子どもたちの紙ヒコーキが子ども向けの説明書(各紙ヒコーキに付属のもの)に従ってもうまく飛ばないときは、この指導書をもとに調整の指導をしてみてください。ちょっと突っ込んだ事を説明します。
ここに出て来るいじり方は、「少し」とか「微妙に」とか書かれていますが、そこは色々試しながらやってみて下さい。基準としては、調整前と調整後でヒコーキの形がはっきり違ってしまったらやりすぎ、ということくらいです。
つまり子ども向け説明書の、
「(4) まっすぐ投げても、急降下して地面にぶつかる」
の対策をしてもうまくいかないとき、
主翼の後ろを少しはね上げる。
主翼の揚力(ヒコーキを上に引っ張り上げる力)が不足していると思われます。主翼を横から見て、下反りになっていないかどうかチェックして下さい。
まず主翼を平らにして試してみて、それでも改善されなければ、ほんの少し上反りにして下さい。
これでヒコーキらしく飛ぶはずです。
ヒコーキのどこかが大きくねじれています。そのねじれを直して下さい。それを直してもきりもみが収まらないときは、きりもみする方向の反対方向に、主翼を少しねじり直してください。
ヒコーキを上から見て、垂直尾翼を少し曲げます。
このままでもけっこうカッコイイのですが、気になるのであれば。
「2-1 曲がって飛んで行く」の症状が軽い例です。「2-1」に従って、垂直尾翼を微妙に調整して下さい。
ヒコーキのねじれ・ゆがみがないのを確認し直して下さい。それでも改善しないときは、まず、上反角(ヒコーキを前から見て、主翼や前翼に付けている上向きの角度)を少し増やしてみて下さい。。
それでもだめなら、主翼を少しねじります。
右に傾く→ヒコーキを左から見て、左主翼の端が少し下向きになるようにねじる。
左に傾く→ヒコーキを右から見て、右主翼の端が少し下向きになるようにねじる。
「翼端失速」です。「2-3 傾いて飛ぶ」のように主翼の端を少しねじり下げますが、この場合どちらにスピンする場合でも、左右とも同じ量だけ下向きにねじって下さい。
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