ひとりごちるゆんず 2012年8月
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2012.8.1 水曜
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もうあづぐであづぐで

なんかもううち、アイスクリーム常備ですよ。クーラー付ければいいのに、いまだに大自然の夏の気温を大満喫状態。

このまえ、四半世紀使い続けた三菱の冷蔵庫がついにオシャカになって買い替えたしな。そういやしばらく前から変な音してるよなーと思っててさ。やっぱしというか、快復することなく逝ってしまった(そりゃそうだ修理してないし)。

てなことで、真新しい冷蔵庫にアイスを冷やして……とまぁある意味正しい夏の過ごし方かなーとか強制納得の今日この頃。

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2012.8.2 木曜
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言い訳チックな今後の作業方針 1

Art of Illusion マニュアルの勝手日本語訳、このサイトのコンテンツとして早速出そうかと思ったら、そうもいかない感じで。いきなりマニュアルのもくじページに飛んでしまうと、あとでチュートリアルの勝手日本語版を追加したときに、AoI マニュアル/チュートリアル共通のトップページが必要になることに気づいてさ。そこまで先を読みながら作ってなかったわ。

とはいえその共通トップページ、マニュアル本編へのリンクだけってのもなんかしょぼい気がして。

とはいえチュートリアルの表示も出しといて、全部「工事中」てのもなんかなぁと。

このサイトって1999年からしょぼしょぼと続けてるんだけど、なんてーか「工事中」というのは出さない方向でやってきてるんですわ。今回その禁を破っちゃおうかなあとか考えてたりして。

このサイトを初めて出した頃は、まだまだ個人の手作りサイトが多かったんですわ。今はインターネットは企業サイトだのプロの Web クリエイターだのが作った、カッチョええサイトで埋め尽くされてしまったけどさ。

んで90年代後半の当時、サイト作りの指南本とか手作りサイトの作り方のお教えサイトとかいろいろあったんですわ。

そうゆー先生方からご教示を受けたには、「『工事中』は出すべきではない。閲覧者がイライラするだけ。だったらそんな表示など出さず、コンテンツができた時点で初めて表示すればいい」と。

ごもっとも。と納得したんで、その方針を貫いてきたつもり。

けど今回は「工事中」ありかなー。

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2012.8.3 金曜
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言い訳チックな今後の作業方針 2

んでチュートリアル全部が工事中ってのだけは避けたいなと。となると、いくつかは作って出さないといかんわけで。

そこで葛藤。

……、

……、

……。

まだ翻訳やんのかよ orz

完全にダラケ中。つーかこの作業って去年の正月から始めたんだけど、やったりやんなかったりでほんとダラダラだったんだわ。やんないときは「やんなきゃなー」と思いつつ数ヶ月放置だったりもして。

やんなくなるとほんとやんないんだよなー。んでマニュアル翻訳を走破した今、またしてもダラダラモード。

とりあえず2個くらい作ってみるかー。チュートリアルは全部で10個あるんだけどね。しかもスクリプトとプログラミングの解説もまた別にあったりして。もういつ終わるんだか全然読めん……。

つーか「工事中」っていかにも「今すげー勢いで作ってまーす」て感じを与えるわけで、いつまでもできないと閲覧者のイライラが一層に募りそう。

てことで、もうちょっとはっきりしたステイタスを出せばいいんではないかと。

てことで、「途中」「未着手」とでも書こうかいなと。まー表現上のゴマカシ的なアレではあるけどさ。

「じゃあほんとに全部できてからにすりゃいいじゃん」となるね。

ごもっとも。全部完成しないと出せないっつう状況なら、作業もはかどりそうだし。

ところが、マニュアルだけでもとっとと出して、その他はゆるゆるやったほうがいいような事情がありまして。

「マニュアルだけでも」の理由は Google にある。

Google キーワード予測

AoI の日本語マニュアル、けっこう需要がありそうなんですわ。これでおいらが儲けることはないけど、基本、自分用とはいえせっかく作ったモノなんだもん、いろんな人に使ってもらって喜ばれたいですわ。

ネット上を探せば、AoI のソフト本体の日本語を担当されたおかたのページがけっこう簡単に見つかって、そこでそのおかたオリジナルのチュートリアルを見て学べる。してその内容は、初めての人が AoI をとりあえずいじってどんなもんか確かめるのに便利という感じ。ほかにも大学の研究室や個人のブログなんかで、部分的に解説してるのもあったりする。「やってみたいなーでもなー」という層の心理的なハードルを下げたり、とりあえずやってみた初心者に便利技を教える感じかなと。

んで、そこからもう少し広く詳しく AoI 全体を体系的に語る情報は、日本語版ではまだないようで。てことでマニュアルだけの半端な状態だけど、早い目に出した方がよさげに思った次第。AoI は直感的に操作できるように最大限配慮して作られてるとは思う。けど正直なとこ、「んなもん説明してくんないと分かんないってば」って部分もけっこうあったりして。

「マニュアル以外はゆるゆる」のほうはね、この3ヶ月間マニュアル翻訳に没頭してたら、おいらの生活が崩壊したからwwww この日記も5〜8月ぶんは歯っ欠け虫食い状態だしさ。いつも午前2時過ぎまで起きてたせいで、寝不足が普通になったしさ。そんな生活習慣がついてしまって、早寝できなくなったしさ(その日1日をそこで終えるのがもったいなくて、ついつい夜更かししてしまう。そして次の日は寝不足で台無し、が毎日)、友達にメールもろくに返さなかったしさ。ほかにやりたいことややるべきことがいくつかあるのに、それも全部、ずっと一時停止状態。

自らの生活のそこらへんを修繕しつつ、となるから、どうしても翻訳作業はゆるりゆるりにせざるを得ないと。

ダラダラモードってことで途中棄権のリスクが高いんだけど、誰に頼まれたわけでもない無料の勝手仕事で生活崩壊ってのもちょっと違うだろと。

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2012.8.4 土曜
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暑い季節のジャンクグルメ

ということで、うちの冷蔵庫にはアイスを備蓄してるんだけどさ、アイスモナカの超うまい食べ方を偶然見つけてしまったですよ。

アイスモナカをかじりますわな。「モコッ」て感じで本体が折れて、コーンと一緒にバニラアイスの塊が舌の上に乗りますな。あんまし欲張らず、食べやすいサイズでひとつよろしく。

その直後、ぬるめの緑茶を口に含むんですよ。ええ。

ぬるいお茶でアイスが一部溶けますわな。

突如、まさに突如、バニラクリームと緑茶とコーンの甘苦い香ばしさが、口の中と鼻の奥でハーモニーを奏でつつ炸裂するわけですよ。甘いものと緑茶は合うよねー。もう思わず口を閉じたまま「ほぼもふー!」とかよく分かんない言葉を叫んでしまいましたですよ。

いやー腰を抜かすほどにうまくてこれが。あーびっくり。

お暇ならちょっとお試しくださいまし。ほんとすごくすごい体験でしたわ。ソフトクリームもイケるかも。

味覚をきちんと感じるには、それぞれの味の濃度をなりなりにしなきゃいかんそうで。例えば醤油をコップ半分とかいきなり口に含んでも、濃すぎてオ"エ"ーッとなるだけですな。

温度も、その味を充分に感じられる最適値があるんじゃないかなーとか考えたですよ。今回の場合、お茶を口に含むことでいきなり適温になるとかで、味が一気に爆発するんじゃないかと。

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2012.8.5 日曜
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自動化という名の手動化 その1

TOHO シネマズに行ってきたんですわ。したら自動発券機になってたんですわ。それ自体は別に対面販売だろうが自動だろうがどっちでもいいんだけど、出来が悪くてさその自動発券機。あの手の専用端末ってなんでいまだにあんななんだろう。

入力1項目につき1ページってのはなんだかいちいちせき止められてる感じだしさ、進むごとにいちいち確認ボタンを押さなきゃなんなくて、なんか煩わしいんですが。しかも手順の流れも今どの段階にいるのかも非表示っての、いつ終わるんだか分かんなくて、あんましいい気分じゃないんですが。

つまり、お店側は人件費を浮かせられるだろうから高い設備費を払う価値もあるんだろうけど、客側の手間としては、そのぶん手動化させられてるのがあんまし面白くないってこと。

解決方法はその機械のインターフェイス部分の改善。客にも自動化の恩恵を受けさせてくれよと。

あれを作るプログラミングエンジニアって、ウェブ系エンジニアとの交流がないんだろうか。ないにしても、自宅のネット接続 PC で何か、手続きをしたことがないんだろうか。ネット上の手続きの方がよっぽど使い勝手が進んでるんだが。90年代の ATM みたいな使い心地のブツを商品としていまだに出してるなんて、恥ずかしくないんだろうか。

ネットでの手続きってさ、1枚のページ上でできる限り入力しまくるわけで。んで確認ボタンを押すと、同じ入力ページを表示して不備なところを指摘してきて、そこだけ入れ直すと受け付けてくれる。画面に収まりきらなくても、スクロールすればどの段階のことだったか直感で分かるしさ。

そういやガラケーの操作も前時代的だよな。1ステップずつってのが。しかも各機能ともディレクトリ構造で収まってるから、「あの機能からこの機能に」ってのが面倒でな。1ステップずついったん分岐点までさかのぼってから、1ステップずつ川下りし直しと。やってらんね。

おいらケータイは docomo だから、なんとなくスマホにできないでいるんだわ。いまだにガラケー。去年買い替えたばかりだし。んでこのガラケー、通信料がスマホより安いんで、しばらくこのままでいいやと思ってはいるんだけど、使い勝手の悪さにはいつも閉口しとりますよ。

メール書いてるときにほかの人からメールが来て、それをとりあえず見るとかのマルチタスキング機能があるのは便利だけど、外部からの割り込みがあったとき限定だったりして、自分からとなると……できないのかな。よくわからん。ケータイサイトを見ながら、「あ、そうだ」と i-mode を閉じずにメールを書くとか友達の電話番号を見るとか電話するとか、なんかどうもやればできるみたいだけどやりかた知らないし。いちいちやりかたを調べて覚えるのめんどいし。

しかも au やソフトバンクはどうか知らんけど、i-mode を操作してるとディレクトリのトーナメント表をたどるのが面倒な上に、いちいち確認ダイアログが出るんだよね。「……はできませんでした」「……をしました」「……でよろしいでしょうか」とどうでもいいことを報告しては、それを読んだことについて確認を求めてくる。認めたくなくても OK ボタンしかない(行き先が1つしかない)のに。

なんでいちいち操作の流れを断ち切るのかと。

なんでいちいち手間を余計にかけさせるのかと。

なんでいちいち行く手に立ちふさがるのかと。

なんでここまで気が利かないノロマなのかと。

よかれと思ってやってるってことなんだろうが、開発してる人たちって、この不便さに誰一人として気づいてないんだろうか。それとも気づいてる人がいても、蒙昧なくせにプライドばかり高い馬鹿上司に進言すると煙たがられるから誰も言えないんだろうか。

ケータイの場合、これがまた反応が鈍くてな。操作を受け付けたのか無視したのか分かんなくて、ボタンをもっかい押したりして行き過ぎたりとかして。操作受け付け有効だけどタイムラグで画面をすぐに変えられないのなら、とりあえず画面のすぐ脇で特定の色の LED を光らせるなりして、簡単な返事くらいしろよ(音の返事はダメ。マナーモードで無意味だから)。

自動発券機の場合、もっといい例が既にこの世の中に出回ってるのにいまだにこんなだったり、あるいはガラケーみたいに「これがもはや当たり前だしこれ以上はない」とばかりに勝手に洗練を止めてしまったりっての、どうなってるんですかねぇ。ちなみにおいらはスマホをいじったことがないんで、スマホの使い勝手は不明。

日本の技術は歩みを止めずに、常にもっといいものを希求・実現してきたからこそ世界最高の地位を獲得したってのに、どうもソフトウェア分野にはその思想は受け継がれとらんようですな。ていうか使い勝手より機能ばかり追い求めると、こうなるような気がする。

エンジニアは世間知らずがけっこう多いからな。エンジニアリングをまったく分からんやつだけに権限を与えて開発させても生半可なものしかできないと思うけど、エンジニアの言いなりってのも、使いにくいだけのガラクタしか出せなかったりじゃないかと思う。客と機械が直接対話するインターフェイス部分は、特にそのバランスが大事かと。今の日本製インターフェイスを見るに、エンジニアの主張偏重なんだなーって気がする。

アメリカのその分野の大手 Apple では、絶妙な感覚でそれを成してきた天才スティーブ・ジョブズが先日他界したわけでして。日本企業にとって今は、そのポジションを奪取するチャンスなんですがね。

まとめ。ソフトウェアのインターフェイス上での手動操作は、ユーザーにとって以下の4つが邪魔。

ここらへんをできるだけなくすのが、良いインターフェイスなんじゃないですかね。

これで最悪なのが銀行 ATM。「恐れ入りますが、最初からやり直してください」って。カネと個人情報を扱うから慎重になるのは分かるけどあんた……。しかも全部入力を終えてから「このカードは使用できません」「ご利用時間外です」とか何だよそれ。80〜90年代の腐れた方式がいまだに現役。まぁ「枯れた技術」は不具合が出尽くして安定してるから重宝なんだけど、それ重視でいつまでも使いにくいままってのもどうなんだか。

コンビニの ATM だとかなり改善されてますわな。まずキャッシュカードを入れると、取引可能かどうか真っ先に自動で調べてくれる。これは便利。そしてそれがコンビニ ATM にできて、銀行直属 ATM にできない謎(他行のカードを入れる場合)。

タイムラグといえば、セルフのガソリンスタンドのタッチパネル、おいらが使ってるところのは反応が遅くて。「聞いてんのかコラ」「おせーんだよタコ」状態。画面はこれ以上ないくらい単純だから、組み込みコンピュータのスペックがガラケー以上にしょぼいんだろうなぁ。余計な確認ボタンがないのは嬉しいけど、遅いってことが操作の快適な流れを邪魔してるんだよな。この手の現象は、操作に慣れるほどイライラが募りますなぁ。つか特に寒くてたまんない真冬の屋外でそんなスットロイことやられると、ほんとイラつくんだが。

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2012.8.6 月曜
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自動化という名の手動化 その2

TOHO シネマズの券売機、ハードウェアも1カ所だけ何だべコレってところがあってさ。

コイン投入口はいいんだ。右手で自然に出せるところにあって、漏斗状の形で小銭をこぼしにくくもしてある。あれは便利ですな。

けど札を入れるところがその反対側でさ、左側なんですわ。左利きの人は助かるだろうけど、右利きのおいらとしては不便な位置。ていうかコイン投入口の反対側ってどういう了見なんだと。しかもけっこう下の方で目立たないし。支払いのタイミングで迷ったぞ。どこに札の投入口があるのかわかんなくて。レイトショーの1000円均一だったもんだから財布から1000円札を取り出したものの、いやー硬貨しか受け付けないのかと思って焦ったよ。

まー分かりにくいわけで。あそこの自動券売機、なんかいろいろとなんだかなーって感じでしたわ。

……、

……、

……。

硬貨と紙幣をまとめて突っ込んでも、きちんと勘定してくれる機械ってないんかな。

仕事で作業支援ツールを作ってて、そういう試みをしたことがある。物理的なモノの受け入れではないけど。はじめは「このデータはこちらに、あのデータはあちらに入れてください」的なインターフェイスだったけど、自分で作業者として使ってたら、けっこう迷ったり間違えたりで。そのたびにエラーメッセージが出るのにイラッとしてたんさ。

イライラの文句は、「だったらお前が自分で判断しろよ。たかがそのくらい分かれ」ですな。

てことで入力ボックスは大きめのやつ1個だけにして、「各種データは全部ここにぶち込んでください。こちらで自動判別します」にしてみた。

これが想定外に便利。入力の分別作業の自動化って、今後のソフトウェア・ハードウェアの方向性になるなーと確信したですよ。まぁおいらは世の中の開発者コミュニティから隔絶状態だから、その便利さが世の中に発見・認知されるのは相当後のことになりそうだけど。なんて上からどころか大上段から言ってみるテストw てことでおいらの業務ツールは、ほかのやつもその方向で改良を進めてるとこですよと。

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2012.8.7 火曜
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番狂わせ

なんかオリンピックのサッカー、男女とも日本代表がすごいことになってきたなぁ。

女子が決勝進出ってのはまぁ去年ワールドカップで優勝してるから妥当と見る向きもあるかもだけど、それでも男子スペイン代表のあのざまを見てしまうと、サッカーって何が起きるかわかんねーなーってなわけで。決勝の相手はアメリカか。去年の雪辱を晴らすため、ますますパワーアップしてきてるだろうなぁ。あのときはまぐれもあったろうから、今回はもうこれで充分な成果だと思うよ。と言いつつ、やっぱし期待するものは期待してたりしてw だってなーせっかくだもん。

男子のほうはかのスペイン代表、開幕前は「無敵艦隊(キリッ)」だったのが、予選の初戦の直後から「無敵艦隊(あばばばばばばばば)」になってしまったと。素人なんで分からんけど、あれは初戦で日本ごときに負けた精神的ダメージを、ホンジュラス戦でも引きずってああなったと納得していいのかな。スペイン vs ホンジュラスすげー面白かったらしい。なんでも試合終盤、まさかの2連敗が濃厚になったスペインチームが、夏休み最後の日にまだ宿題やってない子供みたいに取り乱しまくったとか。その元凶はもしかして日本なのかなー永井なのかなーとか思うと愉快でたまらんw

んでその男子の日本代表、今のとこ四強に決定。そのうえ無失点ってすげーよな。

こんな展開、大会前に世界の誰が予測し得たろうか。「関ちゃんごめん」とかまた出てきてるみたいだしw

ド素人があんましグダグダ書いても、読んでる人は面白くないからこのくらいにしようっと。まー問題といえば、試合開始時刻が日本で生中継を見るにはちょっとキツイ時間帯ってとこですなぁ。日本のサッカーチームは男女とも、せっかくここまで来たんだから、是非ご本人たちが納得のいくまで力を出し切ってくださいませ。

スペインの男子チーム、今どこにいるんだろ。ロンドン市内でオリンピック観戦を楽しんでるのかなぁ。まだ地元に帰ってないのかなぁ。なんか帰ったらただじゃ済まなさそうな気がしてさ。ほとぼりが冷めた頃、1人ずつこっそり帰った方がいいような気がする。

銘板
2012.8.8 水曜
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自動化という名の手動化 その3

自販機や券売機、吸い込んだお金そのものを見せるってのはどうだろうかなと。透明アクリル板越しとかで。カネを吸い込まれた状態(見えてる自分のお金と金額カウンタが合ってない)で係員を呼びつけると、話が通りやすいだろうし。過剰サービスかな。

あーそうか日本じゃ必要ないかな。自販機とかでカネが吸い込まれてポッケナイナイされたとかのトラブルって聞かないからな。

アメリカ製の自販機じゃそのトラブルがいまだにあるらしいw 「海外の反応」系のサイトで、よく日本の自販機をその点でほめるアメリカ人がいるよ。

銘板
2012.8.9 木曜
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自販機心理の謎

路上でのジュースとかの自販機の設置密度って、昔から日本がダントツ世界一とか聞いたことがある。けど最近減ってきてる気がする。

コンビニに食われてそうなってきてる気がする。

そういやあんまし自販機を使わなくなったなーとも思う。

そこらへん自分の気分で考えてみる(主観そのものだけど)。

路上でいきなしモノを買うという行為自体が、自分の生活ではあまりなじみがなくなってきたというか。お店に入って買った方が自然な気がして。

けど路上の対面販売は抵抗ないな。露店でおばちゃんが売ってる野菜だの団子だのを買うとかさ、お祭りで屋台の焼きそばを買うとかさ、そういうノリは全然オッケー。

機械から買うことが問題なのかねぇ。けどこれも、職場の休憩室の自販機はやっぱし普通に使うし。

「路上+自販機」がもう個人的にナシなのかも。

前は自販機で買うのは普通だったんですよ。10年くらい前までは。さっきはコンビニに流れた感じがしてたけど、もしかしたら別の要因なのかもしんない。自販機→コンビニ の線のつながりがあいまいなんで。

しかし世の中の接客サービスはどんどん自動化が進んでるのに(居酒屋の注文も、タッチパネルの店が出てきてるしな)、ジュース販売だけは自動→手動と逆行してるっての、なんか面白い気がする。

銘板
2012.8.10 金曜
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地元に金メダル

小原日登美・伊調馨やったーーーーっ!

みんな聞いてくれ。お二人とも八戸出身なんだぜー!!

八戸に金メダルが2個も来るんだぜー!!

うははははははーーーーーーーーーーー!!!

いやもう言葉が見つかんない(感涙)

小原さん、伊調さん、ほんとありがとう!!

そしてちょいと遅れて届いた更なる朗報。吉田沙保里やったーーーーーっ!

ってお父さんが八戸出身だったのか(今日までしらなんだ)。

うほほほほーーーー八戸絡みで金メダル3個ォォォォォォォ!!!

吉田さんもありがとう!! ほんとすごいことですよ。

伊調馨・吉田沙保里はこれでオリンピック3連覇ですなー。小原日登美は最初で最後のオリンピック挑戦で見事に優勝。それまでも、51kg 級で世界最強の名をほしいままにしてたことがあるとか。

うちの地元、女子アマレス最強の土地だったんだなー。レスリングがけっこう盛んだってことくらいしか知らなかったが、伊調姉妹はさすがに有名だったが、裾野も広かったんだなぁ。

男子レスリングでも、八戸は赤石光生(ロス五輪で銀、バルセロナ五輪で銅)を輩出してるぞ。

……、

……、

……。

ま、スポーツまるっきしダメなおいらは、彼らと特に縁がないんだけどねw

銘板
2012.8.11 土曜
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穏便に廃れつつある挨拶

物販のお店によってさ、「ごめんください」を言うべきお店と言うべきじゃないお店ってあるよね。

あれって皆さんほぼ正確に区別できてると思うんだけど、どういう基準なんだろうとよく分からんくなって。

んで考えた結果、店に入って商品より先にいきなり店員との対面が予想されるところでは「ごめんください」と言う、店員より先に商品が目に入る構造の店では何も言わない、という形なんじゃないかなと。

よく分かんないけど、とりあえずそう考えてみたっつう話。

最近は「ごめんください」を言うべきなお店が減ったですなぁ。別にいいっちゃいいけど、時代の流れってやつですかね。

銘板
2012.8.12 日曜
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秘密のパンダちゃん

和歌山県白浜町の動物園アドベンチャーワールドで、パンダの双子が生まれたそうで。今朝、新聞で読んだですよ。1匹は死産だったけど、もう1匹は大丈夫らしい。

知らんかったよ。和歌山にパンダがいたなんて。しかも新聞記事によると、そこの動物園はかなりの数のパンダの出産と育児を成功させてるとか。

このまえの上野の大騒ぎはなんだったのかと。

知名度の有る無しで待遇が違うのは世の習いとはいえ、上野だろうが和歌山だろうが日本でパンダが生まれたことに変わりはないわけで。

ということで、知ったからにはお祝いの言葉ですよ。

おめでとうございます!! パンダの赤ちゃん、健康に育ちますように。

銘板
2012.8.13 月曜
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煽るのは AOL じゃなく AoI

なかなか、なかなかですよ。

Art of Illusion マニュアル翻訳、ウェブ公開する上での構成の問題から、チュートリアルも2,3件を翻訳してからにしようと思ってさ。まぁ単に、トップページを作りたいってだけでして。マニュアル部分のトップページ(もくじぺーじ)は本家の翻訳でもうできてるけど、そこに行くページを作ったほうがいい感じで、だったら単なる素通しじゃなく、チュートリアルの日本語版も出そうと思って。本家のチュートリアルは今のとこ10個あるけど、まぁその一部だけでもと。追々追加していく形で。つかスクリプトとプログラミングもあるんだけど、そこまでやるかどうかは不明(根性のみならず、理解力的な意味でも)。

んで最初のやつを訳してみたんだわ。砂時計のモデル作りを実際にそのとおりやってみて、マニュアルで説明しきれなかったと思われる作業のコツとかを伝授されたわ。

チュートリアルに沿ってとはいえ、実際に作ると面白いもんだねぇモデリング。以前 AoI を自己流でいじってみたこともあったけど、マニュアル翻訳を通していろいろな機能や効果を知ったけど、実践はまた効率的な作業方法のあたりで学ぶところが多かったわ。

んで2番目のチュートリアル「三角メッシュ」の訳に入ってるんだけど、まだ序文なんだけど、いやーなんてーか、ほかにいくつも 3D モデリングソフトってのはあるわけで、このチュートリアルは AoI で三角メッシュ部分のプログラミングをされたご本人が書かれてるらしいんだけど、なんかこう、よそ(特に有料ソフト)への対抗意識がけっこうむき出しでさ。読んでて面白かったりして。

こういうのって紙一重的かも。「品がない」と眉をひそめる向きもあるかもだけど(汚い表現は使ってはいないけどさ)、ライバルが多い中、ここを読んでる人に向かって、このプログラムを選ぶべき理由というか、納得させる道理を説いてるとも見えたりもする。まぁその意味ではセールストークの役割になってるかもなーというか。

このプログラマーさんは、その過激な内容でこうおっしゃってる(原文はコチラ)。

Art of Illusion の三角メッシュは、複雑な形状のオブジェクトを生成できる驚くほど強力なツールです。私事ながら、これで私は自分がプログラマーであり、セールスマンではないのだと確信できます。もし私がセールスマンなら、これを「超変形非均一有理 B スプライン型高次メッシュ(Hyper-Morphic NURBoid Meta-Meshes)」などと印象的に見せたい名前を付けていたでしょう。実際、これに類した名前は、ほかの 3D プログラムの同じ機能で見かけます。Lightwave での "Meta-NURBs"、Cinema 4D での "Hyper-NURBs" などがそうです。これらは NURBs をほんの少しの場面でしか利用しません(事実これらは NURBs よりずっと強力です)。私はこの手のネーミングを、セールスマン好みのものと考えます。私は一介のプログラマーとしてこの現状を鑑み、「三角メッシュ」という、より謙虚な表現を用いることにします。

「それで実際、三角メッシュって何?」。この問いへの最も明確な答えは、「三角形の小平面で構成された表面」です。ほとんどの 3D プログラムではこれが完全な答えとなりますが、Art of Illusion ではこの答えは単なる入り口です。

今訳したばかりの部分だす。筆者さんは機能のネーミングに関しては、プログラマーとしての誇りゆえに、セールスマン的な所作を嫌っとるわけです。けどそれがセールストークとして機能してしまっているという、なんだか面白い展開になっててさ。

そして「ほとんどの 3D プログラムではこれが完全な答えとなりますが、Art of Illusion ではこの答えは単なる入り口です」。さすが AoI、おれたちにできない事を平然とやってのけるッ そこにシビれる!あこがれるゥ!

たぶん平滑化のことを言ってるのかな。AoI の平滑化機能は妙に充実してるからな。

まーほんと好みは人によるだろうけど、おいらはこういう挑発的なやりかたけっこう好きだわ。

フリーソフトだからこそ有料ソフトにケンカを売れるってわけで。営業を妨害してるわけでもないし、分をわきまえた範囲内だと思うよ。無料ならではの荒技だわ。

自分よりでかい相手・強い相手を煽ったりカモったり、たまらんですなぁ。

銘板
2012.8.14 火曜
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台無し繰り返し

オリンピック男子サッカーでの韓国の振る舞い、なんか問題化してるね。まーそりゃそうだろうと思う。

んでイモヅルで思い出したのは、ソルトレイクシティ冬季五輪の開会式。9.11 のグラウンドゼロ米国旗が登場しましたわな。なんか似つかわしくないなーと思ってたよ。んで当時もアメリカはそれで非難を浴びたはず。

オリンピックでそうゆーのはどう考えてもおかしいってのに、なんでまたそうなっちまうのかねぇ。

今回のオリンピックだと、開会式でエリザベス女王がボンドガールを演じられて、平和のお祭りを大いに盛り上げられたのに。まさに ♪Her majesty's a pretty nice girl だったよ。トリはポール・マッカートニーだったよね。Mr. ビーンも生で楽しめた。Mr. ビーンが演奏してた『炎のランナー』の主題曲が、大会を通してメダル受賞式の音楽になったり。閉会式じゃ ♪We will, we will rock you で〆と。クイーンですな。イギリスってなんだかんだ言ってもいろいろいっぱい持ってる国だよなー。と演出の面でも楽しかった大会でしたよ。

それなのになぁ……。

銘板
2012.8.15 水曜
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また危機説

韓国ネタといえば、韓国経済の10月危機説がまた来るとかなんとか。ていうか自分で思いついたんじゃなく、それ系の懸念というか予測というかを読んでさ、もしかしたらそうなるのかなーとか。分からんけどちょいと気に留ったもんで。ぶっちゃけ受け売り。

今度の理由は、日韓スワップの延長停止らしい。去年、日本→韓国の5兆円スワップ規模拡大がまぁ話題になったわけで。実際に日本から韓国に資金が流出するわけじゃないけど、日本がウォンや韓国経済そのものへの保証人なり後見人的な立場になることで、韓国には一定の経済的信用が与えられるとか、そういう話だったと思う(あんましよく分かってない)。

んでその期限が今年10月らしい。1カ年契約ってことかな。

延長するかどうかはもちろん両国の合意が必要なわけ。ところが先だって向こうさんの大統領があんなことしでかして……。てことでこのスワップ拡大協定、期限が切れたらもうおしまい、となるんじゃないか、ていうかもうそれでいけよ、という感じのコメを読んでさ。韓国には申し訳ないけど、なるほどなーと納得してしまって。

最近の韓国はほかにも、日本に対する嫌がらせが凄まじいからな。駐韓日本大使館前に従軍慰安婦の変な像を置くとか、アメリカでも慰安婦の碑を建てるとかさ。大統領が訪日して「謝罪と賠償をしなければ第2、第3の慰安婦像が建つ」と日本の総理を脅したみたいだしね。それはもうとっくに済んだのに、「法的根拠がなくても、感情で」とか何言ってるんだか。しかし問題の慰安婦像って民間の有志が建てたことになってるみたいだけど、この発言で韓国政府が自ら建てたのがバレたと思うが。

んで今じゃ韓国のオリンピック委員会が、ロンドン五輪で日本が取ったメダルの全剥奪を IOC に訴えてるとか。その根拠が、ユニフォームが日章旗をモチーフにしてるからってもう完全に言いがかり。

その上で「日本が韓国に経済協力しましょう」とはいかないと思うが。

けど去年も韓国経済の10月危機説があったけど、なんか乗り切ったみたいだし。5兆円スワップ協定で切り抜けたとかいわれてるけど、それだけで切り抜けられる程度のものだったなら、危機というほどでもなかったんじゃないかとか。

けど裏返すと、もしそれが理由で本当に危機を切り抜けたんだとしたら、今年10月にスワップ協定が消滅したら、韓国経済は単に危機を1年先に延ばしただけ、ともなるね。さてどうなりますことやら。

日本の民主党は今までの素行から察して、韓国のためにスワップ協定を維持しようとするような気がする。さらに規模拡大とかも。けどできるんだろうか。現状じゃ日本の国民を説得できないような。

ていうか去年のスワップ大幅拡大のときも、国民に黙って勝手にやったっけな。今年の10月、やるときはまた勝手にやるんだろうなぁ。

銘板
2012.8.16 木曜
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為替素人勝手考

で、結局スワップはこのまま10月に期限切れになる可能性が出てきましたな。日本側もはっきり言ったわけじゃないけど。

ほんとに延長しないなら、まだあと1ヶ月半もあるわけで。

おいらが韓国の立場なら、スワップの限度いっぱいまで、ウォンを日本円と米ドルにひたすら交換しちまうかなーと思ってさ。今は日本円が少しずつ下がってるみたいなんで、ドル主体かねぇ。

一気にやると市場が混乱してよく分からんことになるかもなんで、1ヶ月半かけて、できる限りゆっくりやると。相場を見ながら。

おいら経済の仕組みがよく分かっとらんから、さっきのところまで考えてから、スワップとかいうものにギモンが出てきてさ。

お互いの国のカネを、たぶん等価で交換するわけだ(レートは事前に取り決めしたものなのか、そのときの市場相場なのかは不明)。したらそれ為替の取引と同じことなんじゃね? したら相場に影響を与えてしまうことになるんでね? 限度いっぱいまで両替(「為替」の英語は "exchange" で、「両替」と同義らしい)してしまったら、よく分からん混乱を起こしてしまうんでね?

んー、市場を通さずに国家間で直接両替するから、市場に直接は影響を与えないってことなのかな。

てことでこっそりそういうことができるんなら、おいらが韓国の立場なら、やっぱしウォンを日本円と米ドルに両替しまくりだな。

去年、日本が対韓国のスワップを拡大したとき、まーネット上では民主党がブーブー言われまくっとりましたな。けど、もっともそうな説明もまた読んだことがあってさ。ソースは忘れたんで、おいらの理解のみがその信憑性ってことでかなりアレだけど(汗)

なんでも、韓国は日本から部品や素材を買いまくってて、それで工業製品を作って世界中で売りまくってると。てことでその売上額のけっこうな部分が日本の企業に流れてくるわけでして。その決済に、海外から集めた売上金をいったんウォンにしてまた日本向けに両替するんじゃなく、日本円や米ドルに直接両替して日本企業に支払うと便利だと。両替手数料も少なくて済むと。日本の部品屋さんや素材屋さんにとって、そのぶんきちんと支払いを受けやすいと。んでその準備のために、いつでもあるいは事前に、韓国の銀行は大量に日本向け通貨を用意できなければならないと。そのためのスワップ協定なんだと。そういう説明だったと思う。

案の定、日本国内のネット上の意見じゃ制裁措置として、「スワップ協定を止めろ」と「対韓輸出を規制しろ」とゆー意見が出とるようですな。そりゃそうしたくもなりますわな。そしてどっちも韓国経済にとってある程度の痛手になりそう。だったら両方やるとけっこう効きそう。

けどもし両方いっぺんにやってしまうと、相殺になるんじゃないかな。部品・素材を日本から買えないとなると、対日支払いをほとんどする必要がなくなるわけで。だったら韓国の銀行は、日本円や米ドルを無理に用意する必要がなくなるわけで。スワップ協定が定める限度額は最低限でいいわけで。この場合は韓国、あんまし困らないんじゃないのかと。

てことで、やるんならどっちかひとつかなと。

あーでもスワップ期限切れの方は、輸出制限とは直接関係がない効果がありますな。ウォンの国際的信用の下支えというやつ。

日本側はちょっと遠回しな言い方で、拡大スワップの状態を10月に止めようかなーどうしようかなーってのを示唆したところ。さてウォンはローカル通貨とはいえ、投資目的で運用してる人たちが世界中にいそう。けど海外からすればマニアックな投資対象だろうから、投資者はファンド系企業の割合が高そう。今日見せた日本の態度で、そこらへんがどう反応するかですかな。

おいらそこらへんの仕組み分かってないけどねww

銘板
2012.8.17 金曜
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元に戻るだけかな

とりあえずスワップ協定を破棄ってことは、去年結んだ拡大措置が止まるってことかと思う。国同士の通貨直接両替の上限が、去年の10月以前の状態に戻るだけというか。

日本にとってはそれで、別に何の影響もない気がする。韓国にとってはどうなんだろね。

去年の今頃は「韓国経済10月危機」説が出てたよね。んでそれを、件のスワップ拡大の協定の発表でどうにか持ちこたえたとかいう噂があったな。どこまでほんとか知らんけど。まーでも向こうさんが「協定が失効しても影響ない」とおっしゃるんなら、こっちの都合のみで好きに決めても大丈夫なんじゃないかと。

ただ、失効直前までに日本が大量のウォンを掴まされるとしたら、なんか怖いかな。どうもウォン相場は不安定みたいなんで。

協定失効を受けて、為替相場の市場が「ウォンは日本という後ろ盾を失った」と受け取ってしまうと、ウォン暴落もあり得るかなーとか。となると、日本が失効前のスワップで大量のウォンを握らされたりすると、日本は大損こくことになるわけで。

おいら経済の仕組みを分かってないで無責任に言ってるんだけどねww

そういや1997年に韓国政府の経済運営が IMF 管理下に置かれたとき、日本政府が韓国政府に大量の融資をしましたな。これが世界に向けての「日本は韓国を見捨てない」というメッセージになって、事態の沈静化に貢献したとかあったね。あのとき国内ニュースで、この文言がけっこう出たっけな。おいらは無邪気に「いけー隣国を救えー」状態だった。して当の韓国はあとで、「日本からの融資は余計だった」とか「日本の援助は遅かった」とか言ってのけたらしい(マスコミや学者が言ったのか、与党の議員が個人的に言ったのか、政府の公式コメントなのかはおいら知らんす。立場によって重みが違うわけだけどさ)。

そんなこともあったりなもんで、やっぱスワップの件については、日本だけで、日本の都合のみ考えて好きに決めていいんじゃないでしょかねぇ。

つか15年前のその融資、ちゃんと返してもらってるんだろうか。救済目的だったから相当な低利率だとは思うけどさ。

銘板
2012.8.18 土曜
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ひっつみカラオケ

茨城からいらした友達とそのファミリーとガッツリ飲んだ日だすー。ひっつみ料理うまかったどーん。カラオケも大盛り上がりだったどーん。ここらへんのご家族の面々、実は2回ほどこの日記に登場してたりw

お子さんおふたりとも、おっきくなったねぇ。ていうか年齢の割に落ち着いてるというか。躾と教育と愛情がきちんと行き届いてる証拠だよ。

銘板
2012.8.19 日曜
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遠征・三内丸山遺跡

ちうことで、今日は今日とてファミリーさんのおクルマにお邪魔して、なんと青森市にお出かけでしたですよ。ええ。三内丸山遺跡。いやーあんなに立派な施設になっとったとは。ボランティアさんに案内してもらいつつ、いろいろ楽しく学んだでございましたですよ。

この遺跡って前々から知られてはいたけど、まさかあんなにすごいもんだとは思われてなかった。

1990年代、日本に2002年のサッカーワールドカップを誘致するってんで、会場として青森市が立候補しましてですね。だったらサッカースタジアムだけでなく、でっかく県立スポーツ複合施設を作ろう、と、この土地に白羽の矢が立ったんですわ。てことでいろいろ建設しながらも発掘調査も進めとったら(たぶん、さっさと掘るもの掘り出したらさっさと埋めて、あとは建設に集中しようっつう軽い感じだったんじゃないかと)、ものすごいもんがザクザク出てきたと。

県議会であーでもないこーでもないと議論を重ねるうちに、なんか W 杯は日本単独開催が無理っぽくなってきて、必要な海上数が半減しそうになってきて、青森はもう勝ち目ない感じになってきた。そして、公営スポーツ施設の運営ってのは巨額の建設費をぶち込むけど赤字が見え見えなわけで。

だったら遺跡の展示施設にしちまえば、三内丸山遺跡ってなんだかすげー注目されてるし、全国から観光客が来てくれるんではないか、となった。それで行くことになった。いい選択だったと今も思う。んで、この観光施設の初期は、観光客は作りかけだった野球場の観客席にお座りいただいて、ちょうどグラウンド内にあたる発掘現場での作業を見学できたらしいww

今はそんな観客席も撤去されて、屋外・屋内の両方ある施設として再整備されましたと。ただ、掘り尽くしたわけでもなく、今もときどき発掘作業をするそうな。ちょうど居合わせた観光客はその様子を見学できるらしい。今日は日曜だったんでさすがに作業はなかったけどさ。

施設運営が黒字かどうかはわからんけど、もし黒字だったらさ、公営ってことで営利目的ではないんだから、その余剰金を何か役に立つことに使わなきゃなんないわけで。てことで、できれば発掘費用に充てていただきたいところ。

いろいろ写真も撮ってきたけど、今使ってるケータイって PC にデータを落としにくくてな。なんか億劫で、あとで気が向いたらやろうかなとw

いやーしかし、青森市に入ってから高速道路で現場に向かったんだわ。したら三内丸山への行き方、おいらよくわかってないくせに道案内を買って出てしまって。迷った迷った。意味なく高速道路に3回も乗ってしまったり。付き合わせてしまった皆さんに於かれましては、ほんとマジで申し訳なかったですよ。

つか高速への入口で、かたっぽの方向にしか行けないってのわかりにくいよ。なんとかしてくれよ。

銘板
2012.8.20 月曜
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サイト移転のお知らせ

トップページの URL 替えましたですよ。

今度から http://yunzu.qee.jp/threedstudio/ でお願いしますです。ブックマークされてる方も、お手数ですがプロパティ内の URL 欄をコピペで入れ替えたりとか、どうぞよろしくお願いいたします m(_ _)m

5月末に、回線を NTT から au に替えまして。そしたら au のほうでは、おいらがインターネットを始めてから今までずーっと使ってきた地元プロバイダのハイネットが使えないってことになりまして。それで泣く泣く、ということで。今度は biglobe になってしまったですよ。

このサイト『さんでー立体写真館』は開設からしばらく、ハイネットのサーバのみで運営してたんですわ。だんだんコンテンツ容量が増えてきたんで、トップページのみハイネットに残して、枝ページは別途契約の外部サーバに入れるようになったんですわ。

この外部サーバ、Apple の iTools(無料)→ 同じく Apple の .Mac(iTools が有料になったやつ。たぶん今の iCloud)→ NETAGE(.Mac が高かったんで乗り換え)→ ハッスルサーバー(NETAGE より割安でトラブルも少なかったんで乗り換え) と点々としてきて、ここ何年もハッスルで落ち着いてるという状態でして。んでまぁいつでもトップページもハッスルに移してもいい状態ではあったんですわ。

けどトップページを移すってのは面倒でさ。「引っ越しました」ページを作ってしばらく出しとかなきゃなんないし。サイト内もいろいろとそれに合わせて修正しなきゃなんないし。トップページ内部だね。そしたらトップページに出てる要素で陳腐化してる部分があるんで、この機会にそこも修正して……と考えるだけでもうウダーッとなってしまってさ。最近暑いし(言い訳)。

新しいトップページのレイアウトや配色は今まで通りだけど、いろいろと非表示にしたもんで、かなりすっきりのっぺりになりましたわw 90年代サイトの象徴のひとつ「リンク集」も、この機会に思い切って廃止しましたですわ。

検索エンジンが未発達かつ個人の手作りサイトが主流だったあの時代、リンク集を設置するのはサイト作りのマナーとされてたっけ(遠い目)。

そこらへん昨日今日でとうとうやり遂げまして、ようやく「引っ越しました」宣言できるようになりましたよと。今、旧 URL の http://www.hi-net.ne.jp/~shoyu/ につなぐと、引っ越しましたページが出ますですよ。もし今まで通りのが出るなら、それはお使いのブラウザにキャッシュが残ってるからですわ。

んでこの「引っ越しました」ページ、いつまで表示されてるのかっつーと、今月いっぱい。あと11日間ですな。ついさっきハイネットさんに出向いて、解約の手続きをしてきましたわ。ほんと残念だわ。

解約の書類の最後には、任意でその理由を書く欄がありまして。選択肢には「ほかのプロバイダへの乗り換え(サービス名:     )」というのもあったけど、「その他(理由:    )に、「回線を au に乗り換えたため」と書いたですよ。こっちもハイネットさんに分かってほしかったんで。受付の方、理解してくれたわ。au は全国系のプロバとしか組まないみたいでなぁ。なにかキャッシュバック的なつながりが必要なのかもな。

関連の諸々が一件落着かと思いきや、枝ページの「トップに戻る」リンクがことごとく未作業だったことが判明。どんだけあるんだ。あばばばばばばば……。

銘板
2012.8.21 火曜
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南方シフト

日本の情報収集衛星って、もともとはあの隣国を監視するためのものだったのに、最近じゃその南隣の国を監視するのに重宝されてるんじゃないかと。

衛星の軌道は極軌道。縦周りですな。んでまたあの2カ国は南北に並んでるんで、けっこう効率的に監視できるんじゃないかって気がする。

稼働中の情報収集衛星は、光学4機にレーダー1機。計4機で、地球上のあらゆる場所を1日に1回ウォッチできるらしいんで充分といえば充分。けどあとレーダーをもう1機欲しいところですな。つか、陸域観測衛星 だいち の後継機の開発を早めて、さっさと導入しちまうってのはどうかと。

非軍事名目の衛星なんで、軌道と性能はバレてる。バレてるからこそ観測データを堂々と公表できる。国際社会の世論を味方にしたり、相手に揺さぶりをかけたりするのに使えるんじゃないかなーと。

先日それに類することをやろうとしたのが、情報収集衛星のもともとの監視対象のあの国ですな。南方の同族国家の新聞社だかの経緯度を話に出して、いつでもミサイルを撃ち込めるんだぞと脅しをかけましたな。したら経緯度1°未満の表記を、小数点以下と分・秒単位とを取り違えるっつう痛恨のミス発生ww 素人が Google Earth を見て出した数字だったことがモロバレだったという、見事以外の何物でもないオチにござりましたwww あーあやっちゃったwwww

銘板
2012.8.22 水曜
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引っ越しで掃除

終わった。このサイトの「トップへ戻る」リンク、全部新しい URL に書き換えた。ソイヤーソイヤー。

ついでにディレクトリ名の表記も、すべてのページで新しいのに書き換えた。ついでに、HTML 的に記述を間違えてるとこいろいろ見つかったやつ全部直した。どっせー どっせー。

デイレクトリ名はね、このサイトは今は "threedstudio" とゆーディレクトリ(フォルダ)に入れてあるんですよ。それまでのディレクトリ名は "sitefolder"。www この主体性なさすぎな名前wwww

このサイトを作ったときって、ディレクトリの組みかただのその名前の付け方、書類の配置のしかただのフォーマットだの何だの、あらゆるところをどういうふうに決めたらいいかよく分かってなくてさ。ディレクトリ名はいかように決めてもいいってのは分かってはいたけど、どんな名前を振るべきなのかっつうルールというか慣例というかが本当にわかんなくて。んで「サイトを入れるフォルダだから」と安直そのものなネーミングになっちまって。

開設から13年で、ようやくこの垢抜けなさを少し直せたかなと。まーいつまでも垢抜けなくて当時のテイストが残っちゃってるのが、老舗の手作りサイトの証といえば証なんだけどさ。

マジ疲れた orz けどやり切った。この達成感w あんましないけどww

銘板
2012.8.26 日曜
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くりごはん ver. 3.2

できた……。

楔形文字ワープロ『くりごはん ver. 3.2』、できた(感涙)

ついに IE に対応したぞー。ていうか往年の PowerPC Mac 版の IE で動作確認したんで、現行の Windows 用 IE で動くかどうか、よく考えたらまだ分からんわ。まーでもたぶん動くと思うぞ。

ようやくそのカラクリを理解したわ。JavaScript の indexOf が、IE だと配列要素の検索に使えんらしくて。ここが落とし穴だったよ。さっきまで、なんで IE で indexOf が使えなくなってやがるんだ? とギモンを持ちっぱなしだったですよ。仕事用の自作 JavaScript ツールじゃ indexOf は IE で普通に動くのに、なんでまた くりごはん だと動かないんだ? とかも。不可解すぎて薄気味悪いから、今までずっと手をつけずにしたんだけど、そろそろ決着をつけたくなったというわけ。それまでに仕事ツールを作り続けていじり続けて、不具合の探知と真相解明にある程度の自信がついたこともあって。

もともと indexOf は 文字列内での検索用(一致する文字 [列] の位置を数字で返す)なわけで、マイクロソフトとしては「勝手に配列の検索に応用しちゃいかん」とかの判断があったのかもしんないけど、それにしてもこれはちょっと殺生というか。ほかがやってるんだから合わせてくれよ。と思うのはワガママですかねぇ。

配列要素で検索かける専用の関数って JavaScript にはないらしいしなぁ。てことで くりごはん で indexOf をそんな使いかただった3カ所は、 for 構文を回して検索、見つけたら break っつう原始的な方式に替えましたですよ。これでようやく動作するようになったと。

ほかに直したのは、

  1. 定数の読み込みを最初の1回だけにして、応答性を高めた。
  2. 入力欄のかなを delete キーで消したとき、全部消しても、最後に消したはずの字の出力が残る現象を解消した。
  3. かな入力「ずぃ」を「ず - い」に変換するのではなく、"zi" の楔形文字1個で表現するようにした。
  4. レイアウトを微妙に変更。

こんな感じ。

1. は、IE 問題の解決で余計にループを回すようにしたんで、無駄を減らすってことで。ver. 2 で funciton を導入したら(ver. 1 ではすべてグローバルで処理する形だった)、定数も function に入ってしまってさ。操作ごとにいちいち定数を読み込むのは無駄だと分かってはいたけど、あんまし一気にいじるとバグったときわけわかめになるんで、放置してたんだわ。そのままで反応が多少トロいってだけで、不具合ではないし。

今回はそこを直せるタイミングってことで。初期に読み込む参照用の配列要素って多くてさ。ここをグローバルに戻したと。今回の IE 問題の修正用に使った Power Mac G4 1.25MHz って、今となってはめっさ遅いマシンなわけで、これだとその差が体感で分かったわ。

2. は、なぜか Firefox のみで起きた現象。内部的にデータが残ってしまう不具合なんだろうけど、突き止めるのが面倒でさ。そんで、「ある条件を満たしたら出力を全消し」っつうゴマカシでお茶を濁させていただきましたですよ。実用上は OK の見た目だけの問題だから、見た目よければすべてよしとw

3. はまぁ抜けてたのをたまたま見つけて追加したというだけの話。「でぃ」は "di" なのに「ずぃ」は "zu - i" になってしまうのは、変換ルール上は間違いじゃないけど整合性の面で問題だろうということで。

あと 4. は解説の文章なり画像の位置なりを微妙に調整しましたよと。

はー、長年の懸案のひとつが、ついにどうにかなったわー(しみじみ)。

ほかに くりごはん での懸案は「限定符」。これ、固有名詞の前に付ける記号なんですわ。男性名・女性名の直前に付ける、それぞれ専用の楔形文字。あと確か、王の名や神の名、都市名なんかにもそれ用の限定符があったような気がする。原典の書籍、あとでまた読み直すべ。

限定符機能を実装するには、ボタンを押せば入力文に追加する形で行けるかなーとか考え中。つか限定符の楔形文字の拓本取ってねーし。原典様ほんとすみません。そのときはまた楔形文字をスキャナでコピーさせていただきとうござりますです。

銘板
2012.8.27 月曜
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無茶以前に無理な宇宙開拓計画

無理だと思うがなぁ。AFP BB NEWS 様より引用。

「片道切符で火星に人類を」、壮大なリアリティー番組企画が始動

2012年08月15日 13:11 発信地:ハーグ/オランダ

片道火星旅行
オランダの民間火星探査プロジェクト「マーズ・ワン(Mars One)」の提供による、火星に着陸するカプセルのイメージ図(2012年6月21日提供)。(c)AFP/MARS ONE

【8月15日 AFP】世界中の目が米航空宇宙局(NASA)の火星探査車キュリオシティー(Curiosity)の活躍へと注がれる中、オランダの企業家が立ち上げた民間プロジェクトチームが、NASAに先んじて火星への人類到達を目指している。しかも、その一部始終をリアリティー番組として放送するというのだ。ただし火星に着陸する宇宙飛行士たちに渡されるのは、片道切符だという。

とても正気とは思えない企画だが、プロジェクト「マーズ・ワン(Mars One)」の関係者は大真面目だ。NASAが掲げる目標より7年も早い2023年までに飛行士4人を火星に着陸させる計画で、来年にも志願者の募集を開始する。

専門家たちは懐疑的だ。しかし、「マーズ・ワン」には心強い支持者がいる。1999年のノーベル物理学賞を受賞したオランダのヘーラルト・トホーフト(Gerard 't Hooft)氏だ。同氏はAFPの取材に、次のように述べた。

「最初の反応は『これは絶対無理だろう』だった。けれどプロジェクトを精査してみると、実現可能だと思うようになった」

■リアリティー番組化で資金調達

プロジェクト発案者は、風力発電所で働いた経験を持つメカニカルエンジニアのバス・ランスドルプ(Bas Lansdorp)氏(35)。物理学者や工業デザイナー、広報スペシャリストとチームを組み、各国の宇宙機関がしのぎを削る有人火星到達競争に挑む。

試算したプロジェクト予算は60億ドル(約4700億円)と、NASA史上最大のミッション・キュリオシティーの予算(25億ドル)の2倍以上に上る。ランスドルプ氏はオランダ発祥の史上初のリアリティー番組「ビッグ・ブラザー(Big Brother)」の仕掛け人の1人、パウル・レーマー(Paul Romer)氏との出会いから、この莫大な資金を集めるのにリアリティー番組を活用するという着想を得た。

計画では、宇宙飛行士の選抜と訓練から、何か月にも及ぶ火星への旅、そして火星での飛行士たちの生活まで、全てをテレビ放送する。

「この冒険をメディアスペクタクルとすることで、資金は調達できる」とランスドルプ氏。マーズ・ワン計画に多くの不確定要素があることは認めつつ「火星征服こそ、人類史上最も重要な一歩になる」と、プロジェクトへの思いをAFPに語った。

■「片道切符」の火星コロニー

宇宙船や火星での居住施設の建造は、「最も適任な」企業にアウトソーシングする。飛行士の選抜と訓練は2013年に開始し、2016〜22年には宇宙ステーションモジュールや食料、ロボット車両などを火星に向けて送り出す予定だという。

第1陣の飛行士たち(男女4人)は、2023年4月に火星に着陸。10年後にはおよそ20人が「コロニー」を作り、科学実験や生命の痕跡の探査などを行う計画だ。

火星の環境は平均気温マイナス55度、大気の大半を二酸化炭素が占める苛酷なものだが、飛行士らの生活に欠かせない酸素は火星地下の水分から製造するという。

これまで火星への有人宇宙飛行を試みた者はいない。火星までの航路で浴びる放射線の被ばく量に人間が耐えられるかどうかにも疑問がある。また、1960年から始まった火星探査計画で無事火星に到達できた宇宙船は半分ほど(その大半はNASAのプロジェクトだ)しかなく、宇宙船を火星から地球に帰還させる方法もまだ存在しない。

したがってマーズ・ワン計画に参加する飛行士たちは、火星で人生を終えることになる。その死さえ、テレビ番組の題材となるのだ。この点について倫理的、法的な問題があると指摘する声も出ている。そもそもマーズ・ワン計画は実現を目指してはおらず、資金集めが目的なのではないかとの批判もある。

■専門家らの見解は

仏ストラスブール(Strasbourg)にある国際宇宙大学(International Space University)のクリス・ウェルチ(Chris Welch)教授(工学)は、火星への有人着陸には前向きだが「1か所に4人を着陸させ、そこで生活させるのはかなり困難だ」と指摘する。何より、火星地下の水分から酸素を取り出すことは「理論上は可能」だが、実現できるかどうかは全く分からないという。

「技術面から見て、成功の確率は50%だろう。ばくちのようなものだ」とウェルチ教授は述べ、テレビを通じて60億ドルもの資金を集めるのも難しいだろうとの見方を示した。

欧州宇宙機関(European Space Agency、ESA)の火星探査計画「ExoMars」に携わる専門家のジョージ・バゴ(Jorge Vago)氏は、火星には乱気流があることから、マーズ・ワン計画のように同じ場所に2つの宇宙船を着陸させるのは事実上不可能だと分析する。「仮に、居住施設を建造するロボット車両が(飛行士たちの乗る宇宙船の)100キロ、いや20キロ先に着陸したとしよう。それだけでも非常に厳しい状況になる」

バゴ氏はさらに、太陽の爆発で宇宙に放出されるイオン化物質で宇宙飛行士が「やけど」をしたり、宇宙船が損傷する恐れもあると語った。

一方、地元オランダの宇宙関連企業で作るオランダ宇宙協会(Netherlands Space Society、NVR)は、全面的にマーズ・ワン計画を後押しする。ヘラルト・ブラウ(Gerard Blaauw)会長は同計画の公式ウェブサイトで、「メディア産業と航空宇宙産業をまたぐ先見の明のあるアイデア」だとランスドルプ氏を絶賛。「この2つを合体させたというだけで、マーズ・ワン計画には注目する価値がある」と太鼓判を押している。(c)AFP/Nicolas Delaunay

見積もりが安すぎ。NASA のキュリオシティの2倍以上ってたったそれだけで片道でも有人火星旅行やれると思うとか、どういう見積もりしてるんだと。人類がバン・アレン帯の外の放射線の荒海に出たのは、アポロ計画でのみ。最大で12日の旅程だった(15号と17号)。火星までは半年ほどの行程ですが。あと火星の公転軌道あたりでの太陽由来の放射線強度は、地球のそれの 40% 程度でしかないんだけど、火星は磁場が弱いんで、表面での放射線量は地球よりはるかに強いらしいが。そこらへん人体への影響が未知なんで、その研究だけで相当なカネかかりそう。

結局よく分からんまま出かけるってことで、無駄なほど頑丈な放射線対策をすることになるかと思う。今現在モノになってる放射線遮蔽技術って、地磁気以外だと鉄や鉛の板で防ぐ程度だが。宇宙船、相当重くなりますな。んでその宇宙船にずっと住みっぱなしと。外は放射線がキツいから。

独自の住居を造るなら、火星表面での放射線遮蔽はそうねえ、地中に穴を掘ってその中で暮らせばどうにかなるかな。有人月面基地計画だと、半地下の居住モジュールの上にさらに月の砂をかぶせてどうにかするらしいから、その方法で。火星表面での放射線強度が月面での 40% てことで、一応これで充分行けるかと。

けどその鉛だらけの超重たい宇宙船(「レッドツェッペリン」と名が付きそうだな)、地上からどうやって打ち上げるんだと。第1陣は4人。今の国際宇宙ステーション(ISS)での暮らしよりも物資をいろいろ循環再利用するとしても、どうしても消耗する品物があるわけで、そこらをまた積んでと。宇宙船の総質量は10トン20トンじゃ効かんでしょ。こりゃ地上から1発で打ち上げるのは無理ですな。小分けで打ち上げて、地球周回軌道上で組み立てることになりますな。ISS をもう1個建造するのと同じかそれ以上の大事業になりそうですな。

ISS の日本実験棟「きぼう」の建造費だけで、既に2500億円なんですが。

きぼう の打ち上げ(3回に分割)と ISS への設置費用は、「セントリフュージ」という ISS 用実験設備を JAXA が作って NASA に物納することで支払う形になってた。このセントリフュージの開発費が700億円。合わせると3200億円ですか。ここらへんが目安かな。

きぼう の値段

今はスペースシャトルは運行されてないんで、現役の打ち上げ機材でどうなるかを計算してみる。てことで、きぼう を H-IIB ロケットで打ち上げると想定してみる。

きぼう の打ち上げ時の総質量は 29.6トンだから、単純計算で H-IIB なら2回で上げられる。1回目は軌道投入さえすれば OK。H-IIB の最大積載量は19トン。2回目はランデブーしなきゃなんないから、ISS 補給船「こうのとり」の技術が必要。こうのとり の最大積載量は6.5トン。19トン+6.5トン=25.5トン。足りない。3回目にも こうのとり 導入で32トン。このくらいか。H-IIB の打ち上げ費用は今のところ147億円。3回で441億円。端数はオマケで440億円。こうのとり1機の費用は140億円。2機で280億円。合計720億円。

軌道上での組み立てには宇宙飛行士の船外活動が必要ってことで、ソユーズのロケットと宇宙船のセットが必要。この費用を見積もる。ソユーズは宇宙観光旅行者1人あたり30億円取る。実際に宇宙で作業するプロ飛行士は、その育成も含めてもっとコストがかかりそうだけど、いくらか分からんから1人30億円で計算する。ソユーズは3人乗りだから、1回の打ち上げで90億円。軌道上組み立て専用のミッションになるから、ソユーズは2回とも丸ごと貸し切り。これで180億円。

ちょい待ち。ソユーズの軌道傾斜角は56°だぞ。地球低軌道への打ち上げでは、軌道傾斜角は打ち上げ地の緯度より深くはできるけど浅くはできない。H-IIB の最大積載量(19トン)での軌道傾斜角は29°だから、H-IIB 側でロスを払ってソユーズの軌道に合わせなきゃなんない。これで積載量は 13% ほど減って16.5トンになってしまう。面倒だから今はそこまで考えないでおくか。

運賃と組み立て費の合計、900億円と出ましたよ。シャトルの例より200億円高くなって、きぼう の製造費と合わせて3400億円也。「スペースシャトルはべらぼうに高価な輸送手段だった」とされてるけど、この場合は当てはまらなかったわ。

えーと片道火星旅行第1陣4名様の見積額が4700億円、だっけ? 地球低軌道に きぼう 程度のものを打ち上げて組み立てるだけで、その7割前後かかるんですが。宇宙で4人が少なくとも半年暮らすのに、きぼう 程度の容量じゃ全然足りんだろ。

それでも きぼう サイズで行くにしても、地球−火星の遷移軌道に乗るには、このほかに きぼう の質量の何倍かの加速用ロケットが必要。そして火星の周回軌道に入るのに、これまたけっこうなサイズの逆噴射エンジンとその推進剤が必要で、それらすべてを火星まで飛ばす加速用ロケットは、また大きくなる。

軌道船と火星着陸船は同一なら軽くなりそうだな。片道だから同一と考えよう。火星への着陸には、熱シールドとパラシュートと逆噴射エンジンとその推進剤が必要。逆噴射エンジンは熱シールドに覆われてなきゃいかんから、周回軌道投入用の逆噴射ロケットとは別に用意する。地球離脱時の加速用ロケットは、さらに大きくなる。

……、

……、

……。

4人乗り有人火星片道旅行、1兆円だの2兆円だのじゃ全然足りんだろ。

つか有人火星片道旅行って80年代からアイデア自体はあった。火星に永住するってやつで。今回はそのコスト計算をする人が出てきたってことですな。あの頃より宇宙活動はそれなりに進歩したから、そのぶん不確定要素が減って、どうにか予算を見積もれるようになったってことなんだろうなぁ。でもまだまだ粗いですなぁ。

まー「無茶」「無理」「不可能」と世界中の専門家たちに言われながら、次々とその「無茶」「無理」「不可能」を実現し続けてる宇宙開発組織が日本にあるんですがね。小惑星探査機「はやぶさ」でおなじみの宇宙科学研究所が。そんな実例があるから、この火星旅行プランも 100% 無理とは言い切れないんだけどさ。

つか軌道エレベーターもそうだけど、昔からある宇宙開拓アイデアが、最近なんでかいきなり出てきては話題になるようになったなぁ。何らかのステマだろうか。今回はキュリオシティ計画とその先の火星探査を盛り上げたい NASA のステマかな。

次はダイソン球あたりの実現可能性をウンヌンするネタが来てくれないかな。これはこれでおいらは無理があると思う。理由は、建設資材の圧倒的不足。

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2012.8.28 火曜
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絶妙なる差配

韓流は日本攻略の年になぜ2011年を選んだんだろう。大震災が起きることは誰にも分からなかったとしても、地デジ元年で、テレビにとって状況がいろいろ不確定になりそげな、危うい年になることは事前に分かったろうに。

あるいは、混沌の時期と分かっていたからこそ、日本の芸能市場に横から一気に割り込んで一気に客をかっさらう作戦だったのかな。

今年に入って政府からの資金が尽きたのか、すごい勢いで静かになったけどな。2011年を選んだ理由は分からんけど、結局日本市場に根付けなくて、黒字どころか損切りして撤退モードに入ったってのは分かった。〆に大統領御自らが最後っ屁を連打したぐらいにして。

大統領のおイタについては、韓流の仕掛け側は焦って「政治と芸能は別」と持っていきたいみたいだね。けど芸能活動に便乗してあんだけ国や政治がらみのアピールしといて、今さらそれはないんじゃないかと。

やっぱし、狙って去年を選んだんじゃなく、何年か前から関係各位皆々様がたで日本大攻勢のスケジュールを立てたら、たまたま2011年に準備万端になる、と出ただけだったんじゃないのかと。んで水面下で、広告代理店やらメディアやらも巻き込んで話が大きくなって、仕込みがもう何も予定変更できないくらい大規模でガチガチにできあがっちゃってたってことだったんじゃないかなと。

んで何を置いてもそのスケジュールを守ることが最優先になってしまって、日本での地デジ元年っつうその前から決まってた重大イベントを軽く見てしまったとか、震災で娯楽どころじゃない日本の客にまったく構わず予定どおり営業かけまくって反感買ってしまったとか、そういうことなんじゃないかなって気がするわ。

営業戦略はどんなものでも当たり外れが出るものだけど、近年まれに見る杜撰さだった気がするですよ。コケたのは当然だった気がするですよ。親方太極旗でとにかく軍資金をぶち込めば勝ったも同然、とでも思ってたんじゃないかなぁ。んでそれで歓心を買えたのは、その軍資金を直接貰えた人たちだけだったと。

日本の広告代理店やメディアがそのカネに飛びついたのは、まぁ営利企業だから札ビラ出してくるお客さんに目がないのは当たり前だけど、懐具合がかなり苦しかったってのがあったかと。

2008年のリーマンショック以来、大企業は軒並み広告費を出し渋るようになったそうで。トヨタはあのとき、年間広告費を3割削ると公表したし。日本最大の広告主だったはずだけど、それでも今も日本最大なんだろうか。だとしたら、広告市場が全体的に落ち込んでるってことになるね。

んで2010年までに広告市況が回復したのかどうか知らんけど、民放にとってそのあたりとその後、ものすごいダメージだったと思えるのが2つ。まず地デジ移行の設備投資。番組制作系も電波送信系も、相当ぶち込まざるを得なかったんじゃないかと。そりゃそうですな。そして大震災後の CM 自粛の時期。

震災からしばらくの無酸素無給油状態を必死に耐えて、その7月までの地デジへの強制移行もようやく片付いた思ったら、それを機にテレビ離れする人たちが続出だもんな。踏んだり蹴ったというか。リーマンショック以来いいことがなさ過ぎたってのが、韓流の日本攻略ご一行様熱烈大歓迎の事前条件としてあったのかなと。

んで広告・メディア業界の長き窮状のズンドコに、札束バラ撒きながら彗星のごとく現れたのが、韓流の人たちだったんじゃないかと。それで藁にもすがる思いで飛びついたんじゃないかと。よっぽど嬉しかったんだろうなぁ。ひんしゅく買ったのは、日本側ギョーカイがあぶく銭ゲットで調子に乗りすぎたってのもあったのかもね。

そして韓国側の仕掛人たちにしてみれば、結局日本のギョーカイ人にそそのかされるがまま、ただただカネを巻き上げられて、上げられて落とされて終わりと。まぁ韓国のギョーカイからすれば、右から左にドバドバ流れるおカネのいくらかはすくい取れたかもしんない。けどあちらさんの政府にしてみれば、ただの丸損。多額の血税を日本のテレビ・メディア業界に溶かし込んだだけ。しかも自分から。そりゃ大統領も逆ギレしますわなww

けど博打に負けたからって相手に突っかかっちゃ野暮ですぜ。甘い夢見たのもそれで賭博に狂ったのも、それでスッテンテンされたのも、どれも博打打ちの手前さんが勝手にやったこと。手前さんのご運(大勝負かけるタイミングで大震災があったこと)とお腕前(地デジ化と震災の影響を軽視)が悪かったってだけのこと。それより近頃はあんまりおイタが過ぎて、太っ腹な日の本の旦那の賭場から今にも叩き出されそうでげすな。でぇじょうぶですかい?

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2012.8.29 水曜
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バカ家電 その1

今年はオリンピックイヤーなのにテレビが売れなくて、電器関係のメーカーも小売店もため息が止まらなかったっつう記事を読んだっけな。

なんだかなーと思ってさ。前の年の7月までに強制的にテレビを買い替えさせられたんだもん、わずか1年後にテレビが売れないのは当たり前のはずだったが。今年は1年や2年で壊れるようなヘンテコなテレビを買ってしまった人しかテレビを買わんかったろ。

そもそも今日びテレビ受像機って必需品なのか? なんかソニーあたりが、さらに解像度を上げた超絶高性能のテレビを開発中みたいだけど、ほんとに勝算あるんかいな。画質やサイズにこだわらなければ、最近のパソコンはテレビを見れるそうだしさ、おいらの型遅れのガラケーでもワンセグできるし。なんか、なんでそんなこと分かんないのか、それが分かんなくて気持ち悪い。

四半世紀ほど前にさ、テレビデオって製品が出てきたんですわ。16型くらいのブラウン管テレビと VHS ビデオデッキが一体のやつ。おいら売れないと思ってたよ。すぐに消えてく徒花家電だと思ってたよ。だってどっちも最低限の機能と性能なんだもん。そんな配線要らずでリモコンが一体で値段が安いってだけで、質的に満足できるわけないっつうの、と思ってたよ。ところがどっこいコンスタントに意外と長く売れ続けた。

世の中、家電程度のものにマニアにしか分からん違いとこだわりを求める層ってそんなにいないのよ。そういうコダワリ層の多くは、自分が最も損しないで最もパフォーマンスの高い品物が欲しくてマニアやってるんだから、利益としては最低の部類に入るわけで。そういう向きにはそういう向き用の少量生産品と宣伝文句を用意して、ぼったくりみたいな強気の値段で売ればいいんだよ。つまり、ピンキリなマニア層の中の一番の上澄み「金に糸目をつけない層」だけを狙えばいいことで。

んで世の中の多くの、安くてラクできればそれでいいやってなこだわらない層が家電のメインターゲットなわけで、家電やりたきゃそこをきちんと攻めるべきなんじゃないのかと。特に白物家電ってそもそも、買った人が手仕事をそれにやらせてラクするための召使いでしかないんだから。

買ってから捨てるまで一度も使わない、説明書を熟読しなきゃ使えない機能をゴテゴテつけては「付加価値による差別化で競争力を確保する」て、それは「付加価値」じゃなくて「無駄」だよ。無駄を増やしてどうやって競争力が付くのかと。

うちの電子レンジのメーカーって、今は家電から撤退してる大手電機メーカーなんだわ。この電子レンジ、普通の操作ボタンのほかに、わけ分かんないボタンがよく分からん配置で7個もついてやがる。ていうか見るとボタンそれぞれに、何の料理を温めるのに使うか絵が描いてあるんだわ。かえって「家電の分際でご主人様にいちいち指図すんじゃねぇ」とか思ったりして、そのボタンはいまだかつて1度も押したことないわ。つか「このボタンはその料理にしか使えねーのかよ」と。1ボタンあたりで使える用途が狭すぎ。だからボタンだらけになるんだわな。見ただけで押す気なくなる。家電から撤退したの分かるわ。

あと2000年頃に買った FAX 親子電話機。今も使ってるけどさ、これがまた使いにくくて。時計がだんだんズレてくるのはまだいいとして、時計合わせが面倒でさ。説明書なしじゃ無理。そして覚えられる類いのものではなくてさ。ファックスって送受信の時刻まで印刷されるじゃないの。うちのはそんなわけで、時間がいい加減。紙もなくなったし、もうファックスとしては使ってないわ。あと親機←→子機の転送のしかたがまたよく分からんくて、この機能もほとんど使ったことない。いちいち説明書を見ないと操作の想像さえつかないって何だよ。

でもその機能を使うと便利でしょ、って? あからさまに不便こいてるよ。わざわざ使う気なくさせるように作るなよ。

日本の家電はサムスンとハイアールにやられっぱなしとか聞いたことあるけど、結局その勘違い付加価値で自分の首を絞めてしまったんじゃないかなと。ライバルは海外メーカーなのに、なぜか国内同士でばかり横目で見て、客不在の変な競争ばかりしてしまって、挙げ句こんなことになったんじゃないのかなと。

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2012.8.30 木曜
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バカ家電 その2

勘違い付加価値を取り除くと、その家電そのものの素の姿になりますな。その状態で、素の性能で差をつけるのが本物の付加価値なんじゃないかと思うんだが。まーテレビデオ的な客層だと安けりゃいいんで、ハイアールあたりに落ち着きそうだけどさ、そこはハイアールにやらせといていいんでないかと。そのターゲットは値段競争しかないから、正面から挑むと日本のメーカーは損しかしないだろ。

ヨタ話だけど、日本食を自分で料理する外国人の間では、日本製の炊飯器が必須アイテムらしい。日本製でごはんを炊くととにかくうまくて、中国製とかと比べ物にならないんだそうで。ツウにしか分からん微妙な差どころじゃなく、圧倒的に違うらしい。素の性能での差別化というやつですな。

つか日本の炊飯器分野って、家電の中ではまともに競争原理が働いて、いい製品が育つ環境ができてるのかも。

うちの炊飯器はタイガーの「炊きたて」で、ボタンは何個かついてるけど、デザインと配置がよくて見た目すっきりしてる。電子レンジより何年か新しい製品。して、老いたうちの母親でさえ一通り使いこなせるってのが素晴らしくて。このまえ「おいしく炊く機能があるんだけど、やってみたら炊けるまで時間かかってねぇ。本当においしいけどしょうがないよねぇ」とか言ってたわww

あと家電屋に対して、なんでここ気づけねーのかなぁというのがあって。それは「コンセント抜くと時計がいちいちリセットされる件」。上に書いた電子レンジがそれ。コンセント抜かなくても、たまに停電があってもそうなるし。「瞬停」程度ならときどきあるし。んでその瞬停一発で時刻設定がパアですよ。しかも停電がないならないで、何カ月か経つと時間がちょっとずつズレてくるしさ。

パソコンではとっくの昔に実用化されてる時計用電源の電解コンデンサも、腕時計にさえ付いてる電波時計の機能も、今どきは実装するのにそんなにカネかかるもんじゃないと思うが。時計とセットでそこらを付けたくないなら、いっそ時計機能まるごと外せと。

時計が動いてるとさ、台所では頼りにして、そこをよく見るわけですよ。んで気づくと止まってたりズレてたりってのはさ、なんかいちいちイラッとするんですよ。そこらへんの機能の半端さというか、気の利かなさというかがほんと……。つか蓄電用の電解コンデンサ要らないわ。電波時計だけ付いてればいいんじゃん。コストの面で電波時計までやりたくないのなら、せめて電解コンデンサくらい付けろと。

そういや最近はそうでもないのかな。タイガー「炊きたて」はその点に抜かりがなかったりする。設計者は、使用者がコンセントをしょっちゅう抜くことをよく分かっておられたようで。たぶん電解コンデンサのみかとは思うが。

昨日も話に出した FAX 親子電話もなぁ、瞬停すると時計がおかしくなるんだわ。けど蓄電機能はあるらしい。けど容量が小さいらしい。てことで、仕事から帰ると時計が狂ってたりする。

そのたびに説明書を読みながら再設定するんだけど、時計と関係ない名前のボタンを間違えずに順に押していくのってどんな視聴者参加型バラエティ番組だよ。見事クリアできても賞品くれないくせに。あの頃の日本の家電は韓国製だの中国製だのに安さでやられる前で、Apple も Mac だけで、家電的なものは iPod さえ出してなかったよな。だからこんな使いにくい代物を製品にしてしまっても、何の問題なかったんだろうなぁ。

「今度の新型はあれもできますこれもできます便利です」は間違いじゃないけど、どの機能にたどり着くにもめんどくさい経路をたどらないといかんとか、事前設定がこんなにも複雑で分かりにくいってのが、我らが日本の家電共通のバカなどころですなぁ。機能がディレクトリ式に格納されてるもんだから、別の機能に移るにはトーナメント表みたいなのを上がって分岐点まで行って、そこからまた1個ずつ下がってくとかさ。多機能になればなるほどやってらんないっての。

ケータイもそうだし。日本のケータイが世界に普及しなかったのは、「とても面倒で使ってらんない→付いてくる機能を使い切れないのは損した気がする→ムカつく」だったと思うんだ。それを変な方に曲解して「日本製は高性能すぎて使いこなせないから」と外国の人たちを無能扱いして、負け惜しみを言って強制納得してるような気がする。

「ガラパゴス化」という言葉自体はニュートラルだと思う。都合いいときにも悪いときにも使える言葉だと思う。てことで、この言葉を攻めるときに使うのはいいけど、逃げ口上や言い訳に使ったら終わりだと思うよ。

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2012.8.31 金曜
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星の微粒子は Hoshi

Hoshi

日本がまた宇宙微粒子ゲットですなー。日本経済新聞様より引用。

宇宙で回収の微粒子は新種の地球外物質 JAXAなど発表

2012/8/31 1:44

宇宙航空研究開発機構(JAXA)と茨城大は30日、国際宇宙ステーションの外側に設置した実験装置から2005年に回収された微粒子が、新種の地球外物質だと確認したと発表した。

太陽系の小惑星など小さな天体が起源とみられ、太陽系が生まれて間もないころの特徴が残っていると考えられるという。JAXAは「太陽系誕生の謎に迫る発見」としている。分析した茨城大の野口高明教授は、この微粒子を捕らえた装置を設置していたロシアの居住棟「ズベズダ(ロシア語で星の意味)」にちなみ、この物質を「Hoshi」と名付けた。

JAXAは、宇宙空間で微粒子を捕獲するため01年、高度約400キロにあるステーションに板状の実験装置を設置。半透明の軟らかいゼリーのような物質が装置の両面にはめ込まれ、微粒子を壊さないで捕まえることができる。

02〜05年に3回にわたって回収した試料の中で、直径約30マイクロメートルの微粒子の鉱物組成がこれまでに見られないものと判明した。この粒子に含まれる硫化鉄に、高熱にさらされた後、急激に冷やされた特徴があるという。

同様の実験装置は09年、日本実験棟「きぼう」の外側にも取り付けられ、10年に試料を回収。茨城大が分析を進めている。(共同)

詳報はマイナビニュース様にあるよ。

2年前の微粒子は、小惑星探査機「はやぶさ」が小惑星イトカワから持ち帰ったもの。今回のは国際宇宙ステーション(ISS)に仕掛けといた「網」的なものに引っかかったやつ。たぶん、放っとけば地球の大気圏に突入して、一瞬光って蒸発する運命だったもの。「網」は「エアロジェル」という物質だそうで、たぶんゼリーみたいなものかな。お、こういうものらしい

NASA の探査機「スターダスト」がこのエアロジェルを使って、ヴィルト第2彗星の尾に含まれる塵を集めて地球に持ってきたのは2006年。打ち上げは1999年。それと同じ道具を使って、JAXA は地球周回低軌道で塵を取ることを始めた、と。今回の収集装置は2001年、作りかけの ISS に設置されてたものだそうで、2010年からは日本実験棟「きぼう」に取り付けられてるんだそうな。いや今日までまったく知らんかったわ。

探査機スターダストは塵の密度が高いところを通ったんで、短時間の本番で効率よく微粒子を集められた。JAXA のは基本的になんもない宇宙空間ってことで、よっぽど長い時間、網を広げとかなきゃなんないわけで。そして地上に回収ってわけで、ISS はうってつけですなぁ。地球近傍は地球の重力があるから、ほんとになんもない惑星間空間よりは宇宙塵の密度が高そうだし。

ていうかその軌道だと、人間の宇宙活動由来のデブリはもっと多いはず。たぶんエアロジェルに突き刺さった微粒子全部をしらみつぶしに調べて、人工のデブリを排除して排除して、ようやく本物の宇宙由来の微粒子を見つけたんじゃないだろうか。そこらがまた、計画全体がスターダストより簡単なぶん、苦労が尽きなかったんじゃないかな。

「地球のこんなすぐ近くで微粒子を拾えるなら、わざわざほかの天体に飛ばなくたって」という気もするけど、それはそれ、これはこれなんですな。

今回発見された微粒子 "Hoshi" は、どの星から来たのか分からんので。はやぶさ の微粒子は小惑星イトカワから、スターダストの微粒子はヴィルト第2彗星から、と出自が明らかで、それぞれ試料採取のときにその星を詳しく現地探査してる。つまり血統書をもとに、Hoshi より詳細に分析できるわけですな。

「じゃあ Hoshi が野良微粒子なんなら、血統書付きの微粒子ならもうあることだし意味がないのでは」て感じもあるけど、そうでもない。なんでってサンプルの数が全然足りてないから。

小天体由来の微粒子の価値は、それが太陽系が生まれたときの情報を閉じ込めてるところにあるそうな。成分や熱変成の跡を調べると、それを生んだ母天体どんなものだったか、その母天体にいつ頃どんなことが起きたかを推測できるってわけ(そこらへん はやぶさ 絡みで学んだっけな……)。

イトカワやヴィルト第2彗星についての情報が分かったとしても、それは膨大にある小惑星や彗星の1個ずつの情報でしかない。あるとないとでは大違いではあるけど、それでもやっぱし太陽系の歴史の全体像を把握するには足りない。てことで、血統書のない野良でもいいからともかくサンプルがいくらでも欲しいって状態なわけで。

「じゃあ地表にまで落ちてきた隕石を拾えばいいんじゃん。もういっぱいあるだろ」

「むしろ地球そのものの岩やアポロが持ってきた月の石でいいのでは?」

というわけにもいかない。また はやぶさ で学んだことの受け売りだけど、地表で拾った隕石も地球や月みたいな巨大な天体の岩石も、成分が強烈な熱変成を経験してしまってて、太古の太陽系の情報がそれで上書きされてしまってるから。地表の隕石は大気圏突入で、地球や月の岩石はその質量とサイズが作る熱で、それぞれそうなってしまってるそうで。てことで野良の隕石なら、大気圏に突っ込む前の宇宙空間で拾って、密封・非加熱で地上に持ち帰ればイケる、となるわけで。

現物でしか得られないそんな情報を集めていくと、だんだんと推測の精度が上がっていく、と。ときにはそれまでの推測モデルに大幅修正を求める発見も出るかもしんないし。データと理論から太陽系の歴史をひもとくのってまだまだ現物から取ったデータが足りないから、あるいは望遠鏡での観測精度も現物との照らし合わせが足りてないから、現状の推測モデルは「こうだからこのはず→それならこうだからこのはず→それならこうだからこのはず→……」っつう仮定を直列でつないだ脆い構造になってると思う。分かんないからかなり強引につないでるところもあるかも。確定事項が増えれば増えるほど修正されたり強化されていくから、やっぱしサンプルはあればあるほどいいわけで。

しかも焼ける前のナマの隕石をいくらでもしつこく調べられるってことで、今まで膨大な量が収集された、焼けた隕石から新事実が引き出されたりするかも。イトカワ微粒子が標準サンプルとしてその期待を背負ってることはおいら はやぶさ 本で読んだけど、もうひとつ別の微粒子が加わると、複数の視点からもっといろいろな発見があるだろうと。焼き隕石はサンプル数が多いから、統計的な調査もできるはずだし。

イトカワについては、微粒子の研究から「母天体の直径は 20km ほどで、その母天体は約45億年前にできあがった。そしていつの頃かほかの天体と衝突して破壊され、その破片のいくつかが寄り集まってイトカワになった」ということが判明した。そういう天体がかつて実在したと。

Hoshi はこれからどんな歴史を語ってくれるかな。もしかしたらイトカワの母天体と同じ星の出身かもね。別々なら、今度はそれぞれの星に名前をつけて区別しないとな。どんな名前が振られるのかいな。

かつてあったけどもう存在しない星々なんて、過去のその存在が遺物から判明するなんて、なんかこう気持ちをかき立てるものがありますなぁ。

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