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5. 色彩関数モジュール

「色彩関数」カテゴリ内のモジュールには、1つかそれ以上の色入力ポートと1つの色出力ポートがあります。出力値は入力値に関数を適用して計算します。

グラデーション

ユーザが定義した、色への数値マッピング入力値を表します。このモジュールをダブルクリックするとウインドウが開き、マッピングを編集できます。出力色 C(x) を x(0〜1)の入力値で指定して定義します。範囲 [0, 1] の外での出力の振る舞いは、「周期的関数」チェックポックスで決めます。ここを ON にすると関数は繰り返し、x=0.2, 1.2, 1000.2, -0.8 などで同じ出力値となります。このオプションを OFF にすると、関数は、x<0 のとき関数は C(x) = C(0) の定数に、x>1 のときは C(x) = C(1) の定数になります。

ブレンド

数値入力ポートは Fraction(比率) が1つ、色入力ポートは Color 1Color 2 の2つです。比率の入力は2つの色の補間に使います。比率<0 のとき出力は Color 1 と等しく、比率>1 のとき出力は Color 2 と等しくなります。比率が0と1の間なら、出力は Color 1 と Color 2 の重み平均化されたものとなります。

加算

2つの色入力の対応する要素を足し算して出力にします。

減算

1番目の入力色の対応する要素から2番目の入力色の対応する要素を引き算して出力にします。

乗算

2つの色入力の対応する要素をかけ算して出力にします。

明るく

2つの色入力のうち、明るい方を出力します(技術的に言うと、どちらの色が明るいかを、CIE XYZ カラーシステムの輝度要素をもとに決定します)。

暗く

2つの色入力のうち、暗い方を出力します(CIE XYZ カラーシステムの輝度要素をもとに決定します)。

倍率

入力ポートは色1つと数値1つの、2つあります。入力色を入力値でかけ算して出力します。

RGB

3つの数値入力ポートがあり、出力色の赤(R)・緑(G)・青(B)要素を指定できます。

HSV

3つの数値入力ポートがあり、出力色の色相(Hue)・彩度(Saturation)・明度(Value)要素を指定できます。

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