地球大気の熱収支に関する物理的特性は無視できるもんなのか。そこはどうなっておるのか。
地球温暖化に関して、 CO2 の2.3倍も多いアルゴンに関して今までまったく聞いたことないが。
つか大気中にアルゴンとかいう物質がこんなにも含まれてたことを今初めて知った次第で。おいら窒素・酸素・二酸化炭素が主成分で 99% くらいを占めてて、残り 1% がその他もろもろだと思ってたよ。
ちなみに『王家の紋章』に出てくるアルゴン王の名前の由来は、アッカド王国に実在したサルゴン王と思われ。ちなみに「サルゴン」は後の世で訛って伝わったもので、本来は「シャルキン」らしい。今はどうでもいい話だね。
んでどうもそこらへんがね、今また国際政治やマスコミが盛り上げようと躍起になってる地球温暖化説がどうもなんてーかっつーか。
いやあのおいらの個人的な感覚として、いまだに嘘くさい感じがしてしまって。
てことでまとめると、
ここらへんがなんだか怪しいような気がしちまって。
おととしの12月に金星周回軌道に乗った探査機 あかつき。5年かけて再挑戦を準備してきた甲斐があったですな。
んで、軌道投入直後の観測機器の初稼働でいきなり出てきた金星大気の謎。金星の雲に現れた、南北にわたって発生してる巨大な弓状の模様。プロマネの中村先生曰く「なんじゃこりゃ」。軌道投入成功の発表時にこの発表もあったですな。
JAXAが「あかつきは金星の衛星になった」と発表、驚きの観測画像も公開 - マイナビニュース
この記事に出てるね。画像は以下。
中間赤外線カメラで見つかったんだそうで。てことは温度分布での模様ですな。
金星の雲の動きっつうとスーパーローテーション(金星全体を一方向にぐるぐる回ってる暴風。地表からの高度 70km で時速 300〜400km らしい)があるんで、筋が横向きに見えてそうなもんなのに、なぜか縦向き。
たぶん世界初の発見ってことで、あかつきチームは大コーフンだったっぽい。
してその原因がわかったってのが、最近のニュースで出てたな。
金星の巨大な弓状模様の成因を解明 〜金星探査機「あかつき」の観測を数値シミュレーションで解析〜 - 宇宙科学研究所
地表の特定の地形に風が当たって起きた圧力波が上空に伝わって雲に拡大投影されたっつうかの、そういうものだったらしい。けどいつでもその地点の上空に現れるものではなく、何らかの条件が揃わないと出来ないっぽい。
2015年12月7日の観測で見つかった巨大な弓状模様、次の月になったら観測できなくなったそうで。後で、別な場所で不明瞭な弓状模様が観測されたそうな。てことは、あかつき はしょっぱなからラッキーショットをゲットしたってことですな。
「このような現象をこれまでどの惑星でも見たことがない」「これは一体何だろうか」だったのが、発生の仕組みがわかると「地球でも、例えばアンデス山脈の風下で重力波が人工衛星で観測されることがあります」てなことがわかるわけで(「」内は記事からのコピペ)。謎が解けるとその見識が横につながってくのが面白いよな。
んで金星大気の場合、この現象が地球に比べてかなり豪快に出るのがわかったわけで。スーパーローテーションのなせる技なのかも。
スーパーローテーションの存在と状態は、欧米の探査でけっこうわかってたわけで(成因はいまだ謎が多くて、あかつき はその解明のために作られた)。だったらその結果の予想として、地表の地形が雲に模様を作るってのも考えられなくはなかったはずで。地球でもその現象が起きてることでもあるし。
けど現物を見るまで誰も考えも及ばなかった。見た直後はそれが何なのかわからなかった。
わかってていいはずなのにわかってなかった。
人類の英知ってそんなもんなんだろうな。全てを脳内でシミュレーションできるわけではないと。てことで、現物を見ないと発見できないってのがよくあると。まー理論科学の世界じゃその逆で「予言」ってのもあるけどね。「この理論から考えを進めると、こういう現象が実在するはず」(予言)→数十年後「最新機器での観測で正しいことが確認されました」ってやつ。アインシュタインの得意技ですな。
理論科学と観測科学っていいタッグだよな。
あかつき チームが打ち上げ前から言ってたのが、「比較惑星気象学の確立」。
地球の気象現象ってのは、詳しくわかってるようで実はわからんことだらけだそうで。それが、他の惑星の気象データを取って現象の理解が進めば、地球の場合との比較ができて、地球の気象をより詳しく理解できるっつうことで。以前に火星探査機 のぞみ でそれをやろうとしたけどうまくいかなかった。あかつき は金星でそれを成しつつあるってことで。
あかつき の公式サイトにある
を見ると、スーパーローテーションって土星の衛星タイタンにもあるそうな。「タイタンは1.5気圧の窒素の大気を持ち、金星と違って極寒の世界ですが、 周期16地球日の自転の10倍の速さの自転方向の風が上空では吹いているらしいのです。 宇宙全体で見ればスーパーローテーションはありふれた大気循環の一つと考えたほうが良さそうです」だそうな。
ということでどうも大気を持つ惑星・衛星の気象については、地球型を基準とする感覚は怪しいってことなわけで。となると「スーパーローテーション」っつう命名自体が地球を基準にしたものなんで、後で名前が変わったりして。でも今はこのサイトでもこの命名のままで。
スーパーローテーションは火星では起きてないらしい。てことは、自転周期が遅くて大気の密度が高い星限定なのかもな。しかし太陽に近い金星はともかく、超低温なタイタンでのスーパーローテーションのエネルギー源って何なんだろ。
ここらが詳しくわかってくると、スーパーローテーションが発生する/しない条件が確定してくる。で、地球の気象学にフィードバックされると、気象学がより深くわかるようになるだろと。身近なとこだと天気予報の精度が上がるだろと。長期の予測で、気象がどう変化していくのかもわかってくるだろと。
他の星のサンプルがないばっかりに、地球で起きてても今まで気づかないでいたこと、あまり深く調べないでいた重要な要素も出てくるんじゃないですかね。金星の雲に現れた弓状模様の謎と解明がまさにそれに近いわけで。
「母上」ってさ、「ハハウエ」じゃないですか。
ハワイの言葉に似てる気がする。
不祥事や騒ぎを起こしたり、世の中や消費者から嫌われた企業って業績が落ちるじゃないですか。不祥事じゃなくても、営業方針が嫌われたっつうだけでも業績が落ちるじゃないですか。
んで、そっからけっこう早期に復活する・しないの違いがあるなーと思って。
案外早かったのはフォルクスワーゲン。日本じゃいまだにイメージの回復に至ってなさそうだけど、世界じゃそういうわけでもないらしく。悲願だった生産台数世界一の座をついに獲得したとか。
あとペヤングも復活成功組ですな。あんだけ騒ぎになったのに、今じゃコンビニ・スーパーでフツーに売ってる。しかも新商品開発に積極的になったらしく、いろいろ面白いのを出してきてる。
一方の挽回失敗の例だとフジテレビだな。しかしこれもなんかかわいそうな顛末というか。別に不祥事ってわけじゃなく、局の方針が世の中の一部から激しく反感を買ったっつうだけでな。何年か後からその反感の結果が顕在化して、顕在化した後も傷口がじわじわ広がって、気がついたらすごいことになってたと。
不祥事ダメージからの復活の成功/失敗を分けるものって何なんだろね。
どうでもいい系の、昔の PC 事情っつうかを思い出して懐かしんだりした日。
初代 iMac が普及させた USB 規格。SCSI と違ってかなり使い勝手がいいってのが売りだったわけで。実際、転送速度以外はそうだったわけで、もう SCSI なんぞ使ってられっかってなったわけで。
いやほんと SCSI に比べるとほんと快適でなぁ。
けど使ってればやっぱし不満が出てくるわけで。まーその不満もかなり解消されてきたよね。そういえば USB プラグのウラオモテを気にしなくていいポートが出てきたとかいう話があった気がしたけど、あれって実用化されたんだろうか。
つか Lightning のプラグってウラオモテどうでもいいんだよな。iPhone 充電器のアレだけどさ、そこらへん気にしなくていいってのがどんだけ快適かってのをまざまざと感じるわ。これってきっと USB の不満を意識したんだろうなぁ。
とか思いつつ、やっぱし SCSI の使いにくさは群を抜いてたなと。USB とか IEEE1394 とか Lightning とかを知ったからってのもあるにはあるけど、SCSI は現役で使ってる最中から使いにくかったもんな。
んでまあ今になると、技術の進歩や革新って、ちゃんとあるんだなーと実感できるというか。技術って革新していけばいくほど存在感が薄くなっていくからな。技術の洗練が進めば進むほど、その技術が顧みられなくなっていくっつう宿命を抱えてるんだったなーとか。
日テレの今日付けのニュース映像「仏原発、機械室で火災」でティンときた。これ立体視できるわ。航空機かドローンで、発電所を横向きに空撮した映像が出てる。横向いてドリーした映像なら立体写真組を作れるなーとは前々から思ってたし。
んで作ってみたけどあんまし面白くなくて。
しかも冷静に考えたら、映像に著作権かかってるし。あーもうやめたやめた。
代わりにというか、月探査機 かぐや が撮ったハイビジョン映像で作れるかなーと思い始めて。まー JAXA 単独なら OK だけど NHK が共同で撮影したってことになってるから、これも権利関係が怪しいといえば怪しいけど、ちょっとやってみた。
って月面の真俯瞰のアングルのやつがどうも立体感に乏しくて。↓の映像。
映像を見ただけで、こりゃダメだわと。望遠で撮ってるなこれ。フレーム間で視差がほとんど取れてない。んでもうやる前にボツ。
真俯瞰じゃなく、斜め上からのアングルならいけるかなとも思い直したり。
やってみたんだけど、どうもピンとこなくて。作ったのは何組かあるけど、出す気しなくてお蔵入りモード。
その立体感、元の映像を 90° 倒した形になるのはいいとして、どうしても横目で見た形の立体感になっちまうわけで。これをきちんと正面から交差法で見ますと、なんか真ん中が不自然に凹んだようなユガんだ立体感になっちまって。
ここらへんもうちょいとなにがしかをしなきゃなんないんじゃないかって気がするっすよ。そんなことする根性ないっすよ。
安倍首相とトランプ大統領との会談、なんかイイ感じだそうで。
けどどうもトランプさんの愛想がいいのは初回限定のような気がする。
大統領就任演説は、その時だけ行儀よかったわな。
イギリスのメイ首相との会談は友好をアピール。
中国の習近平国家主席との電話会談でも友好的。
メキシコの場合は先にツイッター砲炸裂で、エンリケ・ペニャ・ニエト大統領は会談の延期を発表。
トランプさんってさ、とりあえず目の前に誰もいないと威勢が良くて、相手に面と向かってはなかなかそうはいけない人な気がする。
上の結果からはそんな感じ。
就任演説の時こそ神妙だったけど、そのあとは地で大統領職をやってるわけで。
てことで、「愛想がいいのは初回限定」なんじゃないかと。
安倍さん、今回の会談がうまくいったとウカウカしてると、日本に帰った途端にいきなり後ろから殴られるかもよ。
つかおいらがそういうタチだわwwww
普段ここで一人で吠えてるけど、相手と面と向かってだとひたすら愛想よくしてしまうタチでwwwww
てことで、けっこう人からナメられたりして orz
この前ちょいとそんな感じでいざこざがあったりして。
おいらのとこに謝りに来た人がいてさ。その相手は気分よく帰って行ったんだわ。おいらも気分よくなった。けどさ、しばらくしてその人の後ろ頭をぶん殴るような行為をしちまったwwwwww
いやだってさ、その人、謝るフリだけしてったってことに後で気づいてさ。インチキでうまいことごまかされちまったわけで。これでもうおいらの側は友好ムード消滅。冷静になって考えたら、謝るフリされた案件以外にも、あれもこれもそれもいろいろもろもろ、よく考えたら最近うまく回ってないことの多くがその人の傍若無人さのせいだったと気づいてしまって。
結論した。
あの人はおいらと仲間のこと完全にナメてる。ていうか周り全部をナメてる。おいらと会えばいつも調子よくこっちを立ててくれるもんだから、眼鏡が曇ってたわ。
うんうん唸って考えて、この結論に達するまで約7日かかった。んで対処したっつうことで。そのやり方が我ながら短絡的でさ、その人がたぶん安心しきってるタイミングで、その人の後ろ頭を……ってな感じになっちまった。
こっちから謝る気ないけど。
対処後は狙いどおりに回るようになったし。
けど逆恨みが怖くてな。実はそれでビクビクしてたりする。
てことでトランプさんも内心はビクビクの小心者だったりしてな。
なんて強引にまとめたりして。
そういや今日はバレンタインデイだったか。まったく関係ない1日でござったよwwww
インチキする人の気が知れん。
ひとたびバレれば、それまで相手が持ってくれてた信用・信頼が消し飛ぶじゃないですか。もう仲直りできないほど関係が悪くなるじゃないですか。
そんなリスクを負ってまで得るものって、バレるまでの当面の偽物の信用・信頼と、それを利用して得る当面の利益ですな。
それさえ得られれば御の字なんだろか。羽毛布団詐欺と大して変わらんというか。
あるいは「バレない」と踏んでるってことなのかな。
それって相手をナメてるわけで。
インチキに騙されなかった人に逆ギレする人ってのもまたいるんだよな。けど自業自得じゃないですか。それでも騙されなかった人を攻撃してくるんだよな。
これもまた責任のすり替えっつうインチキ。
相手にそこを見抜かれると、仕掛けた側にとっては恥の上塗りでしかない。
相手にとってはドッチラケ+降って湧いた迷惑でしかない。
けどインチキしてしまうんですわな。それもまたわからんでもないけど。
ナメてるんじゃなく、畏れてるからこそごまかしてしまうというか。
その場合もあるかもだけど、そういうのって判断つくよね。
「インチキする人の気が知れん」と言いつつも、なんかそこはわかってしまうってのは、おいらもそこらへんブレてるんだな。
相田みつをの件の格言を言い訳にってことでどうかひとつwww
(2018.1.15 補足: 同じネタ、4日前に書いてたw)
もう終わった話だけど、少し前、ちょいとナメた真似してくれた輩がいまして。
今もいろいろ反芻しては、その事象をより深く理解しようとしてるってやつで。と書くと殊勝な感じだけど、思い出しムカッ腹が癖になってしまってるというか。
その輩、おいらにあることをしでかしまして。んでおいらが逆上してるってのを人づてに聞きまして。
んで、おいらに会いに来たんですわ。
謝りに来たんだったら良かったけど。
謝るふりして言い訳しに来たってやつで。
その件は実はピンポイントではほとんど誤解だったのが判明してたから、すぐに流したんだわ。おいらもすっかり雰囲気に流されてしまったっつうか。なんかイイ感じになってしまって、そのあといろいろトークしたんだわ。
んでまぁしばらく後になって、おいらはごまかされたことに気づいたと。
そういやその場で輩は「洗脳」という言葉を使った。けっこう自慢げに使った。
輩はどうも、今までそういうやり方で世の中を渡ってきたらしい、ということは前々からわかってた。そこで本人から「洗脳」って言葉が出てきたわけで。けどその洗脳の深さというか本格度というかがおいらにとって未知で。そこが怖かった。
怖かったけど、こっちはそのとき、輩がそれまでに密かにいろいろやらかしてたことのせいで、かなり追い詰められてた。んで件のやらかしとその言い訳で、いろいろわかってしまった。
追い詰められてたのといろいろ判明したのとで、踏ん切った。少し前に書いた、後ろ頭を殴るってやつ。あれをやった。
輩が「洗脳」した有能な人材がいまして。こっちには必要な人だったんで、なんてーかおいらは輩は後ろ頭を殴って突き飛ばして、被「洗脳」者だけ強引にこっちに引き寄せた形。
輩にとっては、おいらに後ろ頭ぶん殴られたうえに腕をもがれて持ってかれた状態。失ったものしかない。踏んだり蹴ったりでしかない。
けどおいらからすれば、それまでに輩が被「洗脳」者を操って破壊したものがあまりにも大きかったんで、そのくらいはオトシマエつけたと思って我慢しろよって感じ。
とはいえ、こんな大それたことして被「洗脳」者が壊れるんじゃないか、輩が報復を仕掛けるんじゃないかとビビりながら経過を見てきたところ、今までのとこ何ともない感じ。
輩に対するおいらの考え方と判断を被「洗脳」者に明示した途端、被「洗脳」者はかえってスッキリした感じになってしまって。輩と被「洗脳」者とのそれまでの絆は一体何だったんだってくらいの勢いで。
被「洗脳」者は不満な現状を我慢してるだけかもなんで、被「洗脳」者にはそこらへん刺激しないようにするべ。
輩の言ってた「洗脳」、どうも本格的なものじゃないらしいってのがわかった。輩の持つ数々のインチキ技のひとつってだけらしい。その意味じゃ、「洗脳」っつうコケ脅しにおいらも引っかかってたってことだな。ビビってたからな。
それでもいいや。結果オーライってことで。そこが起点のほかの結果もいい方向に出てるし。
つか輩本人は自らの「洗脳」行為については、それが洗脳の本筋だと思ってそうだなぁ。質も程度も方向性も全然アレなのに。そう思うと可哀想にも思えたりして。
彼の「洗脳」、おいらもけっこうな間、仕掛けられてた気がする。輩の正体がバレたのは、バラしてくれた人がいたからで。したら途端にその「洗脳」は解けてしまって。いやいや本物の洗脳ってのはそんな簡単に消えるもんじゃないでしょと。
輩を観察してわかったのは、相手をナメちゃダメってことかな。逆にナメられる結果になるってことで。おいらの中で輩は「あーこの程度か」ってなっちまったよ。
その手の人って接するのは初めてじゃないし。今まで何人かいたよ。そのうちの一人でしかないっつうのでさ。なんてーか、既存の分類の枠内に入ってしまうくらいの人物でしかなかったというか。
ただ、こっちが輩をナメると逆手に取られる恐れがあるわけで。そのくらいの知恵と技は向こうは持ってるわけで。となると、「接するのは最小限にとどめる」「普段から距離を置くようにする」が答えですな。もうやってるっつうか、都合のいいことに自動的にそうなったっつうか。
輩にとっては理解を超えてたかもな。やらかしに対する言い訳は受け入れてもらえたはずなのにってところが、たぶん腑に落ちないところかな。けど実は、その一件以外にもいろいろと、おいらから見て問題の発見になっててさ。
その前のやらかしの数々ってのは、おいらから輩へは全く伝えてない。
件のやらかしで同時多発したやらかしについても、同時にちょろっと出してた尻尾数本についても、言い訳しに来た時のトークで得た情報でいろいろ繋がってしまったことも、おいらから輩へは何も伝えてない。
「あーこいつのこのこれとあれとそれのせいで、あーそれでこんな状況になっちまってたんだ」っつう構造の納得があったりして。そこを輩に直接は伝えてない。
輩、自爆をフォローしようとして連鎖自爆してしまったと。
んでその納得した構造ってのは別に秘密にしたかったわけじゃなく、仲介者に何分の1かは伝えたんだわ。仲介者発で輩にいくらか回ってったと思うけど、おいら → 仲介者 の情報の半分も伝わってなさそう。
つか間に複数人が入った結構な伝言ゲームになったんで、こっちが出した情報のどこがどう劣化してるのかよく知らん。1コか2コ、全然違う方向にすり替わってたのは確認したけど、どうでもいいや。
てことで輩視点では、やっぱし何だかわけわかんないまま、いったん手懐けたはずのおいらになぜかニラまれるようになった形かな。
そのまんまでいいや。情報を与えない方針で行くべ。データ不足で推測に推測を重ねるあやふやな形。謎が多すぎて推測が発散してしまってる形。そんな状態にしとくべ。
謎や不明点だらけにしとけば、しばらくは輩の方からおいらに近づいたり仕掛けてきたりはないだろ。と願ってみたり。
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