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8. 起動スクリプト

記述できる3番目のスクリプトは起動スクリプトで、ArtOfIllusion/Scripts/Startup フォルダに保存する必要があります。このスクリプトは、Art of Illusion の起動ごとに自動で実行されます。

特定のシーンで長期間の作業をしている場合、Art of Illusion の起動ごとにそのシーンが自動で開くようになれば便利です。以下の行を含む OpenMyScene.bsh という名前のファイルを、Startup ディレクトリ内に作成しましょう。


scene = new Scene(new File("/Users/peter/aoi/MyScene.aoi"), true);
ArtOfIllusion.newWindow(scene);

起動スクリプトの重要な使い方は、Beanshell で「プラグイン」を書くことです。このスクリプトは単に、適切なインターフェイスを実装するオブジェクトを1つ作成して、PluginRegistry でオブジェクトを登録します。


PluginRegistry.registerPlugin(new Plugin() {
  processMessage(message, args)
  {
    if (message == Plugin.SCENE_WINDOW_CREATED)
      {
        args[0].setScoreVisible(true);
        args[0].setSplitView(false);
      }
  }
});

新規のシーンウインドウが作成されるごとに、このプラグインはその Score を表示して、視点ウインドウを1画面表示にします。この例では Art of Illusion の振る舞いをカスタマイズする場合の、スクリプト記述のしかたを示しています。

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